きょうも、暑かった。上着をぬいでシャツ姿で作業した。マリーゴールドとコスモスは種が大きいのでセルトレイに入れやすい。ジニアは細かいので難しい。が、種を白い紙に乗せて一粒づつ、いれてもらった。若い人は目もよい。
俳句の世界で種まきといえば、もみを苗代にまくことである。花の種まきとは、ちと違う。だが、季節感はさほど変わらないだろう。
籾蒔けり静に足を抜き換ふる 年尾
大いなる手をひらいては種をまく 多佳子
種蒔けば天をかぎりの夕焼けぞ 林火
これらの句は、春から夏へ自然の大きな移り変わりを背景に労働のよろこびをいきいきと伝えてくれる。それに比べると花の種まきの方は、素粒子かクオークの世界のような不思議さを秘めている。「こんな小っちゃな種が花を咲かせるんですね」。種まき初参加の人の驚きの声に「そうなんですよ」と応えたが、種まきというのはホント神秘的や。
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