リタイアして十何年も経つとほとんど会社との縁はなくなってしまいます。
会社の株も辞めたときに手放してしまったので、その業績にも関心がありません。
ももと愛社精神には欠けていて・・・・あとは気の合った人間との個人的なつながりだけ。
一昨日、3年ほど前、電車の中でばったり出くわした会社の後輩から電話。
そういえば、この3月で退職して郷里に帰っている、というハガキを貰っていたっけ。
その彼が、いま、東京へ出て来ていて、時間があれば相談にのってほしいことがある・・・・。
明日の午後には帰るので、できれば昼飯を食べながらでもお話できませんか?
午後は団体の研修会に出かける予定でしたが、わたしがいなくても別に支障はなさそう。
そっちを欠席して、プライベートを優先させてもらうことにしました。
ここ数日間、ヤクが切れたまま。合法ハーブ漢方ヤクを巣鴨で入手後、待ち合わせ場所へ。
彼が暮らしているのは、人口30万ほどの地方都市。
地方都市のご多聞に洩れず商店街はシャッター通り化、大都市への人口流出も多い。
親父さんがやっていた商店街の薬局も、5年ほど前に亡くなってからは閉じたまま。
そこをそのまま放っておくのももったいないので、何かできないだろうか?
パソコン教室でも始めようかと思っているのだけれど、どんなものだろうか?
パソコンもピークは過ぎたし、それだけやっても先の展望はあんまりひらけないし・・・・。
店の大きさは? 資金はどのくらいある? 行政のツテは? 手伝えそうな仲間は?
薬九層倍・・・・親父さんの遺した資産があり、店のスペースも120平米ほどあるという。
それだけの広さがあったら、パソコンも含めて全体をカルチャースペースにしたら?
そこにカフェ、ギャラリー、イベントスペース・・・・。
全体を文化的な香りのするコミュニティスペースにするというのがいいかも。
それともさ、いきなりFabLab目指すのはどう?
FabLabというのはね・・・・と知ったばかりの知識を披露したら、彼も興味を持ったよう。
わたしが行って始めたいくらい。それともこっちでやるからスポンサーになってくれる?
それは冗談だけれど、あなたならきっとやれると思うよ。
夢のある話に、食事とお茶しながらの3時間があっという間に過ぎた午後でした。