だいぶ昔のことですがバーチャル爺という言葉を本で見つけました。
バーチャル空間のネットで検索する爺さん。
そういう意味ではありません。
現実に生きる身ながら、どこか俗事を越えた視点から世の中のことを眺められる。
そういう人がバーチャル爺さんで、昔では兼好や貫之、明治の頃だと子規や漱石ら。
早く爺になりたい・・・そう願うのが日本の知的伝統の一つだった。
ところが近頃はそういう伝統がなくなったという話。
伝統回帰といえば保守政治家のお家芸のはずです。
が、知性のカケラも無い人ばかりが目立って、たとえば何とか法相、何とか復興省・・・。
人間の寿命が50年から80年に伸びました。
教育の平均レベルも高くなったハズです。
ならば、賢い政治家が増えてもよさそうなのに、知的レベルが低そうな人ばかり・・・。
ちなみに今の閣僚のバーチャル爺度を計算してみました。
個々の値を書くと支障が出そうなので、平均値だけ書くと89。
なお、国民のバーチャル爺度の平均値は100です。