男は理屈で、女は感情で、ものごとを考える。
そんなふうに言われますが、わたしの経験ではそうでもなさそう。
とくに、男が理屈でものを考えているかどうかは、たいへんアヤシイ。
たしかに、理屈でものを考えている、と思っている男性は多い。
でも、それは自分でそう思っているだけのこと。
大半の人が情緒的、感情的にしかものごとを捉えていません。
でも、これはある意味をで仕方がないことです。
日本には、論理的にものごとを捉えるという教育も歴史もなかったからです。
だから、今になって論理的思考だの、プログラミング的思考だの、と騒いでいます。
が、ほんとうに論理的に考えることなどできるでしょうか?
わたしはできない、と思っています。
考えたことを論理的に検証することは出来ても、考えること自体は論理ではできません。
それは論理ではなく直観です。
すなわち、考えることは「気づき」であり、無意識の働きから生まれてくるものです。
その直観力が論理的と称する教育によって向上するものかどうか、はわかりません。