端午の節句に合わせて商家に伝わる家宝を紹介する「武者人形めぐり」が、滋賀県東近江市五個荘地区一帯で開かれている。武将の本陣を表現するなど豪華な人形飾りにが展示されている。
豊臣秀吉の本陣を表現した武者人形(外村繁邸)
近江商人屋敷4カ所と金堂まちなみ保存交流館、八年庵に江戸時代以降の作品約60組が並ぶ。
このうち外村繁邸(東近江市五個荘金堂町)では、江戸後期の1853年につくられた「秀吉公の陣中飾り」を展示。豊臣秀吉や家来、鷹匠の甲冑や表情の精巧なつくりに加え、馬の毛は細い生糸を植え付けて表すなど緻密さも目を引く。
中江準五郞邸も出世の象徴である秀吉の人形を公開している。
5月12日まで。有料。問い合わせは東近江市観光協会 0748-29-3920
<京都新聞より>