(た)のShorinjiKempo備忘録

※注:本ブログは(た)個人の見解に基づいており、如何なる他の個人・団体の見解を解説・代弁するものはありません。

流水蹴(前)

2024年11月22日 | 剛法
備忘録、という事で今まで少林寺拳法(以下SKと略す)について考えてきた事を、自分がボケる前に記しておこうと思うのですが、ブログの説明に書いてある通り、

※注:本ブログは(た)個人の見解に基づいており、如何なる他の個人・団体の見解を解説・代弁するものはありません。

SKの技について考察はするのですが、もし本部の公式見解と矛盾していたら、私の方が間違っていると考えて頂いて差し支えありません。個人の備忘録ですから。。

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流水蹴は前後2形あり、流水蹴(前)はよく「前流水蹴」とも呼ばれます。旧科目表では5級科目で最初に習う技でした。
守者:一字構えより、後ろ足体重に逃れ、流水受けの体勢で順蹴で蹴り返すのが「後ろ流水蹴」です。なので当然前流水蹴では、「前足体重に逃れ、流水受けの体勢で逆蹴で蹴り返す」訳です。しかし最初の足の位置のままで前体重になると、突き反撃の間合いになってしまい、無理に逆蹴りを出そうとすると体が「くの字」に折れ曲がった体勢からの弱い蹴りしか出せなくなってしまいます。それは流水蹴とは呼べません。

流水蹴の特徴は、上段は「流水」の形に躱しつつ、下半身からは強烈な蹴込みを入れる事なので、前流水の時でも攻者に対し蹴込みを入れられる体勢になっている事が重要です。

なので転身蹴とは異なり、流水の体勢を作る為に前足を横に捌くのですが、イメージとしては、例えば守者が左一字構えより行なう場合、左足を横に捌いた際に「一字構えから後ろ流水受けを行なった体勢」を作るのです。その時上段を突いてくる攻者からすると、守者はかなり右に回った様に見える筈です。極端に言えば、運歩としては逆転身の一種と言ってもいいかも知れません。左右をスイッチして蹴るイメージなのです。

転身蹴の項でも言った通り、流水蹴(前)と転身蹴はハッキリ区別しなければなりません。上述の前流水受けがしっかり出来ていれば転身蹴と間違われる事は無いのですが、そうは言っても後ろ流水以上に中々大変な体捌きだと思います。

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