limited express NANKI-1号の独り言

折々の話題や国内外の出来事・自身の過去について、語り綴ります。
たまに、写真も掲載中。本日、天気晴朗ナレドモ波高シ

殺人カーの実態

2019年06月04日 16時41分24秒 | 日記
白昼夢であればどれだけ幸せだったのか!

東京池袋で「20系プリウス」が時速100キロで、人を跳ねてから交差点に突入した人身事故からどの位の時間が過ぎただろう?運転していた「元省庁の幹部」は実刑に処されるのか?地検の真意を聞きたいものだ。

「20系プリウス」そのものに異常は無く、運転者がアクセルとブレーキを踏み間違えた公算が高い様だが、事故を起こした高齢者が「プリウスの取説」を読んでいたか?確かめて置きたい気分になる。

いわゆる「ハイブリッド車」は、高度なコンピューターコントロールで成り立っている「電子制御満載のパソコン」と大差ない。言わば“走るバソコン”であり、詳細は「取扱説明書」を熟読しない限り、他人に語る事は不可能に近い。だが、実際に「取説」を読んでいる人は皆無に等しく、基本的な操作を営業マンから聞いて乗っているのが現状だ!

私は数年前まで国の車検場で働いていた事があるが、ユーザー本人が車検に訪れた際は、とにかく神経をすり減らしたものだ。まず、ボンネットを開けられない。これはまだ序の口に過ぎないから、恐ろしい。次に車体番号の打刻位置とエンジンの形式打刻位置を知らないのだ!これは相当な迷惑で、後続の業者から苦情が出るケースだ。これでもまだ序二段だろう。

次は排ガス検査に必要な「整備モード」に切り替えができない!これは致命的である。「ハイブリッドだから排ガス検査は不要だろう?」と平然と言うのだ!エンジンを積んでいる以上、如何なる形式でも排ガス検査は不可避だ。大抵はここで「整備モードに入れて来い!」と言われて列外へ出される。ディラーへ持ち込むか?親切な業者に入れてもらうかして、再び列に並ぶが、時間のロスは大きい。我々も一応は「整備モード」への切り替え方法は知ってはいるが、身体障害者などの“特定の理由”が無い限りは手は出さない。自分で持ち込んだのだから、責任は当人が取らねばならないからだ。

さて、排ガス検査に至ったとしても、まだまだトラップはある。COもしくはHCの濃度が基準値を超えて×を喰らうのだ。これは、オイル交換などの整備を怠った報いで、珍しい事ではない。高齢者になればなるほどに、日常の整備を手抜きする傾向が高いのだ!左後輪がパンクしているのに気づかずに持ち込んで、大目玉を喰らったなんてのはまだいい方だ。スリップサインが出ているタイヤで受験しようとして、不適合の判定を受けると「俺は1度も交換していない。何が悪い?」と妙な理屈で粘る。その他全ての検査に合格しても、タイヤを交換しなくては「総合判定は不合格」になり、新しい車検証は出ない。しかもこう言う時に限って「お盆休み」だったりする。「後日見せに来るから、何とか車検証を出せ!」とゴネるが判定は覆らない。全ては持ち込んだ本人が悪いのだ。

では、テスターへ侵入して検査を開始しよう。とするが、ここでも高齢者は妙な行動に出る。停止位置に来ると必ず「P」に入れるのだ。ガイド音声と我々は「N(ニュートラル)」にしろと言っているのにそれが出来ないのだ。今の車はシフトを「N(ニュートラル)」の位置にするのは稀だろう。ハイブリッドならワンプッシュで「P」にする事も可能だ。その方が安全だし、操作が楽だからだ。しかし、ブレーキの制動力を測定するには「N(ニュートラル)」にしなくては無理だ。それに「トラクションコントロールと前方カメラ」も厄介だ。電子デバイスが反応すれば車は言う事を聞かなくなる。解除方法は「取説」に書いてあるのだが、読んでくる高齢者はまずいない。「前方カメラ」はやむを得ないとしても、電子デバイスの解除方法を知らないと、検査は滞り後続に大迷惑が降りかかる。「検査続行不能」として中止を申し出るハメに何度陥っただろう?

それでもどうにかして「下回り」まで漕ぎつけても、トラップは待っている。「排気漏れ」「ブーツの破れ」「オイル漏れ」「燃料漏れ」「部品の欠落」高齢者の車は大抵どれかで引っかかる宿命にある。事前に検査はしてある様に見えるが、「整備記録簿は自分で書いたデタラメ」が殆どだ。「ATもしくはCVTなのに“クラッチペダルの踏みしろ”にチェックが入っていれば、立派な“虚偽記載”である」自動車整備士でなくては作成できない整備記録簿を“捏造”するは高齢者の常とう手段だ。これだけでも「検査拒否」の理由にはなるが、法令で「前検査」が認められている関係上、断る事は滅多にない。むしろ、「これではダメですよ!」と引導を渡すべく検査は実施するのだ。

とにかく、高齢者の車の管理はデタラメだらけで、大変な迷惑だったがそうした車両は今も街を平然と走っているのだから、恐怖以外の何物でもない。そして、踏み間違えて暴走し、何の罪もない人々を犠牲にする。そして、当の本人は「認知症」「覚えていない」で押し通して罪状を逃れて平気で生きているのだ!こんな理不尽がまかり通る国が他にあるのか?我が国の高齢者運転対策は穴だらけである。高齢者であろうとも、罰条はキチント受けて償いをしなくてはならない!

高齢者マークの付いたハイブリッド車を見たら、直ぐに逃げる事をお勧めする。かなりの確率で暴走するからだ。それにしても、高齢者にハイブリッド車を売っている販社にも言いたい。“殺人マシーン”を売るな!!売らなければ事故は減るのだから。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿