おうちを出てすぐに、あ、いい匂い^^。はるちゃんの匂いだ!。
お隣りのお庭に赤いの、白いの、ピンクの、と、梅のお花が枝いっぱいにぎっしり咲いていて、においはそこからほよほよ届いてくるのにゃ。
ばーちゃんには見えないんだっていうんだけど、はるちゃん、薄~いひらひらのかわいいドレスを着て、お花のてっぺんに座ってニッコニコ。
はるちゃんってすんごく可愛いんだよ。
ばーちゃんにそういったら、
「去年、にゃんにも可愛いドレスいっぱい作ってあげたのに、『恥ずかしい』『似合わない』『気に食わない』って怒っちゃったじゃない^^」
「うっ。あれはないにゃ><。あれはにゃん着られないにゃ><。」
「まあ、ばーちゃんもおふざけで作ったものだから、無理に着なさいとは言わないけれど、でも、にゃん女の子だから、着ても恥ずかしいことないんじゃない?」
「でも・・・。遠慮しとくにゃ;><;」
そんなおしゃべりしながらお店につくと、しばらく来なかったら、違うお店のように中が変っちゃってて、売り場探しにうろうろ。
目薬買って、おやつをちまちま買って靴下選んで、ついでに五線譜ノートも買って^^。
一番近くの出口からお外に出たら、ちょっと近道かも^^。
「ばーちゃん、きょうもにゃんこは見にいかないの?」
「そうねぇ。最近にゃんみたいにきりっとしてお利口そうな子いないのよね。
毛が長くってふかふかな子は、うちみたいにお荷物が多くって、ほこりがたまった隙間のあるおうちでは飼えないし、ばーちゃん、お耳がつぶれたのや、あんよの短いにゃんこはあんまり好きじゃないの。
今は黄色ちゃんが通ってくるくらいで、あとはにゃんがいるから十分^^」
へへ。ばーちゃんにそう言われちゃったら、背後霊がんばるっきゃないにゃ^^。
(本当はいまだにどうすれば背後霊になれるかわかってないんだけどにゃ^^)
帰り道で、春の小さなお花をいっぱい見つけたにゃ。
どんなお花にも、はるちゃんがそばにいてにこにこしてるのに、ばーちゃんには見えなくって、お写真にも写らないのね。