にゃん、シロちゃんだ~~い好き💛
いっつも黙ってにゃんのこと見守ってくれてるし、黄色みたいにしつこく言い寄ってこないもん。
今日は雲が厚くって肌寒い。
はるちゃんはまたどこかに行っちゃったし、いつ雨が降るかもわかんないから、おうちでじっとしてるしかないから、シロちゃんのお隣でおとなしくおしゃべりすることにしたのにゃ。
ほんとはにゃん、今までシロちゃんとお話したことなかったのにゃ。
『シロちゃんっていつからおうちにいるの?』
『もう30年も前』
『え?にゃんよりずっとおにい・・・おねえ・・・さん?』
『ふふふ^^。おねえさん・・・かな?』
『そなの?ずっとお人形さんの《くりちゃん》に抱っこされてたでしょ?気になってはいたんだけど、じいちゃんのお部屋の茶箪笥の上にいたから、登ると怒られちゃうのでおそばに行けなかったんだ^^』
『そなんだ。でもわたし、《くりちゃん》じゃないよ。
このおうちを建て直すときに、わたしはまだ居なかったんだけど、くりちゃんはほかのおもちゃと一緒に片づけられちゃったみたい』
『にゃんもクリちゃん知らない。おねえさん・・・がくりちゃんだって、ばーちゃんが言ってたからそだと思ってたにゃ><
お姉さんお名前なんて言うの?』
『・・・わたしには名前がないの。
ばーちゃんが参加していたグループでフリマをしたときに、売れ残っちゃったわたしを買ってくれて、おうちに来たらじいちゃんが気に入ってくれて、あなたを抱っこさせてくれて、自分のお部屋に飾ってくれたの。
でも、おなまえはもらえなかった^^』
そか。にゃん、知らないこといっぱいなんだにゃ・・・(´・ω・`)