ついたお宿は間口の狭ーい民宿。
車の置き場もないような道路に面した入り口は、少しへこんだところにドアがある、何とも奇妙な外国風?の造りのお店・・・(でいいのかな?。)
車の置き場を教えてもらうため、ドアを押して中に入ると、20畳くらいの小広いお部屋にグランドピアノがデ~~ン。
民宿の売りなのか。
おばちゃん大喜びで「あとで弾かせてもらお^^」。
お車は通りを隔てた斜めお向かいに置けることになって、ひとまず当座のお着換えやらを下ろして、夕飯前に近くの温泉に行くことにしたにゃ^^。
10分もかからない所の温泉は、地下1000mくらいの深さからくみ上げた、塩辛い温泉で、茶色いスープみたいな、変わった匂いの初めての感じのお湯だったにゃ。
あと1週間もすれば夏休みが始まる、そして今度の土曜日からは3連休という、びみょ~な時のちょっと地味な観光地なので、お宿はにゃんたちだけ、温泉もお客はすごく少な目^^。
「ねえ、ほかのお客がいない時にはお風呂でドッボ~~ンしてもいいでしょ?」
ばーちゃんの了解をもらって、にゃんお得意のお空に昇っておふろの湯に飛び込む《ドッボ~~ンタイム》にゃ^^。
うちの家族にしか見えないにゃんのお遊び。
おばちゃんにも、言わなければ知られない秘密のお遊び^^。
アタマからおシッポ迄ざんぶりびしょぬれでも、ピュッてお空に昇れば一瞬で、全然ぬれてないんだにゃ^^。
旅の汗を流すと、楽しいお夕飯が待っている。
10分足らずでお宿に帰ると、まだテーブルの上はナイフとフォークだけ。
おばちゃんが、ピアノを弾く許可をもらって、さっそく弾き始めたけれど・・・。
なんかぎこちなく何度も弾き直し。
変だなって思ってたら、
(まさかピアノが弾けるなんて思っていなかったから、楽譜持ってこなかった・・・)
そか。
ばーちゃんみたいな、楽譜が読めないから耳と指で覚えた暗譜で・・・なんてのと違って、ちょーむつかしい長~~い曲を、思い出しながら弾くのはそりゃ大変だよにゃ^^。
それでも何度かやり直しているうちに慣れてきたのかスムーズに弾けるようになってきて、ちゃんと曲らしくなってきたにゃ^^。
そうこうしているうちに、テーブルの上にはごちそうがド~~ンと並んで、いよいよ楽しいお夕飯にゃ。
おばちゃん、もっとピアノが弾きたいからって、ビール飲まないっていうので、ばーちゃん一人で一本独り占め^^。
もともと小デブでもあんまり食べないばーちゃん、お皿に大盛りの地野菜の天ぷらに大弱り><。
一皿を3人で食べるんだと思ってたのに、それがひとりぶん><。
お魚フライやてんぷらがあれば、にゃんが大喜びなんだけど、ひたすらおやさいの揚げ物づくし><。
隣のお皿にはヒラメかカレイの煮つけいっぴきずつ。
そして具沢山の味噌汁に、こんもり山盛りの野菜サラダ。
ご飯は混ぜご飯❓かと思ったけど、どうやら玄米らしい。
なんともビールに合わないメニューで、ばーちゃんワインにすればよかったかな?って悔やんでる。
にゃん、楽しみにしていたお刺身ひとっきれもなくってショック><。
煮魚食べて、ごちそう様・・・(´・ω・`)
その頃になって、お漬物ならぬピクルスもりあわせ?。
お一人様3品づつ別盛の大判振る舞い><。勘弁してよ・・・。
ピクルスじゃごはんもすすまない・・・。
ばーちゃんほとんどご飯に手を付けず、お替りするつもり?のおかーさんに食べてもらっちゃってたにゃ><。
量は半端なく多いので、片付けるのにひどく時間がかかり、あんまり残さずにごちそうさまにして、もう一度ピアノ挑戦するつもりだったおばちゃんは、
「8時過ぎるとご近所迷惑だから・・・」とやんわりことわられ><。
まあ、運転疲れもあるし、明日もあることだからと、お部屋に引き上げ。
一度お外に出てから、横手の入り口から階段上った先にあるお二階が今日明日の寝場所^^。他の宿泊者がいない気安さが一番のメリットにゃ^^。
何にもしないで後ろに乗ってたばーちゃんが一番疲れていて、もう寝る気満々^^。
おかーさんとおばちゃんは、明日のために下見散歩に行ってくるって。
にゃん、ばーちゃんとお留守番?
疲れてないもん。おかーさんについてくにゃ^^。
ばーちゃん一人で先に寝ててもいいよ^^。
続く