世の中がコロナの影響で、いろんな経済が下火になっちゃって、お店屋さんなんかもやめちゃったところがいっぱい。
にゃんの住んでる街でも、お隣の駅にあったデパートはなくなっちゃったし、商店街もシャッターの閉まったままのお店が増えてたりで、なんかさみしい街になっちゃってるのにゃ。
おとーさんとおかーさんでやっている鎧・兜・屋さんも、開店休業状態。
せっかく作っても置く場所もあんまりないので、にゃんこにいたずらされないために、鍵のかかるピアノのお部屋が今物置き状態なのにゃ。
今までお願いしていた取り扱い先が、預かってあるものがまるで売れていないみたいにおかねも払ってくれなくって品物も返してくれない。
それって変だよね?。
ってことで、ばーちゃんが『鎧兜を見せびらかし』に、浅草に出かけることにしたのにゃ。それで売れるもんでもないんだけどさ^^。
地下鉄を下りたとたん、外国人観光客の多いことにまずびーっくり(*_*;!。
予想の範疇を超える、人!人!人。
ばーちゃんの鎧に興味を示した人には、
「どーぞお写真撮ってください。」
そう言って立ち止まってあげたり^^。
家を出るときには、土曜日で人込みだろうな、とは予測していたけれど、割と大きめのカートの中に兜をしまい、その上に鎧を着せていざ出発!。
気合だけで一人で大丈夫。なんて思っていたんだけど、乗換駅にちょうどいい場所にエレベーターはない、エスカレーターも遠い。階段を使うには重すぎる><。
四苦八苦が五苦九苦になっちゃったのにゃ><。
まあ、そんなわけで、まず初めに目の前の観光案内所に突撃。
そこで、外人さんがお泊りするホテルの近いところを紹介してもらい、あとは貸衣装屋さんや忍者屋敷その他鎧兜の必要そうなところを教わりに行ったのにゃ。
観光案内所に飾ることは、むつかしいということで、係の人が案内地図にお店の名前と電話番号を調べて書いてくれて、赤ボールペンで何か所かまるをしてくれたので、ばーちゃん大助かり。
その紙を畳んでなくさぬようにポケットにしまい、しっかりお礼を言っていざ目的のお宿に突撃にゃ。
向かったホテルは受付が3階に或る、静かで落ち着いた感じの、割と新し目のきれいなホテルだったにゃ。
時間的に、まだお客は到着してないのか、受付のおねーさんはすぐ奥の担当の人につないでくれて、さほど待たずに早速営業。
って言ったって、ばーちゃん、なんかの売込みになんて行ったことないから、名刺も持ってないし、どういえばいいのかわかんない。
で、思いついて顔写真付きの個人ナンバーカードを出して名前を名乗って訪ねてきた理由を説明したり、鎧を見せて、パンフレットを受け取ってもらって、一応の御用をすませることはできたのにゃ^^。
その後の『行軍』の難儀さと言ったら!、
にゃんはもうあきらめて、ずっとみんなの頭の上をふよふよ飛んでいたんだけど、ばーちゃんはカートを引いて人混みにもみくちゃにされながら、大汗かいてえっちらおっちら。
ちょっと傾けて引けば素直についてくるカートも、そうしたときにまとめて縛ってある下がりを引きずってしまいそう。
汚したり傷にしたらおかーさんに怒られる・・・。
それでも案内所で教わり、ホテルでも教えてもらった何軒かの貸衣装屋さんや写真館に突撃して鎧を見てもらい説明とパンフレットを渡すお仕事を約2時間><。
結構くたびれたのでさあ帰りましょ。
ところがそこで迷子になってることが判明。
薬屋さんのおねーさんに駅の場所を聞いたら、現在地が思わぬ遠くだったので、ばーちゃん途方に暮れて、思わず人力車に乗ろうかと思ったくらい。
でも、薬屋さんのおねーさんが曲り道までつれて行ってくれて、指さしてくれたところが浅草駅だって。
ちょっと来た時の駅と雰囲気が違うな・・・と思いながら、切符売り場で路線を見ると、乗りたい路線とは違う線だったのにゃ。
でも、よく見てみると、一度乗り換えると、お隣の駅まで行くバスが出ている駅がある。重い荷物をもって、来た道をひきかえすよりラクチンそう^^。
ばーちゃん急いで止まっている電車に乗ると、間もなく発車。
一度乗り換えでも、降りたホームに止まっている急行に乗り換えるだけ。階段はないし歩かずすんで大正解の帰り道(*^-^*)。
急行の止まった駅を降りたらバスはちゃんと待っててくれたにゃ。
席もちゃんと空いていて、ばーちゃんやっとほっとして、カートを抱えて座ったまま居眠りこっくり^^。
暫くして目が覚めたら、周りは夕焼けの最後の紫いろ。
暫くして最寄り駅に着いたときにはとっぷり日が暮れて、土曜の駅周りは、明るい光が溢れていてにぎやかこの上なし。><。
マスクの人も少なくなっていて、『コロナは収まってきているんだ』と実感できたばーちゃんでした。
(夢中でカート引いてたので、お写真撮るのまで気が回りませんでした まる)