車のドアを開けっぱなしにして、のんびりゆったり涼んでいると、汗をかいた身体はすっかり冷えて、今度はくしゅんくしゃん><。くしゃみの十連発。><。
ドアを閉めると丁度のぬくもり。
裏日本の5月って暑いんだか涼しいんだか・・・。
小半時もしてやっとみんなは帰ってきたけど、ここにはおトイレがありませ~~ん。
少し戻ったところ、といってもお車で10分弱のキャンプ場のトイレを使ってください。だって。
ひんやりしてきたばーちゃん。さっそくすぐにでも戻りたいの。なんだって。
急いで撤収のみんなが車に乗り込むと、おかーさんまた運転手。
最近九州で借りた車や、ばーちゃんにせがまれた遠出はおかーさんに連れてってもらうので、すっかり運転にも慣れたみたいで、急カーブの山道も何のその。
来るときえっさえっさ登った山道はどんどん下って急カーブが怖いほど。逆に下ってきたところはよいしょよいしょお車の山登り^^。
お車さん一生懸命頑張っておトイレに着いたけど、平日のキャンプ場は人気なし。
トイレもだーれもいないちょっと怖い感じ。
でも、最近のおトイレは、都会地でもひなびた観光地でも、どこもまっきれい^^。
すごくほっとするのにゃね。
皆でさっぱりしたころには、もう、午後の予定、海辺の時間を超えていて、お昼は食べ物屋さんでなく、コンビニでの買い物に決定^^。
下って下って街に戻り、コンビニでおにぎりやパンを買うと、次は富山県のお隣の県新潟へお引越し^^。
とはいっても、走って20分ほどでもう新潟県^^。
見たことのある、窓一杯の海辺のトンネルを走っていると、
「ここが去年泊って、今夜も泊る、崖の上のホテル。」
今回初めてのおばちゃんに説明する間にもお車はどんどん走って、
松林に囲まれた駐車場へ。
お昼抜き、おやつ。みたいなコンビニご飯を車の中で済ませ、さっそく石拾いへ。
「去年来たところ?。」
お車を降りると、なんだかすごく寒くって、風も強くなってきていたけど、みんなは全く意に介さず、石拾いの意気込み十二分^^。
「風がすごく強いから、敷物もパラソルもやめましょう。ばーちゃんも、あんまり遠くまで行かないでね。」
皆も荷物は持たず、空身で海岸へ向かうと、冬のような風がピュウピュウ><。
もう5月半ばなのに><;。
時どき小雨のような横殴りのしぶきも。海はまだあっちの方なのに?。
奇麗なハマナスの群落が、風で拭きちぎられそうに左右に吹きゆさぶられて、かわいそ
うなくらいにゃ><。
北の海ってこんななんだ~😞
大分海に近づいたころから、雨っぽいしぶきは砂に混じってバンバンお顔にもあたるようになり、足ノロなばーちゃん一人もう、撤収にかかったにゃ。
皆はどんどん海べりに行ったけど、ばーちゃん一人、ゴロゴロ石に脚を取られながら、トイレのある、小薮になっている駐車場の方に撤退。
そのお背中にも首筋にも、ビシバシ砂のつぶてが風で飛ばされてきて、逃げ出さざるをえなかったのにゃ。
ばーちゃんの着ていたウインドヤッケが風を通さないので、かなりの寒さ除けになるけれど、おせなに吹き込んだ風がぷっくりぱんぱんに逃げ場をなくし、パラシュートのようになって、子豚太りのばーちゃんでもお空に持ち上げられそうになったのにゃ><。
そうなると、しゃがみこんで風の収まるのを待つのみ。
ヤッケは前でしっかり縛って風の入るスキをなくし、ひたすらかがんでゴロゴロの石に身を伏せて・・・。
にゃんもばーちゃんの懐に潜り込むまで、砂嵐の中飛ぼうとしては、何度もおッこっちゃったんだよ><。
やっとたどり着いた小薮の中は、ほっとする空間。
だーれもいない駐車場のおトイレの、障害者用おトイレで一休みしようと思ったら、ドアに、
『障碍者以外の方のご利用はご遠慮ください』
ばーちゃん今日に限って赤い障碍者マークのついた杖を持って来てないのにゃ><。
そうなると見栄っ張りばーちゃん、こう書かれているところにはやっぱり入りにくいので、小薮の出口の石段で、少しの風に吹かれながら腰かけてみんなの帰りを待ったのにゃ><。
程なく、雨も少し増えて来て、砂嵐もひどくなってきたのでみんなの姿が海辺の砂山の陰から現れて、やっとばーちゃんほっとしてたにゃ^^。
夕方にはまだ時間があるのに、どんどんお空が暗くなり、ほんとに一雨来そうな感じでお車に戻ると、待ってましたとばかりの大粒の雨。
一足違いでセーフ。
良かったにゃ^^。
崖の上のお宿に着いたときには雨は小やみになり、お荷物の運び出しに問題なし。
やれやれなふつかめ^^。
でも、夕方、お風呂に入ったころにはお空は晴れて来て、お風呂のお窓からとってもきれいな虹が見えたのにゃ。
続く