還暦コンブのひとりごと

anything goes なんでもあり。好きに生きよう!

ブログだから書けること 2

2014-04-12 00:10:23 | 日々思うこと
私は医療と介護に非常に近いところで仕事をしているので

時々思うのです。

がんの末期、および高齢でかつ医療機器装着状態で

自宅に戻りたいと懇願される患者様

それに同意して在宅医療を望まれるご家族様

人それぞれ、様々な生き方、色んな事情はあるでしょう。


私はそれを支援する立場でありながら、いつも複雑な気持ちです。


医療保険から、介護保険から、多額の金額がつぎ込まれることに

なります。

数えきれないほどの人と物品を動かすことになります。

家族さんは24時間、自由のない状態になります。

それによって、色んな関連業者が儲かることになるのだから良い

じゃないか・・・?

結果的に病院のベッド数、滞在可能日数の問題もあるので一概には

言えないのが辛いところでもあるのですが、私がここで挙げるのは

医師が勧めていない状況でありながらも家に帰りたい、と望まれる方に

限ります。

なんて・・・心では少し葛藤しながら、もちろん仕事ですから望まれる

方には精一杯のサービスの提供は行いますよ。




今や二人に一人はなんらかの癌で亡くなる時代です。

ある程度の年齢になったら、死を覚悟するのも大事なことだと思うの

です。

私の母は80歳の少し前ですが、もし抗がん剤が必要な癌になったら

治療は一切しないと度々宣言しております。

私もそれに賛成です。

高齢になってなお、最後まで癌と闘う・・・という例をいくつか見て

きましたが、生への異常な執着は苦痛と寿命を縮めるだけというのが

私の中の見解です。


超高齢化社会に向けて、災害時・非常時に行われるトリアージのような

医師による必要な治療の判断も今後は大事になってくるのでは

ないでしょうか。






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