人と人とのふれあい

2019-05-13 23:42:59 | グルメ
今夜も値引きの時間帯を狙って近所のスーパー「うおかつ」へ。
広大すぎる店内なので、ショートカット、ショートカットでレジにたどり着く感じですが、地場産の野菜を扱うコーナーには必ず立ち寄ります。
なぜなら、この場所で生産者とふれあうことができるからです。

そこで見つけたのがコチラ。



半額で、なんと30円!

ラベルに「のびろ」とありますが、一般的には「ノビル(野蒜)」でしょうか。



調べてみると、信州松本では「ネンボロ」、茨城では「ノノヒロ」、栃木では「ノンノヒロ」、福島では「キョロコ」などなど、全国各地で様々な呼び名が存在することが分かりました。
それだけ馴染みのある野草と言えるのかもしれませんね。

ノビルは、ユリ科ネギ属の多年草で、全国の野原、河原の土手などに自生していて、昔はニンニク、ニラ、ネギ、ラッキョウと共に 五葷(ごくん)に数えられていたそうです。

タマネギ状に肥大した部分を食用としますが、味はニンニクとネギを合わせたような感じ。
花は、ニラのそれに似ています。



可憐ですね。

カリウム、カルシウムなどのミネラルを多く含み、高血圧を改善したり、骨の生成を助けたり、胃腸を丈夫にしたり、体を温めたりする効果もあるのだとか。

今夜の主菜は、ノビルとモヤシの炒め物に決定。

レジのおばちゃんがノビルを目にするや否や、「これはノビルかねぇ?昔は河原にいくらでも生えてたけど... その辺の河原に今度行ってみな!」と畳み掛けてきました。
私はすかさず、「ホントですか!?30円だから買っちゃったけど、損しましたかねぇ」と応戦。

そんなやり取りが、たまらなく好きです。

私は断固として無人のセルフ精算レジは使いません。



コンピューターごときに、人と人とのふれあいを奪われたくはないからです。
コンピューターごときに、おばちゃんの仕事を奪われたくはないからです。

そんなコンピューターを開発する業界で長らく飯を食っていましたが、コンピューターごときに人の代わりは務まらないというのが私の考え方です。

人件費を少しでも削減させたいという経営者側の考え方も、解らないわけではありません。
しかし、そんなのは所詮その場しのぎ。
物事の根本的な解決には至りません。

では、何をすべきか。

景気を更に悪化させる消費税増税に、本気で反対すべきではないでしょうか。
労働者が安心して働ける仕組みづくりを、政府に対して求めるべきではないでしょうか。

大事なことから目を背けていると、長いものに巻かれていたはずが、知らず知らず淘汰されてしまう... 
それが資本主義社会の常だからです。

眼鏡生活はじまる

2019-05-12 22:40:58 | 日記
職を失って2週間が経ちました。
生活スタイルも大きく変わっています。

たとえば、出費を抑えるために、もやし、たまご、食パンなど、安価な食材に頼るようになったり、1日100円もする使い捨てコンタクトレンズの使用をやめて、眼鏡オンリーで生活するようになったり、とにかく節約を心がける日々です。

こちらが私の眼鏡。



お分かりでしょうか。
レンズの向こう側の指が、思いっきり縮小されています。



そうです。かなりの度数なんです。
軽量薄型レンズでコレですから、一昔前のレンズならば牛乳瓶の底を彷彿とさせる感じになるはず。



進化を遂げてきた眼鏡ですが、そのルーツは明らかになっていないそうですね。

730年前にイタリアで出版された本に「メガネは最近になって発明された」と書かれていたことが分かっているそうですが、学者のなかでは、「発明したのは学者ではなく、老眼になったお年寄りが水晶やガラスなどを通してモノを見たときに偶然に発見したのだろう」という意見が現在は多数派なのだとか。
いずれにせよ、世紀の大発明だったことに違いはありません。



ちなみに、娘は家で眼鏡をしている私を「親父」として認識しているようです。



昨年の父の日にプレゼントしてくれた似顔絵は、やはり眼鏡でした。

眼鏡は顔の一部。
近い将来、「眼鏡の人」と呼ばれる日が訪れるのであろうか。


親父の精一杯

2019-05-11 17:22:14 | グルメ
今日の娘のリクエストは、だし巻き卵でした。



味付けをした溶き卵をスーッと。



箸でクルクルッとやったら、再び溶き卵の出番です。



これを手早く数回繰り返して、出来上がり。



好評でした!

こちら、時間を短縮したい時の味付けの決め手。



オススメです。


ささやかな幸運の暗示

2019-05-06 18:43:42 | プロローグ
ひさしぶりに釣りで遠出する計画を立てていましたが、なんやかんやあってGW中の計画遂行は断念しました。

気晴らしに、ふらふらっと出かけた近場のダム湖でのこと。

一心不乱に魚を狙っている2人の少年と、その様子を湖畔の石に腰を下ろして眺めている若そうな女性が目に止まりました。
夕暮れ時だったので、辺りは薄暗くなり、空気もどんどん冷え込でいきます。
それなのに、ただ黙ってじーっとたたずむ女性。

しばらくして、少年の一人が魚を釣り上げました。
遠目でハッキリとは見えませんでしたが、おそらくニジマスなどのトラウト系の魚だと思います。
その様子を見守る女性に、少年の一人が声をかけました。
「かあさん、そろそろ帰らないとダメかなぁ?」

そうです。
湖畔にたたずむ若そうな女性は、なんと母親だったのです。

母親は優しい声で答えました。
「せっかく魚が釣れ始めたのだから、時間は気にしなくてもいいよ」

そして数分後、もう一人の少年も魚を釣り上げました。
少し離れたところで、魚も釣らずひたすらルアーを泳がせていた私も、思わずガッツポーズ!

少年にとって、きっと忘れられない一日になったはずです。

母親は、おそらく何時間も暇だったと思います。寒かったと思います。尻が痛かったと思います。
でも、そんなことよりも、子どもが楽しんでいる時間、熱中している時間を共有できることに「シアワセ」を感じていたのではないでしょうか。

些細な出来事かもしれませんが、母親の愛情が凝縮された瞬間に立ち会えてラッキーでした。
ダム湖へ向かう途中、牛伏城に架かる虹を偶然見かけましたが、これから訪れる幸運の暗示だったのかもしれません。



まもなく母の日ですね!

好きなこと

2019-05-02 21:19:38 | 釣り
ここ数年、封印してきた好きなこと。

筋トレも、数ヶ月前から封印しました。
週2回、公園と自宅で夜な夜な30分程度の筋トレを続けていましたが、その時間を捻出することすら出来なくなったからです。

創作料理も、1年ほど前から封印しました。
たった1時間程度の息抜きでしたが、そんなことをしている暇があるのかと、大先輩から咎められたからです。

ほかにも色々封印してきました。

そして最も長い間、私が封印してきたことは...

釣りです。

4年近く封印してきました。
少なくとも半日を要する釣りなど、息抜きの対象としてはあり得なかったからです。

少しでも多くの人に出会い、少しでも多くの人から声を聴き、その声を市政に届け、少しでも多くの人の役に立つことが、私の仕事でした。
選挙で納税者に選ばれ、血税で飯を食らう人間として、当たり前の振る舞いだったと確信しています。

話を元に戻しますが...
実は私、釣り行脚の旅で全国を1年間放浪した経験を持つほどの釣りキチなんです。



あしたの釣行に備えて釣具屋へ。



ひさかたぶりに、好きなことに向き合ってみようと思います。