子ども食堂をご存知ですか?

2018-01-28 19:57:21 | 活動報告
昨日、はるな生協(高崎中央病院)主催の『上中居ふれあい子ども食堂』に、取材も兼ねて行ってきました。

食堂は、サービス付き高齢者住宅『虹の家』の一角にあります。



はるな生協は、炊き出しやハローワーク前での相談会など、8年以上継続してきた反貧困活動で様々なノウハウを培ってきました。そのノウハウを生かした新たな取り組みです。
昨年7月29日にオープンし、今回で6回目の開催となります。

なんと、高校生以下のお子さんと、引率のおとなは無料で食べられるんです!!
おとな単独でも、300円ぽっきり!

この日の献立は、具だくさんのカレー、大根とキュウリとツナの塩もみ、味噌汁でした。



ここのところ高騰してなかなか手が出せない野菜が、ふんだんに使用されています。
それなのに、なぜ無料もしくは破格の料金で食事が提供できるのか...
その答えは、心あるボランティアの方々や、家庭菜園で採れた野菜などの食材を「子ども達のために」と提供する方々の支えがあるからなんです。
世の中、捨てたもんじゃありません!

調理場は、すぐ目の前。



まるで自宅の台所です!
作る側と食べる側が気軽にコミュニケーションを取れるところも魅力ですね。

食堂は子ども達の笑顔であふれていました。



なんでも、この日は4家族13人とおとな7人が来店。過去最高を更新したそうです。

そんなアットホームな空間で私もいざ実食!



カメラを向けられると顔がこわばってしまう私も、ご覧のとおり満面の笑み!!
美味しかっただの、幸せだっただの、あえて語る必要はないですよね(笑)

採れたての食材を使った栄養のある温かい料理を家庭的な雰囲気の中で食べる... そんな理想的な食事が、様々な要因でなかなかままならない昨今。
大企業や大金持ち優遇の経済政策『アベノミクス』のしわ寄せで、ますます貧困と格差は拡がる一方。共働き世帯や一人親世帯が増加の一途をたどっていることも、大きく影響しているのではないでしょうか。
だからこそ、助け合いの心を形にした『子ども食堂』の存在がクローズアップされているのではないかと思います。

応援したい取り組みですね!

なお、今後もしばらく月1回のペースで開店するそうです。
詳しくは、以下の日程をご確認ください。


冷たく澄んだ空気の中で

2018-01-26 17:35:44 | 活動報告
上州名物『からっ風』が吹きすさぶ中、昨日は街頭演説から始まりました。
物凄い重ね着をして臨んだせいか、あるいは、陽の光からパワーを分けてもらったせいか、意外と余裕。



この写真、無加工です!
冷たく澄んだ空気の中で、形がないはずの陽の光が姿を現してくれました。

演説では、沖縄で大型ヘリが不時着を繰り返している問題や、国民健康保険の都道府県単位化に伴う国保税の引き上げを食い止める取り組みなどを報告しました。

今日の主な活動地域は、自然豊かな高崎市吉井町。ご相談の対応や、水道料金引き下げが実現した報告などをしてまわりました。
途中、大自然の中に身を置き深呼吸。力がみなぎってくるのを体感できる瞬間です。



ここは偶然見つけたパワースポット。
この場所に立ち寄るたびに、決まって鳥肌が立ち、細胞が活性化するような感覚にとらわれます。

そして、完全氷結した東谷川砂防ダムにも寄りました。



無数の黒い文様が氷面に浮き出ているのがお分かりでしょうか?
拡大すると、こんな感じです。



風が吹くと氷が奇妙な低い唸り声を上げ、この不思議な文様と相まって、なんとも神々しい空間を演出してくれています。

東谷ダムは、まもなく蝋梅の見頃を迎えます!



蝋梅の中に何か隠れているのは、丸っこくてお腹が淡いオレンジ色をした野鳥。
「チチチチ」と小さい声で繰り返し鳴く可愛らしい姿に癒されました。

余談ですが、この日の朝食は納豆シラスご飯。



最近、ハマっていまして...
街頭演説などで朝早く出かける日は、たいがいコレです!

大雪に見舞われたタカサキの街

2018-01-22 21:54:35 | 活動報告
予報が見事に当たってしまいました



高崎市は大雪です
今夜は夜通し大雪対策のため、年間400日くらい欠かすことなく嗜んでいるお酒を封印しました(笑)
40過ぎのおっさんですが、高齢化が進む団地では雪かきの主力選手
日頃の筋トレの成果が試されます



雪かきの際は腰の負担を軽減するために、常に背筋(腰まわり)を意識して、背中を丸めないように注意してくださいね
統計はとってないけど、大雪の時のギックリ腰発症率は相当なものですから



高崎市は、明朝のゴミ収集を行う予定です。
時間が大幅に前後することがあるので、8時30分までに出してほしいそうです。

下の写真は、高崎市役所議会棟の入り口の様子。



市の職員も泊まり掛けで、市民の安全を守るために対応に当たってくれます。

ちなみに、赤い除雪機は自宅にあると重宝しそうですが...
調べてみたら、1台20~30万するようです

正月っぽいイメージをカタチに

2018-01-21 20:26:17 | 活動報告
   完成

和風ボロネーゼ

鶏挽肉と酒粕と柚子が織り成す絶妙なハーモニー♪
“正月っぽさ”にこだわりました。
昨年の暮れから構想を膨らませてきた自信作です

それでは、レシピを大公開


✩材料✩
〇パスタ
・タリアテッレ(手に入らなかったのでリングイーネを使用)
〇ボロネーゼソース
※仕上がりを意識して白っぽい食材を使用
・鶏挽肉(胸肉)
・タマネギ
・ニンジン(黄色いもの)
・百合根
・シイタケ(なるべく白い部分を使用)
・酒粕
・松の実
・ニンニク
〇仕上げ
・柚子の果汁
〇付け合せ
・エノキタケ
・柚子の皮
・わけぎ
・細切り唐辛子
・なたね油

こんな感じです↓


群馬県産の鶏挽肉です。胸肉のひき肉を使用しました。


右の白いかたまりは正月以外めったに見かけない百合根。これ以外はすべて高崎産です!
真ん中の山わさびは、途中で「違う」ことに気づいたので使用しませんでした。


下の白い種のようなものは松の実です。


高崎が誇る銘酒『大盃』の酒粕です。
旨みが凝縮されています!


✩レシピ✩

1.まずは、食材をこんな感じでカット。

左上の皿は上から時計回りに、ニンジン、百合根、ニンニク、シイタケ。

2.タマネギを中火で炒めます。


3.ある程度火が通ったら、ニンジン、百合根、ニンニクを投入して塩コショウを軽く振り、焦がさないように注意しながら弱火で炒めます。すべての食材に完全に火が通ったら、火を止めて放置。


4.グレープオイルシードを敷き、鶏挽肉を入れて塩コショウを軽く振ってから、弱火で塊が出来ないようにかき混ぜながらじっくり炒めます。


5.鶏挽肉を炒めている間に、酒粕をちぎって熱湯に入れ、そのまま強火でかき混ぜながら煮ます。


6.こんな感じで鶏挽肉の水分がとぶまでよく炒めます。


7.酒粕をトロトロになるまで煮込んだら、


8.炒めた鶏挽肉に注ぎ、数分煮ます。


9.最初に炒めた野菜を投入し、数分煮ます。


10.シイタケを投入し、数分煮ます。


11.フライパンで軽く炙った松の実を投入。ちょっと炙りすぎて焦がしてしまいましたが、松の実がこうばしく香る程度が目安です。
このまま数分煮込めば、和風ボロネーゼソースの完成です。


12.藻塩で味を整えた和風ボロネーゼソースを弱火で煮込んでいる間に、岩塩を投入して沸点を上げたお湯でパスタを茹で、


13.同時に、なたねサラダ油でエノキタケを素揚げにします。


使用したなたね油は、おとなり甘楽町の知人が丹精込めて仕上げた逸品です。


14.柚子の果汁をしぼります。(ボロネーゼに欠かせないトマトの代役として使用)


15.和風ボロネーゼソースにアルデンテに茹で上がったパスタを投入し、中火で1分ほどあえます。


16.火を止めてから柚子の果汁を投入し、素早くあえます。


17.和風の器に盛り付けて、素揚げにしたエノキタケ、柚子の皮、わけぎ、細切り唐辛子を添えて出来上がり!


使用した器は、近所のスーパーで偶然見かけて一目惚れした山田塗りのパスタ皿です。
素揚げしたエノキタケがまた最高のアクセントになりました

正月なので奮発して食材をたくさん使いましたが、手に入らなければ百合根や松の実がなくても十分美味しく仕上がります。
ぜひ、ほんの束の間の非日常を味わえる『和風ボロネーゼ』にチャレンジしてみてください

はじめての合いの手

2018-01-16 20:51:37 | 祭・イベント
突然ですが、お住まいの地域には『どんど焼き』の文化は残っていますか?

「どんど焼きって何?」と首をかしげる方もいらっしゃるかもしれません。
それもそのはず。
群馬県では「どんど焼き」ですが、たとえば東北では「やははいろ」、九州では「ほっけんぎょう」、東北や九州の一部地域では「さぎっちょ」、富山県の一部地域では「おんづろこんづろ」と、その呼び名は全国各地で千差万別だからです。

私の住んでいる石原町の鶴辺団地でも、この伝統行事が昔から受け継がれていて、高崎市の大方の地域と同様に14日(日)が本番でした。
鶴辺団地では、どんど焼きのほか、餅つき、焼きまんじゅう、そして足湯までやるんです。

準備から後片付けまで町内の有志が力を合わせて取り組みますが、私はおやじさん達の集まり『おやじの会』の一員として参加しました。

本番前日、どんど焼きのやぐらを団地の真ん中に位置する公園に組みます。

経験と勘で、やぐらの大きさを決める円を描き、その中心に杭を打ち込みます。



円の外周にも4本の杭を打ち、中心の杭には枝を落として先端にだるまを刺した竹を、外周の杭には先端を束ねた枝付きの竹を差し込んでいきます。



円の中心から放射線状に、まずは薪を積み、丸太を積み...



そして、杉の枝を積んでいき、最後に、だるまやしめ飾りを幾つか配置して周りを縄で囲い、縄に紙垂(しで)をくくりつけて出来上がり。



餅つきの準備やその他の設営を済ませて本番を迎えます。

そして本番当日。

私は、主に餅つきを担当しました。
つき手は何度も経験がありますが、合いの手を任せてもらったのは生まれてはじめて。


※私が合いの手をしている写真ではありません。

合いの手がこんなに大変なものだとは...
餅つきを円滑に進めるための、まさに司令塔のような存在だと知ります。
真冬なのに汗だくになりながら、改めて伝統の重みを肌で感じました。

ちなみに、餅つきに使った杵と臼は1949年モノ。
戦後まもなく産声を上げていることに驚きです。



持参された正月飾りがやぐらに積まれ、どんど焼きの開始です。
点火すると瞬く間に燃え広がり、舞い上がる笹の葉。



この上昇気流に乗って、神様は天に還られるのだとか。

子ども達は燃え盛るやぐらにまゆ玉をかざして、美味しそうに頬張っていました。
神を送るありがたい炎で焼いたまゆ玉を食べると、来年まで無業息災で過ごせるという言い伝えもあります。

まゆ玉のほかに、きなこ餅、からみ餅、おしるこ、焼きまんじゅう、甘酒、豚汁が振舞われ、老若男女問わず大好評。
会場は笑顔に包まれました。

どうか今年も皆様が、無病息災で平和に穏やかに過ごせますように。