里川で海の高級魚!?プチ遠征釣行記【その1】

2019-05-18 18:48:15 | プロローグ
5月17日。
午前中に仕事を片付けて、ひさしぶりに釣りのプチ遠征に出かけました。

その2日前の夕方、トラウト系の魚を狙って近所を流れる川を訪れたときのこと。
スプーンに喰ってきたのは、40cmアップのスモールマウスでした。



エサが豊富なのか、でっぷりとコンディションの良い魚です。



小さなルアーを操るための繊細なロッド(釣り竿)とライン(釣り糸)をギュンギュン絞る、凄まじいファイトでした。

ヒットルアーは、サンビーム高崎店で一目惚れして購入した4.2gのスプーン。



かつて私は、釣り行脚の旅で全国各地を巡ったことがあります。
その際、獲物を仕留めるための第六感のような特殊な能力が身につきましたが、この2日前の釣りで能力が目を覚ました気がしました。

今回の釣行の目的は、それが真実かどうか試すことと、そしてもう一つ、職を失って以来ずっと心に引っかかっていた「何か」を非日常の世界で払拭することです。

狙うは、里川に生息する海の高級魚!
一路、埼玉県と茨城県の県境付近を目指して車を走らせました。
釣りばかりしていた若かりし頃、何度も往復した通い慣れた道です。

昼食で立ち寄ったのは、17年ほど前に1度だけ訪れたことがある、群馬県太田市の『メゾン・カシュカシュ』というイタリアンレストラン。



ベスビオ風のチーズをたっぷり使用したトマトソースパスタを食べました。



奥深い味わいに大満足。

前の晩ほとんど寝ていなかったせいか、満腹になると突然睡魔が襲ってきました。
帰りたい衝動にかられますが、そういうわけにはいきません。
自分を奮い立たせて、いざ目的地へ!

まさか、あのような信じがたい出来事が待ち受けていようとは...


ささやかな幸運の暗示

2019-05-06 18:43:42 | プロローグ
ひさしぶりに釣りで遠出する計画を立てていましたが、なんやかんやあってGW中の計画遂行は断念しました。

気晴らしに、ふらふらっと出かけた近場のダム湖でのこと。

一心不乱に魚を狙っている2人の少年と、その様子を湖畔の石に腰を下ろして眺めている若そうな女性が目に止まりました。
夕暮れ時だったので、辺りは薄暗くなり、空気もどんどん冷え込でいきます。
それなのに、ただ黙ってじーっとたたずむ女性。

しばらくして、少年の一人が魚を釣り上げました。
遠目でハッキリとは見えませんでしたが、おそらくニジマスなどのトラウト系の魚だと思います。
その様子を見守る女性に、少年の一人が声をかけました。
「かあさん、そろそろ帰らないとダメかなぁ?」

そうです。
湖畔にたたずむ若そうな女性は、なんと母親だったのです。

母親は優しい声で答えました。
「せっかく魚が釣れ始めたのだから、時間は気にしなくてもいいよ」

そして数分後、もう一人の少年も魚を釣り上げました。
少し離れたところで、魚も釣らずひたすらルアーを泳がせていた私も、思わずガッツポーズ!

少年にとって、きっと忘れられない一日になったはずです。

母親は、おそらく何時間も暇だったと思います。寒かったと思います。尻が痛かったと思います。
でも、そんなことよりも、子どもが楽しんでいる時間、熱中している時間を共有できることに「シアワセ」を感じていたのではないでしょうか。

些細な出来事かもしれませんが、母親の愛情が凝縮された瞬間に立ち会えてラッキーでした。
ダム湖へ向かう途中、牛伏城に架かる虹を偶然見かけましたが、これから訪れる幸運の暗示だったのかもしれません。



まもなく母の日ですね!

原点

2015-10-14 21:43:11 | プロローグ
政治なんて嫌いだ!
なんで政治家なんかになったのか!?

こんなことを聞かれることが、しばしばあります。
そんな時、私は冷静でいられます。
なぜなら、かくいう私も数年前までは政治が大っ嫌いだったからです。

テレビから流れてくる国会中継...
平気で公約を破る。国民の大多数の意見に耳を傾けようとしない。そして、あたかも国民を支配しているかのような偉そうな発言。こういった様子が、私の目にはまるで茶番劇のように映りました。
政治は自分とは無関係。そんな風に思って、ずっと生きてきたんです。
そんな私が、どうして政治の世界に飛び込んだのか、ぜひ聴いていただきたいと思います。
少々長くなりますが、お付き合いいただけたら幸いです。


高崎市と私

高崎市に隣接する前橋市大利根町で生まれ育った私は、学習塾や予備校などで高崎市内に通っていた時期がありました。
そんな身近な高崎が、大手電機メーカー高崎事業所での勤務をきっかけに生活の拠点になります。大手電機メーカーでは、派遣労働者として9年あまり働きました。新設部署の立ち上げや正社員の教育、海外子会社の研修、そして大規模な製品開発プロジェクトのプロジェクトマネージャーなど、長年にわたって契約外の仕事をさせられましたが、正社員化を期待させる幹部社員の言動を信じて日夜仕事に没頭し、長時間過密労働にも耐えました。
ソフトウェア開発者として、この高崎に骨を埋めようと決意していました。


派遣先大企業とのたたかい

しかし、待ち受けていたのは突然の雇い止め。業績不振に陥った会社は、現場の声を無視して大幅な人員削減に踏み切ったのです。
派遣労働者を契約外業務で酷使したあげく、いとも簡単に使い捨てるやり方に納得できなかった私は、会社を相手にたたかうことを決意しました。複数の新聞社が「これはおかしい!」と何度も記事に取り上げてくれました。そして、1年に及ぶ団体交渉の末、会社は派遣法違反の事実を認めて謝罪し、再発防止を約束してくれたんです。
担当業務が海外に移管されたために職場復帰はかないませんでしたが、多くの人に支えられ、温かい励ましを受けて勝利和解を勝ち取ることができました。この時、見ず知らずの私に手を差し伸べて一緒にたたかってくれた政党が、ほかでもない日本共産党でした。そして、高崎市も実態調査に乗り出してくれました。
たたかいを通して得たものは、私にとってかけがえのない宝物です。


市民運動から政治の世界へ

その後、地域に根ざして頑張る中小業者の商売やくらしを守る運動、原発ゼロをめざす運動、平和な世の中の実現をめざす運動など、私は様々な市民運動にかかわり、世の中の不条理に直面して苦しむ人たちの怒りの声や悲鳴をたくさん聞いてきました。この世の中には様々な問題があちこちに転がっていることを知り、個々の努力だけではどうにもならない問題がたくさんあることも知りました。こういった問題を解決するためにも、今の政治を変えなければ!
それが、毛嫌いしていた政治の道に私を駆り立てた理由です。
そして、私は骨を埋めようと決意した大好きな高崎市の市議会議員を目指すことになりました。




私の大好きなパンクロックミュージシャンが、「未来は僕らの手の中」と歌っています。
失われかけている「国民主権」という言葉を僕らの手の中に取り戻すために、これからも理不尽な権力には絶対屈しません!