神奈川の地で消防について学ぶ

2018-11-28 18:44:31 | 活動報告
11月19日、20日。

高崎市・安中市消防組合議会の視察で、横須賀市消防局と川崎市中原消防署を訪れました。

いずれも最新の免震構造を備えていて、災害時に対策本部が素早く設置される仕組みや女性が活躍できる仕組みが導入されていたり、上層階がホテルだったりと、見どころ満載。
消防庁舎や組織のあり方について、改めて考えさせられました。

視察1日目は、横須賀市消防局。
横須賀市消防局1Fにある市民防災センター『あんしんかん』では、地震や消火や避難の体験ができたり、消防服の重さを体感できたりします。



地下には、震度7にも耐えられる最新鋭の免震構造が鎮座していました。
こんな奇想天外な構造の装置も!



1日目の視察が終わり、宿泊した横浜のビジネスホテルから、歩いて山下公園に向かいました。
途中、中華街で目にしたものは...





そして、山下公園で潮騒を聞きながら夜景を堪能。



視察2日目は、川崎市中原消防署。
全国で女性初の副署長に就任した熊谷氏から、女性が活躍できる職場づくりを目指す先進的な取り組みを学ばせていただきました。



例えば救急搬送の時、救急車に女性救命士が同乗していたら、安心して身を委ねられる人も少なくないはずです。



体力的に劣っているから、人として劣っているのか...
そんなはずがあるワケありません。
同じ人類として、尊敬すべき仲間として、組織全体で考えていかなければならない課題です。



そして、これにはたまげました。
川崎市中原消防署の上層階は、なんとビジネスホテルなんです!



官民が連携する新しい形なのかもしれませんが、正直、今回の視察だけでは見習うべきものなのかどうなのか推し量ることは出来ませんでした。

そして、これが噂の偽装免震装置『オイルダンパー』です。



装置メーカー『KYB』で検査データの改ざんが脈々と引き継がれ、マンションや病院、教育施設など全都道府県の物件で不正が横行していた事件が発覚し、衝撃を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
川崎市中原消防署も、この事件の被害者です。



人名を守るための免震装置が、実はガラクタだったとしたら...

モノづくりの仕事に生きがいを感じ、そのことを誇りに思っていた私にとって、決して許容できることではありません。

不正を働いて誰かが被害を受けたとしても、金儲けや保身のためには知らん顔...
そんな無責任な大人にだけは、絶対になりたくないものです。

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