東京に居を構えるのは3回目であります。
前の2回はそんなに坂のない所だったので、わざわざ出かけて行って、坂道を上ったことがありました。
ところが、今度の所・中野区南エリアは坂道ばかり。
どこに出かけて行っても、坂ばかりであります。
毎日7~8 km を目標にウォーキングしておりますが、運動量が半端でなく、ヘトヘトになります。
経験則で言いますと、坂の多い所は、すべての坂にいちいち名前をつけていられないのか、「名あり坂」が少ないのが特徴であります。
よって、中野区も名前のついている坂は非常に少なく、今回ご紹介する坂も貴重な「名あり坂」であります。
「犬坂(いぬざか)」を上ってみました。
場所は宝仙寺(中野区)の裏手にあります。
貴重な「名あり坂」でありますが、説明板や標識はなく、坂巡りを趣味として取り組まれている方のサイトだけが頼り。
そちらによりますと、江戸時代、将軍が遊猟した際に、猟犬が野犬に襲われることがあったため、野犬狩りをして現在の犬坂下あたりに拘束していたことが名前の由来となっているそうです。
かつて、徳川五代将軍・綱吉の出した「生類憐みの令」により設けられた犬の保護施設「御犬囲(中野御用御屋敷)」があった中野区。
何かと犬と関わりがあるなぁ、と思いました。
犬坂はちょっと薄暗いのですが、石垣の隙間に根を下ろし咲いている「ムラサキハナナ」が趣を与えていて、なんだか良い雰囲気となっておりました。
坂を上ると宝仙寺学園の高等学校(女子部)がありました。
<参考資料>
- ウィキペディア「犬小屋(江戸幕府)」
- 坂のプロフィール「犬坂」
(参考文献は「東京の坂風情」道家剛三郎 東京図書出版会より)
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