ラブラブ風景印
来年(2014年)の4月に郵便料金が改定されるというニュースを聞いて、
手持ちの50円切手を使わねば、という思いに駆られ、
急遽、東京都足立区の北千住エリアの郵便局を回りました。
ちょこっとずつとは言え、コレクションも増えてきまして、絵柄の内容に関心がいくようになりました。
例えば、千住竜田郵便局の風景印。
私、この風景印が妙に好きなんでございます。
東京都足立区千住竜田郵便局の風景印
絵柄は江戸時代の千住宿、区花・チューリップ、富士山
(『新・風景スタンプ集 関東・甲信越』日本郵趣出版より)
「冬のグリーティング(50円)平成25年」切手を使用。
「千住竜田」と頭に「千住」がついておりますが、北千住エリアにはそういう街がいっぱいありまして、
「千住寿町」、「千住柳町」、「千住大川町」など、全部書く気にはなれない程あります。
ちゃんと「千住」という住居表示もありまして、まるで東京の「日本橋」のようであります。
「千住」と言いますと、「千住宿」やお祭り、松尾芭蕉の『奥の細道』、「矢立初めの碑(やたてはじめのひ)」が
有名であるため、風景印の絵柄にそれらが利用されるのですが、
お祭りは「北千住郵便局」と「足立中居郵便局」、「宮元郵便局」が用いてますし、
芭蕉の碑は「足立仲町郵便局」が用いているので、残るは「千住宿」という事になる訳ですが、
「千住宿」を用いてどう描くのか?
この「千住竜田郵便局」の風景印を見ていると、思わずニヤリとしてしまうのであります。
まず、「千住宿」は路面プレートにも用いられているイメージ図が使われていると思われます。
なぜ千住宿のイメージ図オンリーで風景印を作らなかったのか。
ここに何か色々な思惑が感じられ、想像が膨らんできます。
とりあえず、区花のチューリップと富士山を入れました。
しかし、スペースが埋まらず、仲良しカップルを描いちゃった。
どこかとってつけた感がありまして、笑ってしまうのであります。
でも、それゆえ、私はこの風景印が大好きです。
消印の一種だというのに、印全体からカップルのラブラブ感が出ていて、
むしろこの消印の主役のようではありませんか!
なんという存在感!
この消印を押してもらって、ラブレターを出せば、恋が叶うとか、
この風景印を持っていれば、愛が長続きするとかなんていう都市伝説はありませんでしょうか。
私の場合は結婚生活が長く続くように願をかけてみたいと思います。(笑)
追記
富士山が描かれている風景印で最北ないし、最南の郵便局ってどこなのでしょう。
風景印の魅力に取りつかれそうです。