岩手県平泉・一関散策レポート(2017年9月15日~16日実施) その7(最終回)
ウォーキング開始!
12.歴史の小道
釣山公園を出ると、少し磐井川沿いを歩きます。
爽やかな風。とても良い気持ちです。
上ノ橋の親柱には太鼓が取り付けられています。
ここまで来たら、再び「先賢の路」に戻り、今度は右手に折れて「歴史の小道」に入ります。
前夜もこちらを歩いているので、2回目の訪問なのですが、夜と違い、昼間は非常に穏やかな雰囲気の通りとなっています。
この通りには国の有形文化財に登録されている「一関教会」や、
旧沼田家武家屋敷があります。
こちらは江戸時代後期に一関藩家老を務めた沼田家の住宅で、約300年の歴史を有する市の有形文化財です。
13.世嬉の一「酒のイーハトーヴ」
さらに「歴史の小道」をまっすぐ行くと、左手に「世嬉の一酒造」が見えてきます。
「酒のイーハトーヴ」と称した敷地内には「酒の民俗文化博物館」、「いちのせき文学の蔵」、「いわて蔵ビール工場」、
「蔵元レストランせきのいち」、「酒の直売所 せきの市」、「石蔵クラストン(イベントホール)」、「Cafe 徳蔵」があります。
なお、「イーハトーヴ」とは宮沢賢治による造語で、賢治の心象世界中にある理想郷を指す言葉だそうです。
前日、夕食の際伺ったのですが、お土産購入も兼ねて再びお邪魔させていただくことにしました。
美しく整備された敷地内。見学等のために余裕をもって訪問されることをおすすめします。
「酒の民俗文化博物館」となっているこちらの建物は元は仕込み蔵だったそうで大正7年に建てられました。
西洋式の梁を取り入れた土蔵建築で、東北一の大きさを誇りました。有形文化財に登録されています。
博物館の方は時間の都合で見学をせず、もう1つ併設されている「文学の蔵」(無料)を見学しました。
前日、お邪魔した「蔵元レストラン せきのいち」さん。郷土料理やこちらの会社が醸造したビールや清酒がいただけます。
また一関伝統の「もち本膳」もいただくことができます。お昼ちょっと前だというのに、既に席待ち状態でありました。
(こちらでの夕食の様子は「散策!一関(1) 「蔵元レストラン せきのいち」の郷土料理とジャズの聖地「ベイシー」で夜の一関を楽しむ」はご覧ください。)
こちらの建物はかつて「精米所」と「麹室」で、
現在は「「いわて蔵ビール工場」と「石蔵クラストン」(イベントホール)となっています。
ところで、会社名の「世嬉の一」。名前の由来が気になります。
リーフレットによれば、「世の人々が喜ぶ一番の酒を造りなさい」と閑院の宮様によって命名されたのだとか。
素敵な由来です。
なんと「天水尊」を発見!なつかしいなぁ。(天水尊については当ブログ「天水尊」をご覧ください。)
一通り見学をすると、直売所(右)に行って、お土産選びです。
ふんぱつしました。大事にいただきます!(喜)
本当は「蔵元Cafe 徳蔵」さんで休憩したかったのですが、別のお店でランチを予定していたため、
「酒のイーハトーヴ」を後にすることにしました。
お茶したかったなぁ。残念。
14.旅のしめくくり
「世嬉の一」さんを出ると、駅の方に向かってガンガン歩きます。
短いコースではありますが、景色や雰囲気が変化に富んでおり、とても楽しいです。
たった数時間の散策ではありましたが、一関も散策できて良かったです。
宿泊先であった「東横INN」の通りに出ると、次の目的地「三彩館 ふじせい」さんがあります。
こちらで今回の旅の目的である「おもち料理」をいただくのでした。
(この時の様子は次の記事をご覧ください。)
散策マップ
参考資料
- 一関まるごと食べ歩きガイド 一関さんぽ
- ウキペディア「イーハトーヴ」
- 世嬉の一酒造「酒のイーハトーヴ」内のの説明板、リーフレット
おわり