≪前回からの続き
<散策マップ>
<散策の様子>
7.長谷部虎杖子句碑と御膳水宮
小樽には文学碑をはじめ、句碑、歌碑といった石碑が数多くあり、文学碑を巡るツアーもあるとのこと。
そうしたことをこちらの句碑を見つけて知りました。
「長谷部虎杖子句碑」であります。
国道5号沿い、「ゼニバコテラス」の向かい側にあります。
碑には、「車組むや 一滴の油 地にひらく」と刻まれています。
長谷部虎杖子(こじょうし)は明治20年宮城県生まれ。
幼い時に両親とともに北海道にやって来ました。
帝国製麻本別工場長を退職後、神職となりました。
大正10年、牛島勝六の俳誌「時雨」の創刊に参加、のち「葦牙」に改組後、主宰となりました。
昭和39年、北海道文化奨励賞受賞。
昭和47年12月に逝去。
享年85歳でありました。
句碑は葦牙会員たちによって、昭和26年に建てられました。
ところで、その句碑の隣には屋根のついた小さな井戸らしきものがあります。
「御膳水宮」であります。
明治14年8月、明治天皇の北海道行幸の折、手宮駅から札幌に向かう途中、「媒田開採出張所」で休憩されることになり、その際、こちらの沢水を召し上がられたそうです。
ちなみにこの井戸のそばの交差点の名称は「御膳水」であります。
8.工業団地
国道5号から今度は銭函(ぜにばこ)海岸に向かって北上します。
写真の両端に茂っているのが「虎杖」。ちょっと分かりにくいかな…
途中、工業団地を通って行くのですが、そこは「虎杖(イタドリ)」が群生している所でありました。
先述の「長谷部虎杖子」の句碑がなぜ、国道5号沿いに建てられたのか。
理由は定かではありませんが、もしかしたら、長谷部の俳名にも使われている虎杖(イタドリ)が、(昭和26年当時も)たくさん生えていたからかもしれません。
9.銭函海岸
折角、銭函に来たのだから海を見ようと、銭函海岸に行きました。
久しぶりの砂浜。
おお、なんという開放感!
北の海なのに、きれいな青色。
とても楽しい気持ちになりました。
波の音も良いですね。
心が穏やかになります。
景色を見ながら、しばし散策を楽しみました。
10.銭函珈琲
数は多くはありませんが、粒ぞろいの店ばかりで銭函。
こちらも実に良いお店でありました。
「銭函珈琲」さんであります。
とてもきれいなカフェ。
JR銭函駅のすぐ隣。
ゆったりさせていただきました。
※記事を書きました。参考までに。
散策は意外と早く終わってしまいました。
ランチも頂き、カフェにも立ち寄ったのに、約4時間で帰路につくこととなりました。
(ショートコースの散策でありました。)
札幌から気軽に行くことができる銭函。
小旅行気分も味わえて、とても良い所だなぁと思いました。
グルメの点から見ても見逃せない店があり、またどこかでブログで紹介できらいいなぁ、と思います。
おわり
<参考資料>
- 小樽ジャーナル「小樽石碑めぐり」、「長谷部虎杖子句碑」
- 長谷部虎杖子句碑説明板
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