≪前回からのつづき
葛飾今昔まちあるきとは
葛飾区(東京都)地域振興部観光課が発行した葛飾区の街歩きのためのガイドブックである。
葛飾区の街の見どころや東京スカイツリービューポイントの紹介、
歴史や産業など葛飾の特色を簡潔・丁寧に載せてあるだけでなく、街歩きの仕方まで書かれてあり、
街歩きを楽しんでみたい方にぜひ、おすすめしたいガイドブックである。
用意された全10コースを歩けば、葛飾の良さをあますことなく知ることができるであろう
とても素敵なガイドブックで、obenben個人としては散策マップ部門で金賞を与えたい位である。
スタンプの台紙もついており、2012年11月1日から2013年3月31日まで期間限定で、
スタンプラリーを実施しおり、スタンプの数に応じて、先着でこれまた素敵な記念品がもらえる。
詳細は右のサイトにてチェック:葛飾区観光サイト「かつまるガイド」
散策!高砂・奥戸
今回のコースは「高砂・奥戸」。
水の流れをたどる、中川まちあるきです。
- ウォーキングコース:Google Map 「高砂・奥戸」へ
- 距離:約5.9km
コースは「葛飾今昔まちあるき」にて設定されたものを使用します。
Google Mapには「葛飾今昔まちあるき」に設定されたコースや見所に加えて、
私の個人的なおすすめスポットも少しだけ紹介しております。
スタート地点の「京成高砂」駅までのアクセス:京成本線、京成金町線、京成押上線など
ウォーキング開始!
3.青龍神社・怪無池
大光明寺から青龍神社に向かって歩いて行く途中に、JR新金線貨物線の踏切があります。
その踏切をよく見ると、「小松川街道踏切」と書かれています。
どちらに向かう道だったのでしょう。
古地図には載っているでしょうか。
歴史の名残をとどめる踏切なのでした。
その踏切を渡ると、青龍神社の入口はすぐ目の前です。
神社のすぐそばにある池は「怪無池(けなしいけ)」と呼ばれ、
昔、雨乞いの神事が行われた神聖な池なのだそうです。
また、戦時中には、その名から「怪我なく無事」を祈願したそうです。
「怪我なく無事」。
なんて良い名前でしょう。
祈願したいところですが、池にはたくさんの釣り人がいたため、
神社にてあいさつを済ませ、次の目的地に向かうことにしました。
ところが、ガイドブックのルートにある道が見つかりません。
不思議に思い、ガイドブックをよく読むと、
「神社と池の間の狭い道を抜けて、中川堤防に出よう」とあります。
池沿いを少し歩いてみると、確かに道らしきものが現れました。
(竹ぼうきと水色のネットの間にあるのが通り道。わかります?めっちゃ狭いでしょ。)
私、思わず、「えーーーーっ、ここ歩くのーーーー。(汗)」と声に出して言ってしまいました。
それ位狭い道。
ガイドブックになかったら、歩くのを躊躇するような道です。
しかし、私、こういう道を歩くのも結構好きであります。
一人、ニヤニヤしながら歩き、中川堤防に出ました。
(葛飾区地域振興部観光課の皆さん、やりますね。ナイスな提案、ありがとうございます。笑)
4.高砂橋
中川堤防に出ると東京スカイツリーのある河川敷の風景が目に飛び込んできます。
左には次の目的地「高砂橋」が見えます。
高砂橋とは
2003年に完成した斜張橋。
中川と新中川が分岐する様が俯瞰できるパノラマビュースポットである。
(『葛飾今昔まちあるき』より)
実に立派な斜張橋。
一度斜張橋を渡ってみたかった私、コースには入っていませんでしたが、
歩いてみることにしました。
橋は眺めて良い橋と渡ってみて良い橋があるのです。
高砂橋は後者の方の橋でして、橋の上で眺める風景は実に良いのであります。
(橋を支えるケーブルがダイナミックな風景を演出しています。)
(橋の中央部分にあるプチテラスからは京成線を見ることができます。)
私、どうも橋が好きなようでして、できることなら高砂橋を往復してのんびり過ごしたいと思ってしまったのですが、
ゴールにたどり着く前に日が暮れてしまうと考え直し、次の目的地に向かうことにしたのでした。
ちなみに高砂橋は夜間のライトアップはやっていませんでした。
(帰路につく前にもう一度高砂橋に寄りました。)
高砂橋のケーブルはものすごく太かったです。
次回につづく≫