コツコツ歩き隊!

日本一になった蜂蜜をいただく<さっぽろオータムフェスト11丁目会場>

市立札幌大通高校は「ミツバチプロジェクト」と称し、校舎の5階でミツバチを飼育、採取した蜂蜜を販売されていらっしゃいます。

最初は「へぇ」とちょっと感心しただけ。
しかし、よくよく考えてみると、実に貴重な蜂蜜なのではないかと思い直しました。

人口約197~198万人の大都市・札幌。
世界的にもトップクラスの豪雪地帯の街であります。
その札幌の中心部にある大通高校で蜂蜜を作っているのであります。
それは都心部でありながら、木々や草花がたくさんあることの証。
昆虫であるミツバチにとっても、良い環境であることを意味しています。

一体、どのような蜂蜜が取れるのでしょう。
大通高校の隣には、北海道大学の植物園がありますし、目の前の北2条通にはハクウンボクの街路樹が並んでおります。

「さっぽろオータムフェスト2022」(中央区大通公園)の11丁目会場にある大通高校のブースを訪ねました。
大通高校のブースは、先生や生徒が販売に携わっていらっしゃるので、営業日と時間は限られており、3回目のチャレンジでようやく訪ねることができました。

蜂蜜は2種類。
「アカシア(=ニセアカシア)」と「シナノキ」であります。
混ぜ物がない、純粋蜂蜜。
しかも、加熱をしていない生の蜂蜜。

色々な花から蜜を取ってくると思っていたので、なぜ、「アカシア」と「シナノキ」の純粋蜂蜜が採れるのか、伺いました。
すると、花には「蜜標」という、昆虫に蜜の場所を教える目印があって、花によって蜜のある場所は違うのだそうです。
効率よく蜜を採るため、ミツバチは「八の字ダンス」をして蜜のとれる花のありかを伝えるそうです。
だから、同じ花の蜜が採れるのですね。
さらに、群れ(家族)ごとに美味しい花は違っていて、伝達して決めているそうです。
すなわち大通高校の蜂蜜は、大通高校のミツバチ、イチオシの花から採れたものということになります。
それが「アカシア」と「シナノキ」なんですね…。

試食をさせていただきました。

「シナノキ」は爽やかな甘さ。
にごり、臭み、クセが全くありません。
「アカシア」はコクのある甘味、そして芳醇な香りが口いっぱいに広がります。
その香りは良いだけでなく、食欲中枢を刺激するような感じ。
鼻腔をくすぐります。
二つとも全く市販の蜂蜜と味と香りが異なります。
今まで食してきたものは何だったのかと、驚きを隠すことはできませんでした。

第4回「ハニーオブザイヤー」(2018年度)、国産部門「最優秀賞」と「来場者特別賞」をダブル受賞。
日本一美味しい蜂蜜に選ばれました。
(ホント、美味しいの!ダブル受賞は伊達ではありません!)

おひとつ2500円。
一瞬、たじろぎましたが、お値段は嘘をつきません。
養蜂を通して、様々な学びや体験を得ている大通高校の皆さん。
収益金はまた来年の「ミツバチプロジェクト」に活かされるそうです。
今回は迷いに迷って、「シナノキ」の蜂蜜を選びました。
調べてみると、北海道で最も採取量が多いのが「シナノキ」なんだそうです。
まずはこちらを大事に食して、来年は「アカシア」の蜂蜜を買いに来るとしましょう。
応援の気持ちを込めて購入しました。



ハキハキと接客される先生と生徒の皆さんに感謝。
とても良いお買い物ができました。

<参考資料>
  • 市立札幌大通高等学校「ミツバチプロジェクト」リーフレット:知らずに食べていた蜂蜜の秘蜜

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