ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所
NHK連続テレビ小説「マッサン」ではウイスキー作りに情熱を傾けるマッサンと
夫を支える妻エリーの夫婦愛が描かれました。
そのモデルとなった竹鶴政孝が創設したニッカウヰスキーの蒸溜所が宮城県仙台市の作並にあるため、
ウイスキー好きの私、11月の祝日に家族と共に見学に行って参りました。
仙台駅から仙山線で行くこと40分前後。
結構簡単に行くことができます。
作並駅はとてもいい感じの駅なのですが、駅前にはたくさんの人とバス。
全体像の撮影はなかなかに難しかったりします。
蒸溜所へは無料シャトルバスが待機してくれているので、そちらに乗ればアクセスは簡単です。
工場内に到着すると「受付・見学者待合室」に通されます。
工場内の見学はガイドツアーに申し込まないとできなので、こちらでエントリーします。
ツアー開始まで少し待ちますが、パネル展示やビデオ上映などがあるので、退屈することはありません。
また、待合室の前には美しい池があり、景色を楽しむこともできます。
「自然を大切にしなければおいしいウイスキーはつくれない。」という竹鶴の考えから木々の伐採を最低限度にとどめ、
電線は地下に埋没、本来の土地の起伏を活かすため、合理的な設計をせず、
製造設備ごとに高さの異なる建物を造りました。
レンガ造りの建物は景観重視の姿勢を表していると言います。
モルトウイスキーの作り方の説明を聞きながら、進んでいきます。
ポットスチルを見た時はテンションが上がりました!
ただ、こちらのポットスチルは余市のものとはちょっと違い、中央部分が膨らんでいます。
原料由来の香りと成分をしっかり残すため、旧式と言われていたカフェ式連続式蒸溜機をあえて選んでいるのも
こちらの蒸溜所の特徴なのだそうです。
貯蔵庫では樽の説明を聞き、原酒の香りを嗅ぐことができます。
1ヶ月貯蔵のものと5年貯蔵のものでは明らかに香りが変化しており、感動します。
一通り説明を聞くと、無料試飲タイムとなります。
ゲストホールにて各種アルコールを試飲します。(ソフトドリンクも有り)
試飲できるのは「アップルワイン」、「スーパーニッカ」、「竹鶴」。
ロックや水割り、炭酸割りなど飲み方は自由です。ちなみにこれっぽっちと思うことなかれ。
私はこの量でちゃんと酔っぱらいました。(笑)ちなみにすごくおいしかったです。(喜)
これで足りない場合は、ちゃんと有料試飲コーナーもあり、色々な種類のお酒を飲むことができます。
隣にはショップがあり、こちらの蒸溜所でしか手に入らない貴重なウイスキーやお菓子を買うことができます。
ちなみに我が家はウイスキー「宮城峡」と「余市」、
クッキーとチョコレートを買いました。
ここで売られているお菓子はどれもすごくおいしそうだったのでどれを選ぼうか迷いました。
なお、上のクッキーとチョコレート、すごくおいしかったです。
買い物を済ませると、駅まで歩いて帰ることにしました。
蒸溜所周辺の自然や
パネルなど見ながら歩きました。
蒸溜所を出ると、なんだか良い匂い。何の匂いでしょう。また見学に来ることがあれば、質問してみようと思います。
美しい広瀬川のせせらぎ聞き、色づいた木々の葉を見ながらのウォーキングは楽しいものでした。
時間に余裕があれば正門までの道も歩いてみると良いと思います。
正門を出るとすぐ橋を渡ります。
なんと「ニッカ橋」です。
ニッカ橋から見た広瀬川です。
作並駅まで30分くらい歩きますが、素敵な景色を見ることができます。
大満足の見学。また行きたいと思いました。
今度は有料試飲で各種「宮城峡」を飲んでみたいですね。
良い祝日でした。
参考資料
- 宮城峡蒸溜所リーフレット