コロナ禍のため、札幌市の外に出ることができない昨今。
(札幌市在住のため。)
日々の健康ウォーキングにメリハリを持たせるため、札幌市内であちこち歩くことにしております。
「地名」をテーマにすると、何気ない場所も非常に楽しい場所に変わります。
「ジェイアール生鮮市場」という名前から「JR北海道」が経営しているんじゃないかと、思いました。
近所のマックスバリュより安くお肉が買えます。ただし、閉店時間が早い。
しかも、JR北海道がつけた名前なんじゃないか、と勝手に思っておりました。
「鉄東(てっとう)」。
札幌市東区。
こちらのエリアを示す正式な地名であります。
(住居表示ではない。)
どこをどう区切っているのか、よく分からない所もありました。
大体こんな感じです。
北海道札幌市は政令指定都市。
区制となっております。
各区は(概ね)中学校区を参考に、さらにいくつかの地区で分け、「まちづくりセンター」を配置、市民が主体のまちづくりをするためにサポートしております。
札幌市東区公式HPより借用
東区には10の地区があり、「鉄東」はその一つとなっております。
故に、当然のことながら「鉄東まちづくりセンター」があります。
なのに、「鉄東」という地名は、「鉄東ショッピングセンター」や「鉄東会館」、あるいは団体名などでしか見ることがなく、こちらのエリアは「光星」という通称名の方が人気であります。
■の部分は一般に「光星エリア」と呼ばれている所。
「光星」は通称名である。
「鉄東ショッピングセンター」内のお店ですら、支店名に「光星」を使っている。
こちらは「鉄東ショッピングセンター」内にある「DCMホーマック光星店」。
※「光星」についてはこちらの記事を参照のこと。
『札幌の地名がわかる本』で「鉄東」の項目を見た時は、「えっ、ちゃんとした地名なの!?」と驚いたほど。
前述の場所以外で、街中で「鉄東」の文字を見かけたら、教えてもらいたいほどラッキーで貴重であります。
是非とも東区には「鉄東」という地名がなくならないよう守り続けてほしいと思います。
さて、「鉄東」の由来。
昔は鉄道(JR函館本線など)の北側を「鉄北」と呼んでいました。
昭和の初め頃、石狩街道の東側地域(現地域)が「鉄北東部」と名付けられ、それが縮まり「鉄東」となりました。
区内で最も早くから市街地ができた地域だそうです。
(参考:札幌市東区役所発行「区民のページ」2007年12月号)
※ここでの「石狩街道」は地図上では「創成川通」。
ちなみに「鉄西」という地名もあるようです。
(「鉄南」は札幌には無いようです。)
最後に。
冒頭に出てきた「ジェイアール生鮮市場」について。
調べてみたら「JR北海道グループ」の「株式会社北海道ジェイアールフレッシュネスリテール」が運営しており、予想が的中しておりました。(喜)
さらに、「鉄東ショッピングセンター」も「JR北海道グループ」の「北海道 JR 都市開発」が運営しておりました。
(でも、「鉄東」はJR北海道が付けた名前ではない。ただ、「光星ショッピングセンター」としなかった所に、JR北海道の思惑が見え隠れするような気がする…)
JR北海道も色々な分野で頑張っているんだなぁと感心しました。
これ以上、路線を縮小させなくて済むよう頑張って欲しいと思うのでありました。
(我が家、車がないですからね…)
今度、お肉、買いに行きます。
<参考資料>
- 北海道旅客鉄道株式会社公式HP
- 札幌市市民文化局市民自治推進室「札幌市のまちづくりセンター」
- 札幌市公式HP
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