※こちらは2017年2月13日に行った散策(宮城県仙台市青葉区片平~一番町周辺)のレポートです。
かたひら まちあるき マップ
散策マップは街歩きの大切な資料です。
広範囲のものより狭い範囲の中で見所を詳しく説明してくれるマップは本当に貴重です。
問題はそういったマップに出会えるか、ということなのですが、
仙台市片平(宮城県・青葉区)の場合は、そのエリア内にあるカフェで偶然見つけて入手することができました。
この地図が取り上げている街は良い所でして、よく日常のウォーキングで訪れております。
普段歩いていると、街歩きの記事にしようとは思いつかないものですね。
先日、ようやくじっくり歩いて記事にしようと思い立ちました。
普段は素通りしている所も、今回はちゃんと足を止めて、じっくり見学したいと思います。
ウォーキング開始!
1.仙台市営地下鉄東西線「大町西公園」駅からスタート
風は強くとも晴天の日。ゴーグル(メガネ)をつけてウォーキング開始です。
今回のスタート地点は「大町西公園」駅です。
駅の目の前には大きな交差点があり、青信号を待って、道を渡ります。
目の前のビルには「綱村母公浄眼院生家 三澤邸跡」碑があります。
綱村公は伊達藩主4代目となった方であります。母君である浄眼院は聡明で美しい方だったそうです。
大橋に向かいながら途中の景色を楽しみます。
こちらは地図には「大坂・大町頭」と表記されており、青葉山への眺望が最高と書かれてありました。
しだれ桜が咲くのが待ち遠しいですね。
2.大橋と広瀬川
大橋の手前で再び道を渡り、広瀬川沿いの遊歩道につながる階段を下りて行きます。
大きな通りは何回か歩いているのですが、こちらの小道には気づいていませんでした。
階段を下りると碑や銅像があります。
こちらは仙台キリシタン殉教碑。
キリスト教が禁じられた時、大橋の下で水責めを受け、命を落とした殉教者を弔うために建てられたもののようです。
そんな悲しい歴史のある大橋でありますが、最近、改修工事を終え、とても美しい橋に生まれ変わりました。
振り返ると、仙台市営地下鉄東西線を見ることができるかもしれません。
殉教者への黙祷を済ませると、広瀬川沿いの遊歩道を歩き始めました。
17世紀の初めに西の仙台城大手門と東の仙台城下を結ぶために架けられた大橋。
なんてきれいな橋だろうと思いまして、写真撮影に夢中になりました。
絵になる街路灯です。
遊歩道から眺める広瀬川の景色も美しく、ほっこりした気分になりました。
季節ごとにきっと違う景色が楽しめるかもしれません。冬は冬で良い趣があります。
振り返ると、大橋。やっぱりいいですね。
3.追廻石積
広瀬川と大橋の景色を楽しみながら、スロープ状になっている石垣を探します。
このスロープ状の石垣(写真左)は片倉小十郎が住んでいた頃から存在するものなのだそうです。
大橋から西側は川内と呼ばれ、片倉氏ら伊達家の上級家臣の屋敷が並んでいたそうです。
なお、こちらの遊歩道、川岸まで行ける階段が設置されております。
階段は2カ所あるので、逆戻りする心配はありません。
水かさが低い時はちょこっと寄り道してみてはいかがでしょう。
散策マップ
参考資料
- ウィキペディア「大橋(広瀬川)」
- かたひら まちあるき マップ
つづく≫