子供の頃からどうも「モンブラン」は苦手であります。
マッシュされた栗の粒子が口の中でザラザラしているところに、スポンジケーキのモサモサ感が加わり、口の中の水分がスポンジに取られているというのに、栗クリームの下に隠れているホイップクリームの脂っこさが追い打ちをかけるのです。
どうにもこうにも、やりきれません。
ですので、私、50年以上生きてきて、「モンブラン」はおそらく10個も食していないのではないかと思われます。
(極力、避けて生きてきました。)
そんな私が、やる気を出して「モンブラン」をいただくことにしました。
札幌・桑園(そうえん)の人気店「スイートハーツナンポ」さんの「熊本球磨栗の和栗モンブラン」であります。
なんと、1つ、850円。
期間限定商品であります。
早速、一口。
栗クリームは、やはり栗の粒子が感じられるものの、その下に控えるガナッシュによりかなり滑らかな感じになっているので、一般の「モンブラン」より口当たりの優しいものになっています。
そこに土台として控えている、柚子香るしっとりしたパンドジェンヌが加わり、栗クリームのザラザラ感をさらに中和、口いっぱいに広がる柚子の香りで爽快な気分となります。
また、パンドジェンヌには柚子の皮を小さくカットしたものが入っているので、咀嚼が楽しいです。
この時点で、私が苦手とする「モンブラン」の問題点を解決しており、非常に感心しました。
甘さは控えめ。
しかし、ここまでは序章にすぎません。
食べ進めると、ケーキの中央に最高品質の「和栗」が現れます。
甘露煮の和栗。
これが1番甘く、ドラマチックな登場となります。
とてもよく計算されたスイーツ。
何十年ぶりかでいただいたモンブランは、心に残るものとなりました。
その他に購入したものはこちら。
「ユズレモンタルト」も期間限定商品。
まずは是非、タルトをじっくり眺めてから実食下さい。
写真では目立ちませんが、透明なジュレがしずくのようにかかっておりまして、とても美しいのです。
気品溢れるスイーツとなっております。
ケーキ表面のメレンゲがサクッとしており、その下に控えるなめらかなクリームにアクセントを添えます。
もう柚子の香りが全開!
この時期ならではのフルーツの香りに幸せな気持ちとなりました。
土台のタルトの中にはレモンカスタードクリーム。
キリリとした酸味が、柚子クリームとよく合います。
手前が「フランボワーズ&ロゼ」、奥が「ピスターシュ&アマレット」
カリフワっとしたマカロン。
間に挟まれた餡も口どけ良く、食べやすい一品となっています。
故にあっという間に完食となります。
香りや風味も豊かです。
「南保ロール」も人気商品の「スイートハーツナンポ」さん。
そちらは、残念ながら売り切れとなっておりました。
早く買いに行かないとダメですね。
また、いつか伺いたいと思います。
それにしても、桑園エリアというか北円山エリアは洋菓子の激戦区なのではないでしょうか。
チョコチョコ足を運びたいと思います。
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