打ち砕かれたロマンの修復のため、特集も4回目にまでなってしまいました
分水嶺踏査は日本から中国、そして世界に広げよう
などと考えたりして、世界の分水嶺(分水界)をよくよく調べていくと、これまた
海や川の概念が変わってしまうほどの、気の遠くなるような現実を目にする
ことになってしまいました。
最近は、どんな事象についてもウィキペディアがその概要を解説してくれるよう
になったのでとても便利ですよね。
http://globe.asahi.com/feature/090706/03_1.html
世界の分水嶺(分水界)を表した図を見ると唖然とします。
◆参考資料
上に張り付けた地図をにらめっこしながらご確認ください
・地図上の最上、(青緑色)は『北極海』
・北米から中米~一部南米北部は『アメリカ地中海』で(草緑)
・南米とアフリカの間の『大西洋』は(緑)
・左右広範囲の(紫色)は『太平洋』
<日本海は太平洋に含めている>
・(ピンク色)は『インド洋』
・地図のほぼ真ん中、イタリアを囲む(水色)は『地中海』
・分水界に関係ありませんが、最下の『南洋-南極海』は(黄土色)
そして、
?と思うほど広い範囲に黒色がありますが、
これは海洋ではなく内陸湖に流入する分水界として『内湖の流域
(Endorheic basin)』というエリアなんです。
主に
・カスピ海およびアラル海
・メキシコの中央高原
・アラビア半島
こんなに広い流域に海洋に流れ込む川が存在せず、辺りの水分は蒸発と
浸透だけが繰り返されている・・・
というのです
この事実の意味することは、
世界中の森林面積は驚くほど少ない。
と同時に、人間が生活水や農業、工業用水として使える大切な淡水が
どれほど貴重なものかが感覚的に理解できるようになるということでは
ありませんか?
日常、川が流れている環境に当たり前に育った僕達は、川や湖がどれほど
大切かがよく分かっていなかった。
それを豊富に維持できているのは山の浄化作用、この豊かな森林面積
を湛える国土があってのこと・・・
嗚呼、
違った意味でまたロマンが湧いてきました
世界の分水界を巡って、結局、日本の山や川、北海道の水資源の
素晴らしさに帰ってくる・・・
Toshiは、この北海道の大自然を愛します
~
お後がよろしいようで
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