10月三連休初日の土曜日はこの春に歩けなかった「夕張岳(1,667m)」
の金山ルートを登ってきました
この時刻〔13:30〕雲が抜けた夕張岳(小夕張岳より)
この三連休の予報も芳しくありません
今週、台風23号くずれの温帯低気圧が道東を中心に猛威を振るい、
この夕張山地も相当な風雨となった後のトナシベツ林道、ここに入れる
かどうかがまず心配でしたが大丈夫でした。
金山ルートは毎年恒例としている春の山菜採りツアーとの組み合わせで
今年も訪れましたが、その時は林道の一部崩落で進入禁止となって
いました。(15/05/30『富良野西岳』)
過去3年の春登山
三連休予報で晴れる確率の高いのは初日の土曜日だけ
選ぶ山域に迷いましたが、地域予報と睨めっこして選んだエリアは
夕張山地も悪くない・・・
それじゃあ大夕張ルート(9/30鹿島林道close)からの登山者が
少なくなっている夕張岳を金山ルートから登るってのは妙案だと
思って決めました
そうと決めると前夜の帰宅が遅くなってもゼンマイは巻かれて
4:00には起床、元気に金山までやってきました
登山口付近は紅葉した葉がまだ綺麗
■7:45 金山ルート 登山口
林道は思ったほど荒れていませんでしたが、登山道には想像
通りかなりの倒木が観られました。
しかし、その大小の倒木を割けるのはそれほど苦にならず、、
むしろ落ち葉が登山道を埋めていて滑りづらく...、
且つ、ズボンが汚れないのがイイです
落葉にはまだ緑の葉っぱまで含まれている(低気圧の影響)
木の実も沢山落ちています。
老大木が根っこから抜け落ちている・・・
この日の予報では、午前中は曇りで午後にかけて晴れマークが
多くなっているので、
登りは比較的ゆっくり...、で小夕張岳の山頂からの眺めはさて
どうでしょう?
夕張岳山頂は予報通りガスに覆われています。(9:50)
僅かに上空から陽が射しているのが確認できると期待が湧きま
すが...
小夕張岳から夕張岳までの行程を歩く時刻、周辺は標高1,500m
付近から上に相変わらずガスが掛ったままでした
低木についた樹氷がロックアイスのように登山道に溜まっていて歩きづらい。
夕張岳の山頂周辺もここ数日の悪天で雨が雪に変わり、
登山道にはところどころ雪が残っていました。
北の方角、芦別岳もやはり頂上が望めない。
頂上まであと1kmのところでガスの中に入ると、部分的にはかなりの
風で体感温度が一気に下がります。
吐く息も白い、
北海道の山の防寒対策はもう冬装備で
です。
■11:30 頂上
三脚の足には小石を乗っけて転倒防止しています
頂上とぉ~ちゃこ後の視界不良状態から暫くして、
お社の脇で食事を摂り、30分粘ってこれだけ回復しました
だけど、これ以上は体が冷えてあきません
鼻水たらしながら、すたこら下山です。
■12:30 下山
と、
下山し始めると、わずか数十メートルの違いでガスがもの凄い
スピードで抜けて行き、
雲のカーテンが上げられたような美しい景色を目にすること
ができました。
姿を現した大夕張側ルート
雲のカーテンは標高1,600mまで引き上げられて
遠くシューパロ湖の画像が映画のようだ
北方、芦別岳(1,726m)も揃ってカーテンコール
7合目あたりまで下って振り返ると夕張岳山頂のガスも抜けている・・・
登山道を少し外れて藪漕ぎ...、全景を撮れる場所で(12:50)
来年の春、この辺りにはまだ雪渓が多く残っているはず・・
今年は紅葉の画像を満足に上げられてないなぁ~
■14:35 登山口
春の残雪期以外にこの金山ルートを歩いたことが無いのに気がついて
臨んだ10月の夕張岳でしたが、小夕張岳から夕張岳山頂までの凡そ
8km強の道程で夕張岳の全景を眺められるビューポイントが無いの
が断念なルートです。
小夕張岳からの眺めにしたって、緑葉時期は低木がじゃまになり、
木々の間から僅かに望めるだけ...、
これが距離が長い同ルート不人気の要因の一つでしょう
しかし、この日は大夕張側からの登山客ゼロに加え、金山ルートでも
行き交う登山客は居ませんでした。
ひっそりとした山歩きを楽しみたい方にはやはり良い登山道です。
下山後は湯ノ沢温泉(日帰り500円)で汗を流し...というか冷えた体
を温めて帰りました。
来週土曜日は“爽やか登山の会”でニセコ周辺の山に出没予定です
ごきげんようまた来週
芝刈りも晴れれば気分がよく、
上手く刈れると楽しいものですよね
何より前夜、ススキノを満喫できたことは良かったです。
Toshiめも今朝は登山でもないのに早起きして話題のラグビージャパンの
応援でした。
なんだか日本、日本人も“やればできる”という感じがして嬉しいですね。
ますますゼンマイの軋む音が聞こえます。
またの来道をお待ちしていまっす
林道は開いていたのですね。あ~夕張岳、近いようで遠いです。
30時間ってきっと間違いですよね・・・
でも待っていて良かったですね。すっきり頂上までの雲が取れている!なんという・・・しかし、Toshiさん、持ってますね~(^。^)
二週続けての暴風だったので、こちらも『神威岳』までの長い林道を避けた。
寒かったんだけど・・・
想像していたほど寒くもなかったですよ。
残雪期だって登山客が一人も居ない・なんてことはそうないのに兎に角、だれも居ない。
昨今、Amigoさんとはルートファインディングが酷似しているのに、他の人はまったく違う
イメージをして異なる山域に向かっているんだと思うと、どうあれ我々が変わっているん
だろうね
まだ若い葉っぱや枝まで飛ばされて散乱していて、老木に至っては根こそぎ倒れて
無残ですが、これが自然界のルールなんでしょうね。
いつも話していることですが林道や登山道の整備を仕事にさせてもらえるなら是非
させてもらいたいです。
暫く太平洋側の天気が良さそうなんですが、その太平洋側に候補にする山が意外に
少ないのが困ります。