3月最初の土曜日は
札幌近郊の山「狭薄山(1,296m)」-さうすやま-に登ってきましたよ
狭薄山頂上で岳友“Taekoちゃん”と、(中央に恵庭岳)
冬の狭薄山(さうすやま)はイイ
と、、言っても夏山登山道が無いので、
冬季間から残雪期の春山登山限定の山ですが、札幌近郊の山の姿で
これほど素晴らしい鋭鋒はそうありません。
その頂きに昨年も二度挑戦して、二度とも挫折しています。
一度目は、同じ“万計沢川コース”できついラッセルと視界不良に阻止されて断念。
もう一度は、豊滝側からの急斜面に敗退しています。トホ
それなのに、
Taekoちゃんは、昨年二度“万計沢川コース”に登頂しています。
凄い
■7:20 登山口 駐車場
6合目までは空沼岳と同じコースを辿ります(ここまでは多くの踏み跡で賑わっています)
狭薄山へは片道12kmあるため、きついラッセルをせずとも登られる残雪期に
多く登られます。
この日も雪はほどほどに締まっているものの、ツボ足で登れる状態ではなく、
6合目以降はまだまだ冬山の趣です
出モノ腫れモノところきらわず・・・1トンは軽くあるでしょうねぇ
こんな雪の塊がいたるところに見られるのは、もう春が近いからでしょう・・・
ときには、こんなところにぶら下がることもあります
笑っていただいて・・間もなく、万計山荘に到着です
■9:25 万計山荘
はぁ~この時点でまだ5合目と言っていいでしょう。先が長い
ここで、
ちょっと万計山荘が気になるので中を視察します。
ここでは大酒飲んで盛り上がっても誰も文句言わないし、トイレが近いのがイイ
かもね?
~
■10:15 真簾沼
天気はまずまず、
万計沼の次は、空沼岳名物“真簾沼(まみすぬま)”です。
(真簾沼の直径は、一番長いところで400mほどあります)
この時期はまだ真っ白
(スノーモービル跡はちょっと気になりますが、借りるとやっぱり歩きやすい)
ここから先、徐々に狭薄山が姿を表します。
と、右端の山は「札幌岳」です。
■10:45 札幌岳~空沼岳夏山縦走路地点
~
まあ~~~、ここからが長い長い、踏み跡もないので尚更そう感じるのでしょうね、
空沼岳から札幌岳まで続く縦走路を過ぎ、やっとこさ狭くて薄い鋭鋒の懐まで来ました。
あ、
ここから眺める狭薄山は鋭鋒という趣でないと思われるでしょう。
しかし、
さにあらず、実はこの角度からをご覧下さい。
最後の急登はなかなかです。
Taekoちゃんの体重ではスノーシューが刺さり込まないため、ここでツボ足です。
とにかく滑落に気をつけましょう
~
■12:30 頂上
申し訳程度の「狭薄山」頂上の立札(もう50cm積もったらどうなるの?)
西の羊蹄山こそ眺められないものの、四周の景色を十分に楽しめます
風もそれほど無いため、マイナス10度とこの時期にしてはちょっと寒い頂上で
昼食をとり、満足の下山です。
~
■13:00 下山
登りで凡そ5時間を要しましたが降りはさてどれだけかかるでしょうか。
“下り坂最高~ぉ”って具合にいけるかな
輝く狭薄山の頂き、
こんなBCゲレンデが人里近くにあればパラダイスでしょうが、
そんなのがあったらそれは人で人で・・・大変ですね
■14:10 真簾沼
~
■15:00 万計沼
~
■16:05 登山口 駐車場
いやぁ~長かった、
総時間8:45、総沿面距離24.2km、累積標高差+-凡そ2,000m、
冬山にしてはやはり手強い狭薄山を終えてとても満足です
それにしもTaekoちゃんの体力はやはり凄い(お酒も凄いけど)
最後は動画で頂上の雰囲気だけお伝えしましょうね。
しかし、長い山行でしたね~さすが
あ~行きたくなってきました
良い山ですよ!
札幌近郊にも冬山を楽しめる良い山は沢山あります。
ただ、犬も沢山出没します