“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

18/07/08『羊蹄山(比羅夫ルート)』

2018-07-08 | 1道央の山

ふぎょぎょ!?

 

なんと朝起きると、予想に反して西の空が久し振りの快晴

そこで、昨日の夜の段階で予定していた「神居尻山」を止め

今日は南西方向に走ることに決めました

7月2回目の日曜日は標高を獲得するため「羊蹄山(1,898m)

比羅夫(倶知安)ルートから登って来ました

 

頂上付近で時間を潰しているうちに、運よくガスが切れてきたぁ~

 

 それにしても長いこと太陽の陽射しを浴びていないような

気がします。

北海道も豪雨に見舞われた先週でしたが、被害は思ったよりも

小さかった・・というと浸水や孤立した地域の方に失礼ですが、

西日本から近畿にかけては大変な被害となってしまいました。

これだけ広範囲の水害が過去にあったでしょうか?

自然の猛威にわれわれ人間はなす術がありません。

亡くなられた方には心よりご冥福をお祈りいたします。

 

さて、

先週、その雨に嫌気がさして毎週巻かれるはずのゼンマイを

動かせずに登山をサボってしまいました

最近、人生の下り坂をとてもしんどく感じるToshiであります。

 

夏山ガイドでは“比羅夫コース”だけど本当は倶知安コースだってさ

 

今週サボってしまうとサボり癖がついて、復帰が難しくなる

のでなんとしても標高を獲得せねばとここ倶知安町まで

凡そ1時間半走って来ました

 

 

7:15 比羅夫(倶知安)コース登山口

 

登山口はガスの下と思われ、

登っていくに従って上空に晴れ間が広がってくるだろう、

というのが本日のToshiの虫の良い見立てです


というか、朝西の空を眺めたときの直感です

 

 

今日は、気温が上がっても20度そこそこ、

涼しいところに朝のうちこうして日が差し込まないので、

快適に標高を稼ぐことができてgood(はず)

 

そうして5合目を過ぎたあたりの標高1,150mあたりから、

予想通り辺りが明るくなってきました

 

まず視界にはアンヌプリが顔を出し

 

次に狩場山?が遠くに顔を出し

 

頂上には雲一つない..

 

はずの景色が現れるはずが、そんなうまくはいかない..

 

本日、倶知安~真狩にかけての西側にガスがかかりやすぃ

 

お鉢にとぉ~ちゃこしても、

よい画像を収められずに周遊していると、

 

京極~喜茂別方面(東側)だけは雲海が多少みられる・・

 

気が付いたら、

ガスったままの頂上(寂しいぃぃ~)

 

■10:00 頂上

 

こんな景色を眺めに態々山域を変えて羊蹄山まで来たのでは

ないっ

 

と、

ぶつぶつ言いながら、いつもより長い時間を頂上付近で

うろついて、食事して、待つこと30分でこの景色です

 

京極~喜茂別から札幌方面を望む

 

 

イワウメってぐらいだから岩の近くに咲くんだろう

 

この時間のお鉢の空気感

 

あいかわらず西からガスが上がって来るんです

 

 

10:45 下山

 

羊蹄山は日本100名山だけに、

今日は道内客よりもむしろ道外からの登山者が多かった

ような・・・

 

 

えーっ、何故にそんなことわかるか?というと、

雲海に浮かぶ山の名前を聞かれたときにそう感じましたよ。

 

駒ヶ岳はどっちですか?

 

左奥に岩内湾から積丹方面が綺麗に望めたこの時刻..

 

北海道の人なら、

駒ヶ岳は南西の方角..と、間違っても札幌の方向を

指さしたりはしないでしょうと・・

 

下山時はニセコ方面のガスが下がって連峰の臨場感が

 

思うわけです

 

 

それと、登山口の駐車スペースには道外のナンバーが数多く

止めてありました。

 

ニセコ連峰も西側に雲海⇒東側が

 

 

雨がよく降ったせいで新緑の緑が深みを増して、

今が一番濃い緑

 

羊蹄山の周りでも真狩で道路が削り取られる被害の報告

があり、あれだけの降雨があったにも関わらず、本日の登山道

は何処もしっかりとしていて、本来的には雨を蓄える能力が

全道一の山、

それが「後方羊蹄山(=シリベシヤマ)」でしょう

 

12:30 登山口

 

 

来週はいよいよAkkiさんと一緒に北アルプスに向かいます。

関東甲信越だけは梅雨が明けました・と言っているので、

晴れを期待したいのですが、

昨年9月の連休の穂高連峰は、台風に直撃されているので

今年もどうなるか分かりません

 

ともあれ、

アクシデントなく登ってこられますように 

 

 

 

 

 

 


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4 コメント

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山を想へば人恋し・・ (★たぐぴ〜♪)
2018-07-08 19:42:30
 
今回は日本各地を
ぐちゃぐちゃにされたばいねぇ(怒)
九州もそれなりのやられようやったばってん、
中国・四国他はとにかくひどかったばい。

大雨で被害に遭われた皆さんに
改めてお見舞い申し上げます。


さて、ここからはトシクンのブログへのつぶやき。

いやいや、見事な景色に惚れ惚れ・・ばい。
蝦夷富士からの眺望たるや素晴らしかねぇ・・・
とにかく気持ちのよか「青」色ばい。

で、来週は北アルプスげな?
よかねぇ〜〜〜・・

アタックする山は異なるやろうばってん、
Facebook でも紹介したオイラの昔の知り合いが、
「男の隠れ家 別冊『夏、山へ 2018』」ていう本の
中の記事ば一部取材・執筆しちょるんよ。
「東鎌尾根コースで 槍ヶ岳へ」とか「雪渓を登り 針ノ木岳へ」とか書いとるけん、
本屋で見かけたら立ち読みでもしてはいよ。

天気は神様にしか分からんばってん、
トシクンの神通力で「晴れ♪」ば引き寄せて
楽しい山行にしんしゃいな。

今週も元気な報告ありがとさん。


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>山を想へば人恋し・・ (Toshi)
2018-07-08 21:16:44
人間、日照りが続くと涙が出るし、寒さの夏はおろおろするばかりで、
雨ばかり続くともうゼンマイが錆びて軋む音が聞こえます。

たぐぴー♪さんと知り合ったころから、こってりわびさびのきいた日本が
好きだと言い続けてきましたが、その日本に天変地異が相次いでいることで
なんだか自信喪失気持ちが沈みます。

何んとか気持ちを上向かせるためにまた山に登らないと・・です。
そう、たぐぴー♪さんのお仲間さんの執筆した別冊本を参考にして、
今週末北アルプスの表銀座「東鎌尾根コースで 槍ヶ岳へ」行って
きます。

返信する
アメリカより (Tak)
2018-07-09 09:38:01
Toshiさん、平らなジョージア州から、初めてコメントさせていただきます。日本の大雨は大変でしたが、やはり、不謹慎ですが北海道の林道を心配してしまいました。まだ復旧していない日高方面は、さらに酷くなっていませんか?このまま温暖化が進んで、毎年大雨と台風がやって来て、北海道の林道が全滅しちゃうのではと心配をしてしまいます。が、大丈夫!晴れ男Toshiさんが、雨雲を吹き飛ばしてくれるでしょう。
返信する
>アメリカより (Toshi)
2018-07-09 19:34:08
Takさん

アメリカから有難うございます。
Toshiの神通力はせいぜい降水確率30%の局所に「晴れ間」を覗かせる
程度のもので、梅雨前線や台風を蹴散らすことは出来ません。
林道は誠に心配しております。

それにしても、もうアメリカ・ジョージアからこうして発信してもらっている
ことを不思議に思いますね。。よくぞそこまで回復してくれました!
アメリカの同僚さんから「Takは、バイクを10mぶっ飛ばしたタフガイだよ」
と紹介されるぐらい大きい風呂敷で商売、、いやビジネスして下さいね。

そうそう、来年マスターズが始まったら最終ラウンドで特定の有名選手
にくっついて何とかテレビに映ってください。
我々はその事前情報を元にTVに張り付きます!
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