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ノムさんの言葉を借りて ぼやき 具体的にどうするんや? ~<二つの政府のゼロ目標> 待機児童ゼロ/介護離職ゼロ ~

2020-09-28 19:56:00 | 『コロナ:考』新しい試みです(2020年4月より)
ノムさんの言葉を借りて、
ぼや きます。

<二つの政府のゼロ目標>
待機児童ゼロ
介護離職ゼロ

著書「上達の技法」(日本実業出版社)
元プロ野球監督の野村克也さん
京都府竹野郡網野町(現:京丹後市)出身のプロ野球選手(捕手)・コーチ・監督、野球解説者・野球評論家。1935年〈昭和10年〉6月29日 ‐ 2020年〈令和2年〉2月11日)

【読売新聞 編集手帳 令和2年(2020年)9月28日より】

◆元プロ野球監督の野村克也さんは生前、「日本一になりたい」という選手が多いことを心配していた。「具体的にどうするんや?」と聞くと、言葉に詰まってしまうからだという。著書「上達の技法」(日本実業出版社)にあった。

◆大きな目標は聞こえはいい。だが、実現するためのプロセスを考えることが大切。そこをおろそかにすると、成果が出ず、あきらめることになりかねない。そんな親心があったのではないか。

◆二つの政府のゼロ目標を思い出した。一つは、2020年度末までに保育所などに入れない待機児童をゼロにすることだ。先頃発表された待機児童は1万2000人以上だった。介護離職ゼロも掲げているものの、離職者は10万人近くいる。いずれも達成は難しそうだ。

◆国の約束だ。「無理です」ではすまされない。子育てや介護は、日々の生活にかかわる。待っていられない。達成できない理由は何か。実態をもとに丁寧に分析し、実現までの道のりを示してほしい。

◆新しく代わった内閣の面々を思い浮かべつつ、ノムさんの言葉を借りて、ぼやかせていただく。具体的にどうするんや?



ご覧いただきありがとうございました。
【イラスト /みさきのイラスト素材】 


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