SSF 光夫天 ~ 詩と朗読と音楽と ~ 

◆ 言葉と音楽の『優しさ』の 散歩スケッチ ◆

まだ初夏らしく朝晩は過ごしやすい

2019-05-31 16:43:34 | 「尾崎喜八を尋ねる旅」

                        草野心平 御嶽神社社務所にて 1949年

 

今年の5月は特別だった。

 

平成31年4月26日撮影

令和元年5月11日撮影

窓外の景色は、「一変」した。なんと思い切りのよい『剪定』だろう! (^^)

 

 

詩人 草野心平の詩「五月」と題する一編を題材にして

今日の「よみうり寸評」(読売新聞)に、こうあった。

 

◆〈すこし落着いてくれよ〉〈少し休んでくれよ〉と5月に呼びかける。

詩人の草野心平は「五月」と題する一編に、この月への思いをつづった。


それは〈樹木や花たちの溢(あふ)れるとき〉であり、〈小鳥たちの恋愛のとき〉である。

〈雨とうっそうの夏になるまえのひととき〉でもある。

初夏のそうした時間があわただしく過ぎるのを惜しんだのだろう。


◆とりわけ今年の5月は特別だった。

新しい時代の幕開けと重なり、日本中が祝賀気分で初日を迎えた。

ならばその月の終わりに際し、例年にも増して愛惜が募ったかといえば、そうでもない。

むしろ改元へのカウントダウンを聞いた4月のほうが、過ぎ行く時間を強く意識したように思う。


◆先週来の暑さのせいでもあるのだろう。

時候の移ろいに待ったをかけたくなるより先に、本格的な夏になってしまった。

そんな感さえある。


◆この週末あたり、少し早起きして、つい見過ごした5月の名残を探すのもよろしかろう。

昼間は暑くても、そこはまだ初夏らしく朝晩は過ごしやすい。


よみうり寸評(令和元年5月31日)

 

*いわき市立草野心平記念文学館(草野心平の生涯)

http://www.k-shimpei.jp/life.html


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