SSF 光夫天 ~ 詩と朗読と音楽と ~ 

◆ 言葉と音楽の『優しさ』の 散歩スケッチ ◆

デジタル庁 目に見える成果を出さねばなるまい。

2020-09-21 17:00:00 | 『コロナ:考』新しい試みです(2020年4月より)
【(見出し画像)みさきのイラスト素材 さんより】 

【読売新聞 編集手帳 令和2年(2020年)9月21日より】


キーワード:
「デジタル庁」
 政府は、行政サービスのデジタル化を一元的に行う「デジタル庁」について、廃止時期を明示した時限組織として、来年中に設置する方向で調整に入った。設置期間を区切ることで、短期間に集中して施策を進める狙いがある。2020/09/21

「割普請(わりぶしん)」
全体を幾つかに分け、分担して行うあるいは行わせる普請。


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イグ・ノーベル賞 ワニに ヘリウムガスを吸わせるのは大変でした。www

2020-09-19 17:10:52 | 『コロナ:考』新しい試みです(2020年4月より)
イグ・ノーベル賞 『音響学賞』
 おめでとうございます。
 

*今回より、音声ファイル に、ナレーションを入れています。


ご覧いただきありがとうございました。









*おもしろい動画でした。
『わにさん どきっ はいしゃさん どきっ』(5分31秒)


「大向う」 ジミソウ、ジミソウ ...(自民党総裁選)

2020-09-07 19:32:54 | 『コロナ:考』新しい試みです(2020年4月より)
「大向う」(おおむこう)とは、 芝居小屋の向う桟敷の後方、舞台から最も遠い客席のこと。明日は、自民党総裁選が告知される。政策論議をおろそかにすれば、党の汚点となろう。離れた場所から、目も耳も肥えた国民が注視していることをお忘れなく、と言いたくなりました。

https://youtu.be/5G2oslFhtDA(2分9秒)

◆芝居小屋の舞台から一番遠い席は「大向う」(おおむこう)と呼ばれる。全体を見渡せるため、目も耳も肥えた芝居好きが集まる。

◆講談の「中村仲蔵」は、江戸時代に実在した役者の立志伝である。仲蔵は日の当たらない道を歩んでいたが、忠臣蔵の端役を演じるのに苦心して、全身白塗り、びしょぬれという度肝を抜く姿で舞台に現れた。静まりかえった小屋で、見つめていた常連客が喝采をあげた――

◆国の指導者を決める選挙で、投票権を持たない国民はさしずめ大向うの客だろう。舞台にあがる3氏には日本の進路を濃く深く論じてもらいたい。

あす自民党総裁選が告示される。
◆コロナ禍の対処と経済の両立はもちろん、対立を深める米中両国とどう付き合うか。折からの重い課題である拉致問題、少子高齢化、地方の疲弊…。現政権の看板「アベノミクス」が継承に値するか否かも、聞いてみたいところである。

◆すでに結果が見えるからといって政策論議をおろそかにすれば、党の汚点となろう。総裁選を単なる派閥の主導権争いにしてはなるまい。
離れた場所から、目も耳も肥えた国民が注視していることをお忘れなく。

【読売新聞 編集手帳 2020年(令和2年)9月7日より】

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風速80メートルとは、高速で走る新幹線の屋根にしがみついた場合と同等。

2020-09-05 20:19:23 | 『コロナ:考』新しい試みです(2020年4月より)
2018年9月4日 台風21号が、関西に襲来して甚大な被害をもたらした。同年9月6日 北海道胆振東部地震(いぶりとうぶじしん)、あの恐ろしい光景から2年経った。そして・・・


コロナ禍の「台風10号」に対する準備は万全だろうか?


https://youtu.be/ZLzBJxxAmDo



◆気象庁の観測史上、台風による瞬間風速の最大値は、1966年9月5日に沖縄・宮古島で記録された85・3メートルだという。島の半数以上の家屋が損壊したとされる。


◆ほぼ日付を同じくして、最大瞬間風速80メートル以上といわれる台風10号が沖縄諸島を北上する。沖縄の方々が無事に乗り越えていただくことを祈るばかりだ。


◆風速80メートルとはどんな風か。たとえを聞いて背筋が寒くなった。人体が受ける風圧は、高速で走る新幹線の屋根にしがみついた場合と同等だという。気象庁の言う「これまでに経験したことのない台風」とは、普段の生活の景色を新幹線の屋根に変えかねないということだろう。


◆6日から7日にかけて、九州の西岸を台風の中心が進むとされる。この位置については、専門家が最悪ではないかと指摘している。おととし大阪に甚大な被害を招いた台風に同じく、「危険半円」と呼ばれる右半分が九州にかかるためだ。風速60メートルを超せば、木造家屋は変形・倒壊の危険がある。懸念のあるご家庭はどうか、堅固な建物への避難を急がれたい。


◆決断するなら、きょうである。新幹線の屋根からどう逃げるか。


【読売新聞 編集手帳 2020年(令和2年)9月5日より】


追加:2020年9月5日20:00(気象庁)



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熱暑から息つく間もなく、「怖い」「恐ろしい」台風10号が来る。

2020-09-03 21:37:16 | 『コロナ:考』新しい試みです(2020年4月より)

週末に、台風10号が・・・。2018年、台風21号(大阪)では、とても「怖い」「恐ろしい」思いをしました。今年、コロナ禍の中での、また8月に入ってからの猛暑日が続き、そして・・・とてつもなく恐ろしい台風が・・・「怖い」「恐ろしい」

新聞コラムを読みながら、これからの台風シーズン到来をあらためて考えながら、作成しました。

◆「怖い」と「恐ろしい」は、どちらも危険や不安を感じた時に口にする。だがものの本によれば、若干の違いがあり、怖いは主観的、恐ろしいは客観的に用いるという。

◆例えば、カエルが怖い――これをカエルが恐ろしいと書いたとすると、カエルをかわいいと思ったりする人から、あなたの主観ではないかと苦情をいただくのかもしれない。

◆危険や不安にすべての人がひとしく持つ感情が「恐ろしい」であるとすれば、きのうの気象庁の発表が当てはまるだろう。週末に列島に接近または上陸すると予測される台風10号である。

◆中心気圧は925ヘクト・パスカルに達し、高潮などで約5000人の死者を出した1959年の伊勢湾台風(929ヘクト・パスカル)に匹敵する。大雨、暴風とも未曽有の猛威になる可能性もあるという。気象庁は「週末前に備えを終わらせてほしい」と最大限の警戒を呼びかけている。予想進路上にお住まいの方はきょうあす、ゆっくりとは過ごせないことだろう。

◆ようやく朝夕が秋らしくなってきたと思ったら、恐ろしいと警戒すべきものも交代しつつある。熱暑から息つく間もなく、台風シーズンに入った。

【読売新聞 編集手帳 2020年(令和2年)9月3日より】

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