色のセンス。
柄のセンス。
構図のセンス。
ヨーロピアンが描くと
「花鳥風月」もこんなに粋な感じになる。
きっと私が描くと絶対に使わない黒が
この絵柄の中では
重要なポイントとなっている。
そして、ベースの水色のグラデーション。
この生地、この写真のように
上を濃い水色でもいいが
下に濃い水色にすると
安定感がでてくる。
と、思うのは常識的な考えかもしれない。
鳥の飛び方からすると
このままをあまり切らずに
そのままワンピースなどにすると
なんとも麗しい作品ができあがるのではないか!
ちょっと「花様年華」で
チャン夫人が着ていたチャイナドレスや
「ラストコーション」のマイ夫人が着ていた
チャイナドレスなどを思い出す。
ただ綺麗なチャイナドレスではなく
着ている人そのもののような
映画のシーンの大切な部分を服が語るような
雰囲気を醸し出すチャイナドレス。
このプリント生地は
そんなチャイナドレスを彷彿とさせる。
どちらもトニー・レオンが出ていて、
その格好良さに惚れ惚れしたけどね!
トニー・レオンといえば、
道頓堀で行われた 「レッドクリフ」の
ジャパンプレミアでのこと。
映画のシーンのように
道頓堀川を無数の矢が刺さった船で登場した。
出演者にそこに詰めかけた5000人が
熱狂したのを思い出す。
そしてイベントが終わって
船に刺さった矢の1本を関係者からいただき
今もお店に飾っている。
あのジャパンプレミアは
4月とはいえ寒い日だったにも関わらず
ヒロインのリン・リーリンさんは
肩むき出しのドレスで震えながら
挨拶しておられたのを「さすが、プロだわ〜」と
思いながら見ていたのも記憶に新しい。
ずいぶん脱線してけど
シノワズリーはヨーロピアンが描く絵の方が
色香があって私は好きかな〜
さて、また新しいシノワズリーを見つけたら
ご紹介するとしましょう。