パリコレのテーマの第4章「花」から
花と言えば、バラ。
いつの頃からだろう。
バラの花が好きになったのは・・・
バラの花が
常にそばにあった訳ではない。
子供の頃、家の庭に咲いていた花は
ノウゼンカズラやアカパンガス。
椿や水仙、朝顔やひまわり・・・
特にひまわりは
毎年前年に取れた種を
父が作ってくれた鉄棒のそばに植えて育てていた。
今とは違う顔より大きいひまわり。
バラは、我が家の庭にはなかったのだ。
じゃあ、いつバラと出会ったのか。
バラに対する憧れは常にあった。
大好きだった漫画「ベルサイユのバラ」の中では
華やかな貴族たちの世界に
常にバラの花が描かれていたように思う。
きっとその頃から
バラの花に対する憧れがあったのではないか。
そしてその花の持つ華やかさや品の良さ
また妖艶でセクシーなイメージが
たまらなく魅力的だったのかもしれない。
いつか、バラの花に囲まれたライフスタイルが
できたら素敵だろうな〜という
漠然としたものがあったかもしれない。
そして、今はバラは常にそばにある。
靱公園のバラ園は四季を通して
毎日のように触れ合うことができる。
お手入れの難しい花にもかかわらず
その部分は有難いことに世話役の方がおられる。
そんな恵まれた環境の中で、
私は大好きな花に囲まれたライフスタイルを送っている。
その大好きな花を自分の手で描き
そのプリントを作って
今回のパリコレのランウェイを飾った。
その花に対する思いは
これからも変わることなく
いや、今以上に
その花に関わる人が増えれば増えるほど
思いがどんどん募っていくかもしれない。
その思いの詰まった素敵な花を身に纏って
幸せな時間を紡いでいきたい。
パリコレのあの瞬間が
いつもそばにあるように。