今日は両親に感謝する日。
特にこの世界へ産んでくれた母へ感謝する日。
私が母のお腹に宿った時、
母はどう思ったのだろう、
父はどう思ったのだろう、と。
そう思って聞いたことがある。
しかし、母は
「そんな昔のこと忘れたわ〜」と
笑っていた。
でもその時に母から聞いた、
初めてのこと。
私が生まれたのは、もう半世紀以上も前のこと。
その当時病院の分娩室に
入る父親などいなかった時代。
看護婦さんが廊下で待つ父に
「お父さんも入られますか?」と聞いたそうだ。
それに応えて父は分娩室へ入った。
そして私は
この世界へ生まれてきた。
母から出た私をお医者さんの次に抱いたのは、
なんと母ではなく父だったそうだ!!
その話を聞いて後、
私は思い出したことがあった。
初めて父の言葉を聞いたこと。
「よう、来たな〜」
父の言葉は、
記憶の扉の向こう側にしまわれてたのに
その母の言葉で
この記憶の扉が開いたのだ。
その話を聞いた時は
もう父はこの世にはいなかった。
そして母も
その話をした半年後にはこの世を去った
もしあの時に聞いてなかったら・・・
人には生まれてきたことに
物語があるという。
それぞれ、みな違う物語を持っているはず。
もしまだご両親が
ご存命なら聞いてみてほしい。
そしてお子様がいる方は、
ぜひ子供を授かった時、
どんな気持ちだったかを話してあげてほしい。
なかなかこんな話をする場面は訪れない。
でもきっと大切なことだと思うのだ。
きっとそれは私がそうであったように
宝物になるはずだから・・・
お花はいつもお花を届けてくれる
イン・スタイルさんにいただきました。
ありがとうございます!!