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おんぶするため彼女の前でしゃがんだ
えっ大丈夫、大丈夫 ほら立てる
立ち上がろうとしたが尻もちをした
スカートを慌てて下ろしてた
はー 早く邪魔になるからと強めに
くるように促した
そっと肩に手を置いてゆっくりと
体を任せてきたのでゆっくり
おんぶをして立ち上がった
恥ずかしいのか顔を隠して
首に手をまわしてきた
そして近くの公園まで歩き始めた
耳元で 重くない?って呟いてきた
うん重いよ 結構
瞬間 頭を叩きながら暴れ始めた
ゴメン ゴメン 謝ったら収まった
こういうところ女心が分かってない
デリカシーがない 散々説教された
そんなんじゃ 振られるよ
と言って静かになった
そうだね 気をつけるよ
その時アナタの鼓動が大きくなった
ような気がした
10分ほど歩いてたら寝息を立ててた
公園のベンチにゆっくり下ろした
酔っぱらうと寝るようだ
無警戒過ぎて心配だな
もう終電も行ってしまった
ジャケットを脱いでアナタに掛けて
アナタの隣りに座って空を見上げた
月がとても綺麗な夜だった
いつの間にかアナタは体を預けて
眠ってる
月夜に照らされたアナタは神々しく
綺麗だった
気がつけばまつ毛が濡れてた
アナタの前髪を避けて目に
溜まった涙を拭った
悲しい夢でも見てるのだろうか
優しく髪を撫でた サラサラの綺麗な
髪が心地良くて撫で続けた
愛しくて仕方がない
もう知り合って3か月か
続く…
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