朝は来る 恋愛詩の章 by asawakuru

恋愛詩です。
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恋心 2

2020年07月06日 | ストーリー





ほら乗って 

おんぶするため彼女の前でしゃがんだ


えっ大丈夫、大丈夫 ほら立てる

立ち上がろうとしたが尻もちをした

スカートを慌てて下ろしてた


はー 早く邪魔になるからと強めに

くるように促した


そっと肩に手を置いてゆっくりと

体を任せてきたのでゆっくり

おんぶをして立ち上がった


恥ずかしいのか顔を隠して

首に手をまわしてきた

そして近くの公園まで歩き始めた


耳元で 重くない?って呟いてきた

うん重いよ 結構

瞬間 頭を叩きながら暴れ始めた

ゴメン ゴメン 謝ったら収まった

こういうところ女心が分かってない

デリカシーがない 散々説教された


そんなんじゃ 振られるよ

と言って静かになった


そうだね 気をつけるよ


その時アナタの鼓動が大きくなった

ような気がした


10分ほど歩いてたら寝息を立ててた

公園のベンチにゆっくり下ろした

酔っぱらうと寝るようだ 

無警戒過ぎて心配だな

もう終電も行ってしまった


ジャケットを脱いでアナタに掛けて

アナタの隣りに座って空を見上げた

月がとても綺麗な夜だった

いつの間にかアナタは体を預けて

眠ってる


月夜に照らされたアナタは神々しく

綺麗だった

気がつけばまつ毛が濡れてた


アナタの前髪を避けて目に

溜まった涙を拭った

悲しい夢でも見てるのだろうか


優しく髪を撫でた サラサラの綺麗な

髪が心地良くて撫で続けた

愛しくて仕方がない


もう知り合って3か月か


続く…





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