であ、もうひとつ、警備員時代の黒いベンツねたをアップしてみたいと思います。
そう、それは世田谷の等々力に建設中のとあるマンション建設現場での出来事でした。 私は東急線沿いに住んでいたので、東京の中心部に出るときには大体東横線を経由して行くことが多かったですね。 その現場は等々力7丁目付近でしたので自由が丘まで東横線で出てそっから大井町線に乗り換えて等々力まで行っていました。
行きは等々力まで行っていましたが、帰りは自由が丘まで歩いて行っていました。 当時はホントよく歩きました。 「東京の歩き方」 とゆー本でも書こうかなーと思ったぐらいです。
まーそれはともかく、そのマンションは区の条例か判りませんが、上3階、地下駐車場の低層マンションで、確か5000万~7000万円クラスの分譲マンションだったと思います。
しかし、話はこちらではありません。
その警備しているマンションの前の十字路に一戸建てがあったのです。 一般の建設現場の警備の場合、近隣住人との協定からだいたい8時ぐらいから工事開始OKでしたから、7時半ぐらいには現場に到着して上番していました。
で、いつもその十字路の角っこの高級そうな一戸建ての前で警備していると、当然その家の奥さんやご主人とよく顔を合わせますから、丁寧に挨拶していました。
マンションを始めとする工事建設現場で何よりも怖いのは ”住人のクレーム” です。 下手な対応をして住人を怒らせて工期中止・延期とかなって納期が遅れてしまったら、トンデモないことになります。 ですから何より怖いのが先住人のクレームなのです。 警備員に求められる重要な要素は、何より住人さんとのコミニュケーションなのです。
で、その家のご主人や奥さんともよく挨拶を交わして、お子さんさんにも挨拶していたのですが、1週間ぐらい連チャンで行っているとある程度その家の家庭の様子が見えてくるものです。
よく朝とかご主人が外で寝巻きのままタバコを吸って、奥さんが外に出ていくのですが、ほとんど目も合わせず挨拶もしない、「行ってらっしゃい♥」 もほとんど言わない感じなのです。 夫婦ゲンカしているのかなーと思って見ていると、どうも長期間にわたる冷め切った夫婦関係が感じられました。
んである時、その現場を1年ぐらい見ている先輩が私のところに来た時に、その家の様子を見て私に、
『あー俺もこの現場一年近くになるけど、ここの夫婦完全に冷め切っているなー。 ほとんど会話も交わさないし、ロクに目もあわさんよな。 この辺(世田谷)の一戸建てだから恐らくカルく億はするし、ご主人の車は黒のベンツだし、奥さんのはSAAB。 たぶんご主人は会社の社長かなんかだと思うけど、子供たちもまだ小さいし、この冷め切った状況をどうするんだろうねー』
と言っとりました。
まーだからと言って、金が無い方が幸せかと言いますとそれもまた極論。 やっぱり現実お金は要ります。 私が沖縄から帰って来ざるを得なかったのもお金が底を尽きたからです。
現在、世界経済を騒がせている一番の原因も “お金(Money)”。 戦争だって結局、大部分がお金が原因です。
私のようなビンボー人が言っても負け犬の遠吠え、あまり説得力もありませんが、今一度お金というものについて考えてみられて如何でしょうか?
【Anti-Rothschild Alliance】:http://www.anti-rothschild.net/main/01.html
そうそう最後に、私の知人の神人さんが “お金” というモノについてこう仰っていました。
『現在ある ”お金” とは確かに紙切れでもあるし、数字の羅列に過ぎないよ。 でもね、それでもそこには人間の思考としての力・エネルギーが存在しているのもまた事実。 それをどう昇華していくかが問題なんだ。』
と。
今後果たしてどう展開してゆくのか? 興味深く俯瞰しつつ、後の人生の教訓にしたいと思っています。
あー人生諸行無常ナリー
おやすみなさいZz…