<カクヤ漬けより>
カクヤ漬けの写真であります。
我が家のカクヤ漬けとは大分趣が違う。
この写真の説明によると、沢庵とキュウリを細かく刻んだものと書いてあるが、少し違うように感じる。
我が家では次のようにカクヤ漬けを作っている。
先ず大根を適宜な大きさに切り糠漬けにする。沢庵とは違う。
続いてキュウリ、茄子、生姜を糠漬けにする。
それぞれの材料が古漬けとして漬いた頃に糠から取り出して
水洗いして塩だしをする。
そして大根、キュウリ、茄子、生姜を千切りにする。
皿にとったカクヤ漬けに鰹節をかけて醤油を少々かける。
これでカクヤ漬けの完成であります。
白い温かいご飯にのせて食べるカクヤ漬けは
とても美味しい漬けものであります。
僕の好物の一つで折を見て妻に作ってもらう。
我が家ではカクヤ漬けを喜んで食べるのは今や僕一人になった。
何しろ慶應3年生まれの僕の祖母以来の我が家の伝承漬物なので、
作る家庭も食べる人もごく少ないのであろう。
今では死語にさえなっているカクヤ漬け
美味しいのにと大変残念に思っている。
そろそろ大根も漬く頃合いになる。
又朝ごはんにカクヤが食べられると思うと
嬉しくも又楽しい。