まるぞう備忘録

無題のドキュメント

【まるぞう雑草農法】虫と戦わない。雑草と戦わない。手抜き農法(笑)。

2023-06-28 11:28:16 | まるぞう園芸実験


ちょこっと食われるぐらいが丁度良い。

 我が家のサツマイモ畑です。雑草とサツマイモのところどころに虫食いがあるのがわかります。


 しかれこれだけで収まっています。これ以上の虫食いは発生しません。これが自然のバランスなのです。

・虫が全滅しないレベルに植物は葉を食べることを許す。
・植物が全滅しないレベルしか虫は葉を食べない。



家庭菜園は「雑草との戦い?」「虫との戦い?」

 家庭菜園を始めると
・とにかく雑草は抜かなければならない
・毎朝の水遣り。夏の暑い季節は朝夕の水遣り。
・そして発生する虫退治。
で忙しい畑です。



虫退治やめました。

 でも野菜と雑草を一緒に育てると、虫食いは発生しますが、このバランスで釣り合います。
 虫退治のために木酢液を撒いたり、唐辛子焼酎を塗ったり、ガムテープでアリマキを駆除したり、夜のうちに土を掘り返しヨトウガの幼虫を踏み潰したりする必要はないのです。

 もちろん「雑草農法」は、人工的な肥料は与えないので、スーパーや八百屋さんに並んでいるような、大きくて糖度の高い作物はなりません。大きさもふぞろいで商業ベースにのるような作物とはならないです。が、個人が趣味として創る「小世界」としてはとても面白いです。



誤解1:雑草をきちんと抜かないと作物は育たない。

 多くの人は雑草は抜かなくてはならないと思っています。なぜなら養分が雑草に盗られるから。と思っています。しかしこれは勘違いです。
 土をリセットしたあとに、作物の種や苗を植えたあとに、(選ばれて)生えてくる雑草は、その土とその作物との相性が良いコンパニオンプランツです。
 コンパニオンプランツ雑草は、作物と共生関係にあります。

 作物の葉もコンパニオンプランツの葉も、同じように虫に食われますが、それ以上は食われません。
 そして土の中ではお互いの根と根が菌根菌ネットワークで繋がり、養分のやりとりをしていることが最近の研究でわかってきています。

 もちろんあまりにも雑草が茫々に伸びすぎて、作物の光合成に影響がある場合は、その茫々草の土の上10センチぐらいで雑草をカットします。でも根は残したまま。



誤解2:毎日水遣りをしないといけない。とくに夏は朝夕。

 毎日の水遣りも基本は必要ないのです。長期間日照りが続く場合は別ですが、土の表面は一見乾いて見えても、土の中は湿っています。作物の根はその土の中の水分を求めて深く深く根をはります。

 そもそも雑草と共生関係にある畑は、雑草に覆われるので土の表面も乾くことはないです。
 そしてこの湿った土の上は、さまざまな小さい生き物の世界となります。この小さい生き物たちが、土を分解して植物たちに必要な栄養を作ってくれています。

 だから。最初に種蒔きをする時に畑をリセットする時に、刈った作物や雑草の葉や茎を畑に撒いておけば、その枯葉、枯茎が、彼らによって分解されて土に還っていきます。

 プロの農家さんは効率が大切なので、黒いビニールのマルチシートを敷き詰めますが、私のような素人趣味の菜園は、刈った雑草を敷き詰める「雑草マルチ」が丁度良いです。


 雑草に覆われた下の世界です。日陰になって適度な水分があるので、小さな生き物たちの世界=小宇宙。


 雑草茫々で全く手入れしていない畑ですが、私の目には美しい「小世界」に観えるのです。排除と共生。バランス。ヒント。



まるぞう雑草農法まとめ

1,草刈り不要
 種蒔き苗植えの時に畑をリセットする以外は、原則雑草は刈りません。ただし作物の日陰になるほど伸びる雑草は、地上から10センチくらいのところで茎を刈ります。

2,水遣り不要
 刈った雑草を敷き詰める。そのあと雑草も生えてくるのでこれが自然のマルチになります。よほど日照りが続かない限りは、水は遣らずに自然にまかせます。

3,肥料不要
 刈った草や茎を敷き詰めます。枯れ草枯れ茎が小さな生き物たちによって分解されます。またコンパニオンプランツ雑草との菌根菌ネットワークで菌が土の養分を集めて分配してくれます。
 ただうちの場合は、野菜くず堆肥を作っているので、リセットの時にそれらの堆肥を刈った草や茎と一緒に地表に撒きます。特に土の中には鋤き込みません。雑木林の腐葉土は地表にあるのと同じです。雨によって自然に土の中に染み込む。小さな生き物たちや菌たちが運んでくれます。

 ただし作物品種によっては肥料食いの種類もあります。葉が黄色く変色し始めるなど栄養不足のサインが出たら、化学液肥は有効だと思います。ただしメタボになると今度は虫退治が忙しくなるので、バランスですね。

 また屋内菜園や高層ベランダ菜園など虫が寄り付きにくい場所なら、化成肥料など与えるとびっくりするほど収穫があると思います。私は化学肥料は否定しません。

4,耕起不要
 畑ではないカチンカチンの土地に種を撒く時だけ、深さ30センチぐらいは土起こしをしました。小石を取り除き、種を植えたら、空き地に生えている雑草を刈り取って敷き詰めます。
 一度作物を収穫した畑は、もう耕さなくても大丈夫。種蒔き苗植えの時に、熊手で数センチだけ掻いて、生えている草々をリセットするだけです。
 見えない土の中に無数の小さな生き物たちの世界が創られていることでしょう。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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私も芋栽培を始めてまだ10日ほどですが、本当にそう思います。

今までであれば、雨は嫌いでした。濡れるのが鬱陶しいし、ズボンなどにもどろが跳ねます。

しかし今は本当に恵みの雨だなぁと思います。雨の翌日、畑を見にいくと、芋の葉や蔓たちが元気にシャキンとしてます。

また太陽も朝日や夕日は綺麗だなぁとは思っても、日中の太陽はあって当たり前でした。

ところが芋栽培を始めてみて、この太陽が100回ほど巡ってくると、芋の収穫日に当たることを想像すると、太陽の偉大さに改めて心から感謝の念が湧いてます。

江戸時代、おかげ参りをはじめ、多くの方が天照大神さまに感謝を捧げに行かれた理由が少し分かった気がします。

→ ですよね〜。(^o^)

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最近はただ習慣で続けて無心な事が多いです。仕事も趣味も努力して継続していてやっぱりダメと諦めた頃に何かが降りてくる感じです。
有難いことです。

→ 有難うございます。

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変化とは新しい季節がやってくることのように思います。一日にだって昼と夜とがあり、自律神経にも交感神経と副交感神経でアクセルとブレーキという陰陽が効いている。季節に合わせて自然のリズムに合わせて、陰陽の波打ちに呼吸を合わせていく。そうやって私という小さな自然も大きな自然と対話しながら生きていくのかな。昨日はこんなことが思い浮かびました。自分だけのことなのか、これからの全体性なのか伝えたくなったメモ。

→ コメントありがとうございます。

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