判断が難しい決断に迫られる時、
取引先から無理難題を迫られた時、
部下からややこしい事情の仕事を相談された時、
とにかくすぐには判断できないよ~。
そんな話自分に持ってこないでよ~。
そういう場面は仕事の生活ではよく発生します。
いやいやプライベートの場面でもよく発生します。
しがらみがいっぱいあるために判断が難しい局面。
でも早々に結論を出さなきゃいけない。
右か左か。
行くのか退くのか。
受け入れるのか断るのか。
一番良くないのが、プレッシャーで頭がグルグルしたまま、判断を下すことです。
とにかくこのプレッシャーから逃れたいと、混乱したまま決断を下すことです。
私も小さい会社を経営していますし、こんな人生であっても様々な経験をいたしました。
特に失敗経験は無数にあるのですが、そんな経験から培った鉄則として、
「判断が難しいことは絶対に即決してはいけない」
ということでした。
確かにその場で決断できる男とかリーダーなんかは格好が良いのでありますが、だいたいプレッシャーの中で即決したことは間違っていることが多いのであります。
たとえば取引先から電話がかかってくるとします。
◯◯の件、△△の条件をのんで、価格も☓☓まで下げてくれませんかねえ。くれませんかねえ。
だいたいそういう厳しい話は多いのですが、こういった電話交渉でその時に下した決断はだいたい後で後悔します。
たとえば部下から相談があったとします。
◯◯の件、もうあんな問題、こんな問題、山積みなんです。△△さんはいいかげんだし、□□さんは無責任だし、だからもうこの件もうちの部署の範疇外ですと、断っていいですよね。ですよね。
部下からの相談とはそういうややこしい話が多いのですが、直談判でその時に下した決断はだいたい後で後悔します。
なぜなのか。
本当はニュートラルな状態で判断したいわけですね。
右なのか左なのか。行くべきか進むべきか。受け入れるのか断るのか。
しかし利害関係の当事者が目の前にいるとニュートラルな判断はできません。
相手は数日前からこの機会を伺っていました。
何とかまるぞうに値引き交渉でうん。と言わせたい。どうしたら良いか。
何とかまるぞうにその案件は断って良いよ。もうやらなくていいよ。と言わせたい。どうしたら良いか。
数日間虎視眈々と機会を狙っていたわけです。
脳内で何度もシミュレーションしてこの場に臨んだわけです。
いきなり電話をかけて、あるいはいきなり「ちょっといいですか」とこちらに飛び込んできます。
まるぞうはその件についてはこの直前まで無防備でありました。
だからいきなり不意打ちに交渉が開始されることとなります。
この条件のんでくれるよね。くれるよね。
この話断ってことわっていいよね。いいよね。
今のこの状況というのはそのように不利な状況であるということです。
ニュートラルに判断させない強いバイアスがかかっている状況だということです。
先の二例はまあ私の仕事であるような話でありますが、どの人にとっても、即判断が難しいことというのは共通しています。
この状況ではニュートラルな判断ができない。という状況であるということです。
しかしプレッシャーに弱いと、相手に呑まれてその場で決断回答してしまいます。
自分の中で熟成させることなく、相手の念力に縛られた状態で決断回答してしまいます。
当然相手は私にイエスと言わせたいのですから、そういう圧力が有言無言でビシバシかかってきます。
しかし即決を迫られるような時、
決断にプレッシャーがかかっている時、
どう答えていいかその場で判断にこまる時、
こういう時は絶対にその場で結論を下してはいけない。
これは私が今までの人生で得た教訓でありました。
ではどうするのか?
それは自分の無意識に答えを決めてもらうのです。
つづく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/6f/26227d270a09a8ad0efa5167812a54ee.jpg)
上記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら。
おひさま、ありがとうございます。
明日お話するかと思いますが、いつまでに回答するということを相手に宣言するのです!ここが無意識を働かせる重要なポイントなのです。
心の描写がうまい~。料理モネ。
「ちょっといいですか。」とこちらに飛び込んできます。
まるぞうはその件についてはこの直前まで
無防備でありました。。。
立場や状況が違っても、リアルに光景が浮かびます。
いつもながら、登場人物の心の背景とかその他諸々が客観的かつ的確なので、共感を覚えます。
切る所もウマイ~。明日か。。
自分が社長なのに、専務の名刺の人も、まるぞうさんの話されたような、話をしていました。
プレッシャーいろいろを勉強のために、怪しい商法の部屋、人の勧誘にのり、お話を聞いたことがあります。心理的なテクニックに、なるほどとかんしんは、しませんでした。みせるテクニックで、相手の心理を…。友人にお前は、いじわるだと言われました。しかし?罠はどこにでもあり、学校で教えてくれない学びが、現実社会には、いっぱいだとおもいます。
学びは、ワクチンになるかも?まるぞうさんの科学者みたいな視点は、とても、ハッとして、
ぐう~として、勉強になります。まるぞうさんは、コックさんですか?スルーしてくださいです。お疲れ様です。ありがとう御座います。m(__)m。
どんなに良いと思っても、即決しない ってゆーポリシーがあります。
訪問販売はしつこいので「何でこの場でウンって言わないのですか?」と聞かれたこともあります。「それが私のポリシーなんです。その場で契約させようとするものには契約しない、と決めてるんです。考える時間を与えてくれる人としか契約しない、が私のルールです」と言うと、訪問販売の兄ちゃんは「うーん、俺もそうだなー」と言いつつ、それでもあきらめきれず、しつこいセールスをするので、「もう、帰ってくれませんか?」とまで言ってしまいましたが^^;
お洋服などの買い物も、昔は、「一度保留」にしていました。今は、買い物に行ける時間がほとんどないので、とりあえず買う を選んでいますがー。
でも、考える時間を与えられることは、恵まれていることで、感謝すべきことなんですよね。
仕事では、下っぱの気楽さ♪で、基本は上司の指示どおりに動けばよいから、判断のプレッシャーなんて、買い物くらいしかない私ですー。