冬枯れの一日、思い立ってドライブがてら武州熊谷妻沼の地に祀られている「妻沼聖天山歓喜院」を訪ねて来た。 熊谷と云えば毎夏の炎暑の場所としてつとに有名な街である。昨年6月に平成の大修復が相成って江戸時代の豪華華麗な本殿が見事に蘇えった事を聞いて一度はと思い、行く機会を待っていた。そこで観光客の少ないこの時期を狙って鑑賞して来た次第!実物は聞きしに勝る素晴らしいもので、日光東照宮にも劣らぬ見栄えのする御本殿でした。 先ずはこの寺の入り口に当たる山門、“貴惣門”から順次観てみたいと・・・!
山門を入り真っ直ぐに進むと中門、仁王門をくぐり抜けて見えて来たのがこの御本殿である。何と言っても見どころはこの御本殿の後ろ側にあるんです。拝観料はこの御本殿の向かって左側に在る入場口で七百円を払ってから有難く拝観出来る事になります。
由来によれば、当地の庄司としてこの“斎藤別当実盛公”が祖先伝来のご本尊聖天さまを治承三年(1179年)に祀った事に始まるらしい・・・!
この聖天堂の作りは、正面から拝殿、中殿、奥殿の三棟が繋がった権現造りになっているのだ。中へ進むほどに装飾の豪華さ、荘厳性が高まり、見る者を圧倒してくる。
真後ろから見た奥殿だが、この奥殿は云わば御神輿をグンと大きくした様な建物だとボランティアの方の説明にあった。今日は一先ずここで終えて、次回に又ご紹介しましょう。