趣味の写真帳

過去に撮影した蒸気機関車から最近撮影した電気機関車まで、鉄道写真が中心ですが時々鉄道以外の話題も...

煙が主役

2020-01-16 07:00:00 | Steam at random
 蒸気機関車を盛んに撮影していた昭和47年~50年頃は、中判カメラ(66判あるいは67判)をメインにして、35mm(一眼レフ)がサブカメラでした。
 当時の撮影スタイルは、中判は標準レンズ、35mmは一台(ポジ装填)を標準レンズで中判と同時レリーズ、もう一台(ネガ装填)は望遠レンズを付けて遠方を撮影...ということが多かったです。
 このところ、135ネガをデジタル複写していて、その望遠レンズで撮ったコマを見返していると、機関車が随分遠方に居る時から撮っていて無駄なコマの多いこと...

 望遠レンズと言っても当時は135mmしか持っていなかったので、機関車が画面に適度な大きさになるまで引き付けていると標準レンズの方のレリーズが遅れる恐れも有り、望遠レンズは引き付け不足、そのくせ標準レンズは焦って早切り...という写真が沢山あります。カメラを2台も3台も操る技量はなかったのに欲張ってしまい、ヘボ写真の何と多いことか...
 でも、当時は連写が出来ないカメラで原則1台1コマ、カラーとモノクロの両方撮りたい、望遠でも撮りたい...となるとカメラが2台も3台も必要になってきます。今ならカメラ1台に5倍程度のズームレンズ1本あれば事足りてしまいますが...

 そんな遠方で撮ったコマの中で、機関車は小さくて番号も読めず、ファインダーでは見えなかったと思われる障害物が機関車に掛かっていたりする写真でも、煙の表情が面白いものを数枚発掘しました。
 後付けですが、前記事のC57113もこの類ですね。

 と言う訳で「煙が主役」、先ずはこの写真から...
 今は亡き志布志線の貨物列車が西都城を発車してくる所ですが、折からの西風に煽られて煙が真横に流れて居ます。
 罐の顔にハエたたきが突き刺さっている何ともシャッタータイミングの悪い写真ですが...

 複写した写真を拡大してみて初めて気が付きましたが、画面左端の電柱の根元にカメラマンが一人写っていました。勾配標も見えますね。
 このあと線路は左へ伸びてくるので、メインカメラはこの状態では横向きになっています。

 志布志線 西都城~今町
 495レ、C58112
 1974年1月4日撮影

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
志布志線の貨物列車 (福臨鉄)
2020-01-16 21:50:50
国鉄蒸機の晩期、中判がメインとは!若き日から本格派でいらしたんですね。
今回の煙は、稀少な志布志線の貨物列車。細部に目を凝らせば難ありとのことですが、
横位置でも入りきらない煙にのどかな風景が魅せます。私は、田野駅から列車で志布志駅に
移動しそこで寝て鹿屋や大堂津でC11を撮ったのですが、C58は機関区で見ただけ。
門デフのもいた覚えがあります。

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Re:志布志線の貨物列車 (佐倉)
2020-01-17 09:28:26
福臨鉄さま

 友人から借用したC220で120サイズの画質に目覚め、自分でも導入した次第です。
 小さくて良く判りませんが、写真に写っている112号機が門デフ装備でした。門デフのC58も格好良いですね。
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志布志線 (枯れ鉄)
2020-01-17 21:43:51
志布志線は、C 58なので行かなかったというのが本当のところで、当時はどこどこの、こういう風景を撮りたいというより、門デフのC55、C57を撮りさえすれば良い的考えで撮ってました。今思えば、もったいないですね。
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Re:志布志線 (佐倉)
2020-01-18 11:34:01
枯れ鉄さま

 それは勿体なかったですね。
 志布志線の494レ~495レは吉都線から日豊本線撮影の合間に撮れました。
 ロケーションのもっと良い場所もあったのですが、其処まで行くと日豊本線の急行日南3号に間に合わなくなるので...
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