今月のメニューは、夏を控えて再び心配される電力不足や停電にそなえての省エネメニューと、いざという時の為に覚えておきたい鍋でのご飯の炊き方です。
非常時にも役立つ節電、省エネ料理
夏に再び心配される電力不足、停電にそなえて、また、いざという時のために・・・
【お鍋で炊くごはん】
炊飯器がなくても鍋でガスレンジでご飯は美味しく炊けます。
<材料> 米 3カップ 水 米の1.2倍
<道具> 厚手の蓋がぴったり閉まる鍋
<作り方>
(軟らかめふっくらの炊き方)
1. 米は洗ってザルで水気を切り、ボールに入れて分量を量り、鍋に移す。(洗って水を吸った米は約1.2倍のカサになるので、それと同量の水で炊けばちょうどよい。)
2. 同じボールで洗った米と同量の水を量り、鍋に入れ、30分以上おく。
3. 蓋をピッタリして(蓋が軽い場合は丼を逆さにかぶせるなどして重しをする)中弱火に10分ぐらいかけて沸騰させる。5分吹きこぼれない程度に沸騰させる。
4. 弱火にして15分炊き、火を止め15分蒸らす。
(固めお焦げができやすい炊き方)
1.~2.は同じ
3.蓋をピッタリして中火で沸騰させ、弱火にして13分たき、15分蒸らす。
(保温調理を利用した炊き方)
1.~2.は同じ
3.ピッタリ蓋をして中火にかける。沸騰したら一度全体を混ぜる。
4.再度蓋をして3分したら火から下ろし、すぐに鍋を新聞紙数枚、バスタオル2枚(または毛布)で包み、座布団などの上に置く。または鍋ごと発泡スチロールの箱に入れる。
5.そのまま30分置く。
【ドライトマトと豆のサラダ】
<材料>
ドライトマト4枚 玉ねぎ1/4個 イタリアンパセリ適量 豆缶詰1缶 トマト1個
キュウリ1本 〔リンゴ酢大さじ2 エキストラバージンオイル60cc 塩小さじ1/4〕
<作り方>
1. ドライトマトはぬるま湯につけてもどして、水気をとる。
2. ドライトマトは細いせん切りに、玉ねぎとパセリは細かいみじん切りにする。
3. ドライトマト、玉ねぎ、豆、パセリ、オリーブオイル、ビネガー、塩を混ぜ合わせて冷蔵庫で冷やす。
4. キュウリは縦半分に切って斜め薄切り、トマトは角切りにし、冷蔵庫で冷やしておく。
5. 頂く直前に全部を混ぜ合わせて盛り付ける。
【フライパン1つで作るポークソテーと付け合わせ、キャベツスープ】
<材料>4人分
豚ロース切り身肉 4枚〔塩、こしょう少々〕 にんにく 1片 オリーブ油 大さじ2 キャベツ 400g 玉ねぎ1個 アスパラ 4本 人参 1本 ミニトマト12個 ローズマリー 2枝 白ワイン 大さじ2 粒マスタード 適量
ベーコン 2枚 スープの素 小さじ1 水800cc
<作り方>
1. キャベツはざく切り、玉ねぎは16等分の櫛形切り、人参は皮をむいて半分は薄い輪切り、半分は短冊切りにする。アスパラは根元の皮をむいて3等分に切る。ニンニクはスライスする。
2. 豚肉は筋切りをし、塩胡椒をまぶす。
3. 深めのフライパンにオリーブ油とにんにくを入れ、弱火でじっくり香りを移す。
4. 肉を入れて両面に焼き色を付けて、取り出す。
5. 4.のフライパンにキャベツと短冊切りの人参を敷き、スープの素を振る。その上に肉、ローズマリー、玉ねぎ、輪切りの人参、アスパラガス、ミニトマトを載せ、塩、胡椒を振り、白ワインを振りかける。
6. 蓋をして弱火で13分蒸し焼きにする。
7. スープ様にキャベツの半量と短冊の人参とトマトを取り置き、残りを皿に盛り付け、粒マスタードを添える。
8. ベーコンとキャベツは細切りにする。
9. 7.のフライパンに水を入れて火にかけ、沸騰したら8.とトマトを加え、アクを取りながら5分ほど煮る。味をみて、足りなければ塩、胡椒を足す。
【余熱利用のシンプルプリン】
<材料>
卵 2個 砂糖 大さじ5 牛乳 300cc バニラエッセンス 少々
<作り方>4~6人分
1. 牛乳は人肌程度に温める。
2. 卵をときほぐし、砂糖を加えてすり混ぜる。牛乳を加えて混ぜ、こし器で漉し、バニラエッセンスを加える。
3. 器に2.を等分に入れ、鍋に並べる。湯を器の高さの6~7割まで注ぐ。
4. 蓋をして中火にかける。沸騰後、1分ほどしたら一度様子を見て、表面が白っぽくなったら蓋をする。10秒ほど加熱したら、火を止める。
5. コンロにのせたまま、余熱で15分おく。
6. あら熱がとれたら、冷蔵庫で冷やす。
* 温かいままでも、好みでメープルシロップなどをかけてもよい。