今日、
妹尾和夫さんのラジオ番組で、子門真人の「およげ!たいやきくん」が流れてた。
実になつかしい。
以前にも書いたと思うが、
この歌、本当はとっても切ない歌なんだなぁ・・。
メロディーもどことなく哀愁が漂ってるし。
作詞家の発想が凄い!
ワシのようなボンクラな頭では、とても作れないメルヘンチックな詩だ。
「桃色サンゴが手を振って・・」なんて、とっても良いじゃな~~い??
作詞家の発想が凄いって感じたのは、いきなりノッケからだわ!
え~??・・毎日、鉄板で焼かれますか?
鯛焼きがおじさんと喧嘩しますか?
逃げますか?
しかも、海に・・・。
鯛焼きがハラを空かせますか?
海老を食いたくなりますか?
釣り針に喰いつきますか?
山は死にますか?
川は死にますか?・・・・もとい。
・・・・最後のオチが凄い!
鯛焼きを釣り上げたその“見知らぬおじさん”、
つばを飲み込んで、美味そうに食べた!ってさ。
食べられた後、どないなったんさ~?
おじさんのお腹でボクは胃液と混ざったのか?
ボクはウンチになって、トイレに逃げ込んだのか?
まさか・・・・・。
その「おじさん」が、「見知らぬおじさん」だったのがせめてもの救いか?・・・。
そのおじさんが「店のおじさん」だったらどうなってた?
お説教されて、ベランダに出されて鍵を掛けられたか?
ソコに野良猫がやって来て・・・やっぱり食べられたか???
やはり「運命」は変えられないのか???
驚いたのは、この曲の最後の終わり方!
“ぼ・く・を うま・そに たべたのさ~♪”ジャン!!
で終わってるんだよ。ジャン!だけよ!フェ~ドアウト無しよ!?
ものスゴ~い寂しい、切ない終わり方なのよ。
一瞬で幕を閉じたのよ~?
あのさぁ・・この歌、我々に何を問い掛けてるん??
「人生って、儚(はかな)いものよ、
身の丈に合った生き方をしないと、何処かで人生こけたりするよ!
無理をするなよ。有るがままに生き~よ~!」
と諭してくれているのだろうか・?????
聴き終わった後、何故か目頭が熱くなった。
歌い手の子門真人さん、・・・今ごろ何処で何をなさってるんでしょうか?
現在は一般人だから一切マスコミには出ないらしい。
爆発的なヒットを飛ばして、超人気者!
TV・ラジオ、デパートの催し物なんかに引っ張りダコだった子門真人さん。
そう・・・毎日、毎日、子供たちに歌って喜ばれて楽しい日々だった。
だけど、気が付けば『歌唱印税』を受け取る契約をしてなかった。
美味しい思いをしたのは、何処の誰やら??
子門真人さんは、ある日を境にテレビから姿を消した。~ジャン!
実に恐ろしい歌ではないか!?
う~~~む。当時、何故この曲がヒットしたのか?不思議でしようがない・・・・・・・。
およげたいやきくん
今度、カラオケで歌ってみよう・・・・。