ギャンジャン

人は独りでは生きてゆけないのに人は独りで死んでゆく。刹那い一瞬に人は何を求める?

エンドレスゲーム

2006-01-19 06:41:05 | パチンコジャングル

パチンコ屋


「いらっしゃいませ」もない。
「ありがとうございました」もない。
チラシに「赤字覚悟」と打っても赤はまず出さない。
「出血大サービス」などと誇大表現をしてそれが真実と違っても詐欺罪に問われることはない。
こんなあこぎな商売が成り立っている。

パチンコ屋が24時間営業ではなくてよかった。
もし24時間営業だったなら確実に病院の数は増えていただろう。
負けたあとの脱力感、疲労感もしばらくの冷却期間を置くことによって軽減される。
一晩寝れば、明日になれば、頭の中はリセットされる。
そんな人間のおろかなサイクルをパチンコ屋は手玉に取っている。

最近のパチンコは勝ちにくくなった。
スタートチャッカーからの払い戻し球数は、海物語の5個から新海物語では4個へ、さらに大海物語では3個へ。
以前よりましてお金の消費スピードがアップした。
30分強で福沢に羽が生える計算になる。
そんな状況の中で勝つということはあらゆる要素がプラスに働かなければならない。

パチンコに勝つことも大切であるが、自分に勝つことはもっと大切なことである。


野球にはプレーボール、ゲームセットがある。
サッカーにはキックオフ、終了のホイッスルがある。

パチンコは営業時間内であれば、プレーボールもゲームセットもいつでも自分で決められる。
しかし調子の悪いときほど引き際を決めにくい。
熱くなって、延長戦、サドンデスのPK戦など自分自身でギブアップしない限りゲームは終わらない。
コールドゲームもある。
イエローカードもある。
ピンチのときにどれだけ平常心でいられるか。
パチンコを続ける上での永遠のテーマだ。

昨日は何とか勝った。
勝つことは難しい。苦しい。
こんな苦しい思いをするのなら今はパチンコをやめてみたい。
とか言いながら、時が過ぎればきっとまたいつものホールへ行っている。
誘惑と言う名の強い磁石に引き寄せられながら。

終わりのないゲームは終わらない。