ギャンジャン

人は独りでは生きてゆけないのに人は独りで死んでゆく。刹那い一瞬に人は何を求める?

最後に泣くのはホークス(ToT) /ホークスジャングル

2006-10-13 06:22:11 | ホークスジャングル

北海道日本ハムファイターズ、優勝おめでとう。

ファイターズの優勝を称えるブログは何百何千もあるだろう。
しかしプレーオフの呪縛を解けないホークスのことも心の片隅にでも察して欲しい。

淡々とイニングだけが消化されてゆく試合にあの日のあの悪夢がふとフラッシュバック。
→ 4月16日 日本ハム─ソフトバンク戦(札幌ドーム)
あの日の先発も昨日と同じ八木VS斉藤。

ホークスはあの日のように光を見出せないままスコアボードにゼロだけを並べてゆく。
時間ばかりをいたずらに費やしてゆく。
このまま12回表まで現状維持の状態が続いたら12回のウラは存在しない。
しかもホークスに点数が入りそうな気配はまったくない。

運命の9回ウラが来た。
ノーアウトのしかもストレートのフォアボールのランナーを斉藤が出したことでサヨナラの匂いがプンプン。
そのままサヨナラになっても悔やまない。覚悟はできていたから。
だから稲葉にサヨナラされても特別な感情はない。
仮に9回ウラのピンチを抑えたとしても誰がホークスの勝利を信じるのか?

ただ和巳の姿が痛々しかった。
全身全霊の力を込めて投げる孤立無援のエースにホークスのバッターは何もしてあげられない。
西武との第1戦、そして昨日の試合も、、、わずか1点の援護すらもらえない。
2試合で2失点なのに2敗。
パリーグ4冠のエースにホークスのバッターは泥を塗りつけた。

「失うものは何もない」プレーオフなのにホークスは
福岡へ帰る権利を失った。
バッターへの信頼を失った。
何よりも、崩れ落ちる和巳に言葉を失った。

所詮、プレーオフ第1ステージで連勝した見せ掛けだけの「勢い」は、シーズン後半で見せたファイターズの本物の「勢い」の前では無力だったということか。

昨年はマリーンズの31年ぶりをアシスト。
今年はファイターズの25年ぶりをアシスト。
プレーオフの主役だった一昨年、昨年は主役になれず。
脇役から主役を狙った今年は主役になれず。。。名バイプレイヤー。
プレーオフ第2ステージは今年もホークスに試練を与えた。。。

日本ハム 1×─0 ソフトバンク

☆勝利投手:八木
☆敗戦投手:斉藤
☆単勝:日本ハム 190円
☆ホークス逆MVP:川崎、大村、田上、松中、ズレータ、カブレラ…

このブログを書きながらも目頭が熱くなってくる。