あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

2011年を予測しちゃおう

2010年12月31日 00時34分43秒 | 社会問題
すっかり恒例になりましたが,今年も懲りずに2011年の動きを,独断と偏見で予測したいと思います。ただし,一部を除いて一応それなりの根拠はあるつもりですが,基本的にはシャレのつもりでご覧ください。

第1 社会全般
1 真夏の猛暑に歯止めがかからず,ついに熊谷市で最高気温41度を記録する。流行語大賞に「アラフォー気温」がノミネートされる。
2 北関東自動車道の全線開通や九州新幹線の開通等により,「ざっくり旅をしよう!」キャンペーンが展開されるも,思ったほど旅ブームがはやらない。流行語大賞に「すー,トリップ」がノミネートされる。
3 アナログ放送が完全終了するが,アナログテレビの不法投棄が急増し,廃棄物処理法違反等の検挙者が急増する。
4 住宅用火災報知機の設置期限を受けて,「消防署の方から来ました。今すぐ設置しないと逮捕されます。」などという悪徳商法が社会問題化する。
5 小学校での英語授業が必須となるの受けて,「ルー大柴の学べる英会話」が発売され,水嶋ヒロさんに次ぐベストセラーになる。

第2 政治
1 4月の統一地方選挙では,民主党候補者が惨敗し,民主党本部の責任問題が表面化する。一方,みんなの党の推薦候補者が一気に勝利し,組織基盤を一気に整えてくる。
2 小沢一郎氏と菅総理との関係が悪化し,小沢一郎が離党する。ただし,小沢ガールズの多くは,「よーく考えてみたら,比例ででてるから民主党離党したら議員じゃなくなる。」っていうことに気付き,小沢新党に思ったほど合流しないため,小沢氏の思惑どおりの新党が作れない。流行語大賞に,「ゲゲゲの一郎」がノミネートされる。
3 新党改革,たちなおれ日本,新党大地が合併し,そこに小沢新党がこっそり合流するも,合流直後から内部抗争が激化する。
4 国会がねじれの関係になることから,法案や予算案がほとんど止まってしまうも,その責任を民主党は「自民党の審議拒否のせい」とし,自民党は「民主党が解散しないのが悪い」などとするといった責任転嫁に終始し,肝心な議論がまったくなされないことから,国民から両党とも総スカンを食らう。
5 東国原氏,都知事選に出馬して当選するも,森田千葉県知事から,「東くーん,そんなことでいいのか!」と竹刀を振りながら嫌味を言われる。流行語大賞に,「そのまんま都知事」がノミネートされる。
6 橋元大阪府知事が,大阪市長選挙に鞍替え出馬を表明するも,周辺から説得をされて,「やっぱ出馬しないで次の知事選に出る」ということで落ち着く。

第3 経済
1 アジアやアフリカの新興国での開発ラッシュが進行するも,アメリカや中国等の根回し済みであることから日本は大幅に出遅れ,結果,輸出入共に狭くなってしまい,ますます日本の不況が進む。なのに,円高は進行し1ドル70円台にまで円高が進行してしまう。
2 スカイツリーが完成し,スカイツリー関連株価が一時的であれ上昇し,ちょっとだけ景気回復した感じがする。
3 大手の「下請けいじめ」が深刻化し,中小企業の倒産が増加する。しかし,下請いじめの実態をツイッター等ですべて暴露され,大手企業に対する不買運動等のバッシングが激しくなる。
4 レアアースリサイクル事業への参入企業が急増する。流行語大賞に「アースのお仕事」がノミネートされる。
5 森永先生と金子先生,今年も萌えながら暴走する。

第4 国際
1 アメリカが,普天間基地移設問題について,「早く作らないと,北朝鮮からの攻撃に対応できないよー!」っていう最後通告を突き付ける。結果,日本は,アメリカの要求どおり,基地移設の具体的な準備を始める。
2 尖閣諸島問題はうやむやのうちに人々の記憶から消える。
3 中国法人による日本の不動産や企業買収が進行し,銀座や軽井沢は「リトルチャイナ」状態になる。
4 日本経済は,もはや中国経済におんぶにだっこ状態となり,中国企業に媚を売る日本企業が激増する。
5 マヤ遺跡ブームが起こり,メキシコへの観光客が急増する。
6 北朝鮮,金正恩の扱いが内部でもめだし,政情不安定に。結果,韓国への砲撃やミサイル実験が頻発する。

第5 スポーツ
1 女子フィギュアでは,村上選手が一気にブレイクし,浅田,安藤両選手がビビる。
2 Jリーグ,サッカーワールドカップの影響を忘れられ,再び低迷する。
3 白鵬,70連勝達成。
4 プロ野球中継が地上波から完全撤退してしまう。

第6 芸能その他
1 マヤ暦ブームが起こり,2012年終末論が大ブームになる。
2 スリムクラブが大ブレイクする。
3 AKB,ソロデビューが急増し,オリコンチャートは「AKB」,「AKBのソロ」,「嵐」だけで独占されてしまう。
4 山下女医が「ポスト西川史子」としてブレイク。
5 大物カップルの破局や離婚が相次ぐ(名前書きたいけどさすがに自粛します。まあ,みなさんがお考えの方々です,はい)。
6 お笑い番組が激減し,若手芸人が「youTube」に自分のネタの投稿が急増する。
7 3DSが発売され,ゲーム戦争が本格化する。

以上大雑把な大予測です。もちろん,基本的にはシャレですので,できればはずれてほしいものがかなり含まれています。
さて,2011年はどんな年になるでしょうか。明るい話題が多ければいいですね。

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「2010年を予測しちゃおう」を検証しちゃおう

2010年12月30日 00時08分37秒 | 社会問題
今年も残すところあとわずかとなりました。
さて,去年の今ごろ,「2010年を予測しちゃおう」ということで,結構シャレのつもりで今年1年を大予言してみました。
ただ,シャレといいながら,今年1年いろいろあったなあって思う部分も多いので,今回も,自分の予測の検証をしながら,今年1年を振り返りたいと思います。


第1 社会全般
1 地球温暖化対策が本格的に始まり,夏でも冷房がつかない企業や商店が相次ぐ。流行語大賞に「エア来ん」がノミネートされる。
【結果】×(はずれ)
【補足】地球温暖化対策が政財界や国家間での駆け引きに使われるという完ぺきに本末転倒な状態になってきていますねえ。

2 失業率が7%近くまで跳ね上がり,失業者による犯罪が多発し,社会問題となる。流行語大賞に「同情するなら職をくれ」がノミネートされる。
【結果】△(微妙)
【補足】失業率は5%台維持しましたが,失業対策が後手後手に回っているため,まだまだ予断を許さない状態といえます。

3 政府の事情により,「中国産や中国製品をたくさん買いましょう」運動の展開が始まるが,あまり国民から受け入れられない。
【結果】△(微妙)
【補足】尖閣諸島問題等で日中関係が悪化しましたが,円高と元の関係もあいまって中国製品がどんどん入ってきています。

4 エコ活動を称した悪徳商法が社会問題化する。
【結果】△(微妙)
【補足】エコポイントは思ったほど混乱なく進みました。でも,訪問販売などで「電気代が安くなる」みたいなふれこみで意味不明な商品を売り付ける輩がいるらしいです。引き続き要注意!

第2 政治
1 7月の参院選で,民主党は思ったほど勝つことができず,単独過半数を維持できない。結果,漁夫の利として自民党が大勝し,参議院は自民党と公明党が再び牛耳ることになる。ただし,投票率30%台にまで落ち込み,政治不信が深刻化する。
【結果】○(小当たり)
【補足】民主党は大敗し,ねじれ国会復活しました。投票率は40%台は超えていましたが,それでもかなり低い投票率でした。実は有権者の半分以上は,政治家を批判しているように思いながら,実は逆に政治家に全権委任をして運命を委ねているだけの奴隷ばかりなのでは?

2 鳩山総理は,参院選の責任をとり辞任。後任問題で民主党は分裂を起こし,「東民主党」と「西民主党」に分かれてしまい,総理はとりあえず東民主党から菅氏が選ばれる。
【結果】◎(大当たり)
【補足】鳩山総理の辞任は厳密には参院選の責任ではありませんが,その後,今日まで続いている菅vs小沢バトルは予想以上に激しくなっていますね。

3 静香ちゃん,今以上に暴走を続ける。
【結果】○(小当たり)
【補足】まあ,大臣辞めましたからねえ。

4 参議院がねじれの関係になり,法案や予算案がほとんど止まってしまう。流行語大賞に「ねじれ正一」がノミネートされる。
【結果】◎(大当たり)
【補足】来年の予算案,どうなるでしょうか?

5 自民党を離党した元議員が,参院選の結果を見て,ひょっこり復党して,ひんしゅくを買う。
【結果】×(はずれ)
【補足】予想外に復党議員はいませんでした。むしろ,自民党落選議員が,他の党に鞍替えするという現象が起こっています。やっぱ,ポリシーなき立候補だったのかなあ?

6 事業仕分け,グレードアップして,蓮舫議員が総合司会になる。ただし,仕分け人に田原総一郎,大橋巨泉,竹村健一,森田実らを入れたために,今まで以上に人の話を聞かなくなり,収集つかない事態に。
【結果】△(微妙)
【補足】連舫=事業仕分けという方程式は成立しましたが,だんだん事業仕分け自体の意味が問題となってきちゃいました。まあ,人の言うことを聞かなかったのは,仕分け人ではなく官僚と仲間の民主党議員だったっていうオチではありますが。

第3 経済
1 アメリカが中国との経済交流を進展させたため,日本の市場が輸出入共に狭くなってしまい,ますます日本の不況が進む。結果,1ドル130円台にまで円安が進行する。
【結果】×(はずれ)
【補足】円高が止まりませんでした。しかし,日本経済が好調だからではなく「仕方がないから円を買おう」っていう事情なので,まったく喜べない状態であることに変わりはありません。

2 日本の大手銀行がサブプライムローンとドバイショックの2つのババ抜きでババを引いてしまい破綻。
【結果】×(はずれ)
【補足】ドバイショックの波が襲ってきませんでした。よかった,よかった。

3 JAL,年金を強制的に削減するも,OBから訴えが提起される。しかし,訴えを起こしたOBに対し,心ない一部の人が嫌がらせを行い,結局訴えを取り下げることに。
【結果】△(微妙)
【補足】年金以前に会社更生法が適用されましたので,有無を言わさず年金も含めて削減されることになります。

4 モラトリアム法を悪用した偽装倒産が相次ぐ。結果,亀井大臣,モラトリアム法の見直しを余儀なくされる。流行語大賞に「静香なるドン」がノミネートされる。
【結果】×(はずれ)
【補足】モラトリアム法,思ったほど怖い結果が発生していません。でも,来年こそやばいんじゃないのかなあ。

5 森永先生,萌えまくり,今年も大暴走。
【結果】◎(大当たり)
【補足】森永先生の暴走は止まりませんね。

第4 国際
1 アメリカが,普天間基地移設問題についてしびれを切らし,「もう日本にようはない。これからは中国だからね。しーらない。」っていう最後通告を突き付ける。結果,日本は,アメリカの要求を全て受け入れる。
【結果】○(小当たり)
【補足】中身はブラックボックスでしたが,結果的にアメリカの言う通りのオチになりました。

2 中東情勢安定化という大義名分の元,アフガンに民間人警備の建前として自衛隊を派遣する。
【結果】×(はずれ)
【補足】もっとも,ハイチには派遣して現在も継続中ではあります。

3 アルカイダ残党が日本に入国したとの情報が入り,国内で混乱が起こる。
【結果】×(はずれ)
【補足】もっとも,アルカイダの友達の友達は自民党を離党しましたが・・。

4 日本経済はもはや中国経済にかかってきているとして,政治家や企業の中国詣での回数が激増する。流行語大賞に「なん中華,本中華」がノミネートされる。
【結果】◎(大当たり)
【補足】小沢旅団はすごかったですね。各企業もレアアース求めて大わらわ状態になっています。

5 日本の新たな市場として中国への輸出を行うも,パソコン関連については中国特許法の餌食になり,輸出ができなくなる。結果,パソコン関連企業の業績が悪化し,一部家電メーカーはパソコン製造から撤退する。
【結果】×(はずれ)
【補足】でも,逆に思ったほど市場拡大も図られていません。半導体は怖すぎる・・。

6 インド経済が絶好調に。アメリカも一目置く存在となる。
【結果】◎(大当たり)
【補足】インドは2011年もキーマンになりますね。

7 北朝鮮,金正日の後継者問題が本格的に議論となり,政情不安定に。結果,ミサイル実験が頻発する。
【結果】◎(大当たり)
【補足】後継者は金正恩氏が確実になりつつあります。また,韓国への砲撃など,きな臭い動きがまだまだ続きそうです。

第5 スポーツ
1 バンクーバーオリンピック,メダルが思ったより取れない。特に,女子フィギュアでは,浅田,安藤両選手はいずれもジャンプミスが影響し,メダルを逃してしまう。結果,マスコミから手のひら返しのバッシングを受けることに。
【結果】○(小当たり)
【補足】まあ冬季オリンピックはこんなもんでしょう。しかし,真央ちゃんの銀,よかったですねえ。

2 サッカーワールドカップは,岡田ジャパンは残念ながら予選1勝もできず予選落ち。流行語大賞に「しかたがない」がノミネートされる。
【結果】×(はずれ)
【補足】岡田監督,ごめんなさいm(__)m

3 朝青龍,今年もみんなから怒られる。
【結果】△(微妙)
【補足】っていうか,辞めちゃったからねえ。

4 工藤選手,キングカズなど熟年選手が必死に頑張る姿が世のお父さん達の心を打つ。流行語大賞に「熟年プロ」がノミネートされる。
【結果】◎(大当たり)
【補足】今年も熟年選手の活躍が目立ちました。伊達さんもやりましたねえ。

5 大仁田厚さん,訳あって結局プロレスに復帰する。新たな必殺技として,卍がためをアレンジした「組織がため」を編み出すも,効き目が緩いと相手からあっさり反撃されてしまう。
【結果】○(小当たり)
【補足】プロレス復帰はしました。でも,あまり話題にならなかったですね。

6 松岡修造さん,バンクーバーで熱くなりすぎ,雪や氷を溶かして国際問題に。
【結果】◎(大当たり)
【補足】説明不要!

第6 芸能その他
1 南海キャンディーズの山ちゃんが,自民党から参院選出馬を打診されるも,しずちゃんから怒られて出馬辞退。
【結果】△(微妙)
【補足】でも,リアルに山ちゃんへ出馬打診があったらしいとのうわさはあります。

2 ハライチとパンクブーブーが大ブレイクする。
【結果】○(小笑い)
【補足】でも今年はピースとWコロンでしたね。

3 ノッチ,夏以降仕事激減。変わって,ノッチの嫁が準レギュラーとして出番が今以上に増える。
【結果】○(小当たり)
【補足】オバマネタもだいぶ飽きてきた感じでしょうか。今や,「妻が怖い」関連番組ばかりとなっています。

4 小島よしお,「何の意味もない」で再ブレイク。流行語大賞もゲット。
【結果】×(はずれ)
【補足】小島よしお,二発目はいつくる?

5 WiiとPS3の「ソフト争奪戦争」が本格化する。結果,ソニーが営業力で優位に立つ。
【結果】△(微妙)
【補足】まだまだ互角ですね。

やっぱ,シャレで書いている部分が多いので,全体的には微妙な結果が多いような気がします。経済関係は,思ったほど悪化しなかったという結果オーライ的な感じでしたが,一方で国際関係は予想以上に怖い状況に進んでいるような感じがします。
社会全般については,今年も暗い出来事が多かったような気もします。
芸能関係は,結婚ラッシュだったことと,AKB大ブレイクというところが明るいお話しだったでしょう。
はたして,来年はどういう年になるのでしょうか。


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まさに幕末?民主党政権が内患外憂状態になった尖閣ビデオ流出問題

2010年11月06日 01時45分07秒 | 社会問題
いわゆる尖閣諸島沖での巡視艦への中国漁船衝突事件について,その一部始終を撮影したと言われるビデオがYouTubeに公開されました。
誰がやったのはかは不明ですが,ハンドルネームが「sengoku38」ということから,様々な憶測が飛び交っています。また,中国も不快感を示しており,来週開かれるAPECへの影響も懸念されるようです。

尖閣ビデオ、ネット流出か=内部が関与?海保調査-44分、国会提出より長く(時事通信) - goo ニュース

切り札は,切るタイミングを間違えると負ける

このビデオ,政府筋も認めているように,かなりの確率で本物だと思います。中国側も偽造とは言っていないからです。
ただ,今ここでこのような形でオープンにすることは,菅政権にとっては,ものすごい痛手でしょう。
ブラックジャックやポーカーなどのカードゲームでは,たとえ手札が良くても,それを切るタイミングを間違えるとゲームは負けます。逆に,手札がブタであったとしても,ゲームの駆け引きをうまく使えば,負けないこともできます。
今回のケース,このビデオの存在自体は,日本側の手札が良かったはずなのです。ところが,それを切るタイミングを完全に間違えました。ひょっとしたら,もっと遅いタイミングで切るつもりだったのかもしれませんが,ほかのプレーヤーにカードを切られてしまい,もはや「ブタ」状態になってしまった,っていうところでしょう。
一方の中国は,手札的にはブタだったはずが,ものすごい駆け引きにより,完璧に引き分けに持ち込みましたが,この一件で確実に勝ちに転じてしまうでしょう。
このビデオ流出,日本政府はなすすべがありません。

ところで,このビデオ流出事件,ざっくり言うと,次の点が問題となります。

1 日中関係悪化
2 日本政府の情報管理能力の弱さ露呈
3 日米関係へも影響波及
4 民主党政権崩壊の危機
5 ビデオが流出していない部分の公開


1については,先ほどのトランプゲームの話のように,当然ながら中国側は反論をしてきますが,あちらはいわゆる「やくざの交渉術」のセオリーどおり「論点のすり替え戦略」でやってきますから,ビデオの中身の話ではなく>,「なんでこれが出てくるねん」「なんでこんな出し方するねん」「日本政府の情報管理能力はなんやねん」みたいな外側外側から批判を繰り広げ,コアに触れられないようにしつつ日本政府の痛いところを突いてくるという攻撃をしてくることでしょう。
繰り返しますが,完全に切り札を切るタイミングを誤った結果です。
あとは,せいぜい「やくざの交渉術」に乗っからず,真っ向勝負で攻め返すしかないでしょう「経済制裁」みたいなカードを向こうが切ってくるでしょうから,今の日本の外交能力では,かなり難しい勝負になるでしょう。

2については,既に多くの方がいわれているように,国家機密がこんな簡単に漏れるというのは,非常にやばいとしか言いようがありません。
日本の危機管理能力の甘さを世界中に示してしまったことになります。
のみならず,これにより「日本はサイバーテロ楽勝!」とテロル達に思わせてしまったともいえるため,今後は情報管理に相当な注意が必要です。
まずは犯人探しが大切ですが,本来は,国家機密的な情報はトレーサー可能な状態にしておくのが常套手段なので,2,3日で犯人は分かるはずです。なので,もし,2,3日たって犯人が分からない場合は,「犯人を隠避した」か「リアルに情報管理がボロボロだった」のいずれかということになるでしょう。

3については,2の派生論点です。
アメリカとしては,こんな情報管理の緩い日本に,米軍の最高機密情報を流せるはずがありません。だとすると,アメリカとしては,「日本にはうっかりなことは言えない」という態度に出るでしょう。
これがどこで問題になるかというと,例えば,「北朝鮮からのミサイル発射情報」の伝達を少し遅らせる,みたいなことが生じるかもしれません。
いずれにせよ,日本にとって不利です。

4ですが,既に自民党を中心に,民主党の対応について総攻撃を受けています。
そもそも,このビデオを誰が流出したかという問題もありますが,おそらくは「反民主」の政府関係者(検察関係者を含む)でしょう。ただし,そんな大物ではありません。この時期にこのカードを切る意味があまりないからです。
とはいえ,補正予算審議にもろに影響しましたし,国民からもこれにより菅政権に対する不信感が高まりました。
おそらく民主党の支持率はこれで相当下がることでしょう
ただし,例によって,これで自民党の支持率があがるわけではありません。なぜなら,今の段階では,自民党も「ただ騒いでいるだけ」に過ぎないからです。逆に言うと,自民党がこの事態をうまくまとめ挙げれば,ものすごく支持率があがることでしょう。
結局のところ,「政治不信」「政党不信」「国家不信」に国民が陥るだけ,っていうところでしょう。いうなれば,まさに幕末日本状態です。
この状態を喜んでいるのは,むしろ中国かもしれませんね。

5については,実は海上保安庁職員が停船させ,乗りこみ,逮捕する場面がまったく公開されていない点が気がかりではありません。
船の体当たりは,見る限り中国漁船に非があるのがほぼ確実ですが,その後の停船から逮捕に至る場面がどうであったのか,非常に気になります。また,ここまで大胆に流出させながら,逮捕場面が流出しないのは,逆に妙です。
考えられるのは「逮捕手続きに重大な違法があった」という日本側の非があるか,または逆に「中国漁船から想定外の攻撃を受けてものすごいことになっていた」という中国側の非のどちらかがあったのではないか,っていうことです。
ここは,むしろ政府がきちんと公開して説明をするべきでしょう。ただし,仮に日本側に非がある状態であったとしたら,カードを切るタイミングは考えるべきではありますが・・。

いずれにしましても,この問題,まだまだ外交レベルのでのしこりを残しそうです。やはり,今までのようにあいまいな解決を求めるとろくな目に合わないっていうことの警鐘といえるでしょう。
尖閣諸島問題も含め,ここは日本政府も毅然とした対応にでるべきです。

と同時に,情報管理については,より厳しい方法を考えることも大切でしょう。情報公開を広く認めることは,けっして情報管理がゆるくていいという意味ではありません。

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家族の承諾で臓器移植が実現,これからはこうした会話も必要かなあ

2010年08月10日 00時16分24秒 | 社会問題
改正臓器移植法により,移植に関する書面がないが,本人が意思表示をしていたということから家族の同意により脳死判定がなされ,臓器移植が行われることになりました。改正法第1号事案ということですが,一方で,家族の同意の在り方に対する疑問を呈する声も聞かれていてます。

家族の承諾だけで初の脳死・臓器移植へ(読売新聞) - goo ニュース

臓器移植が商売にならないようにしなければ

人の命を救うために臓器移植を推進すること自体は,決して悪いことではないと思います。しかも,それが本人の意思であればなおのことです。
私自身,旧法の臓器移植カードを持っており,基本的にすべての臓器を提供する意思表示をしています。なんか,言葉は悪いですが,「自分が死んでも,なお人の体で生きているような気がする」からです。
まあ,この辺は,個人の考え方の世界でしょうから,こうした臓器移植や脳死に関する考え方の是非について議論をしても,あまり実りある議論にはならないと思います。

それはさておき,今回の改正法では,従前,本人の意思表示を記した書面がある場合に限り脳死認定ができることとなっていた点を,こうした書面がなくても家族の承諾があれば脳死認定ができるとしました。したがって,臓器移植がより容易に行なわれるようになったわけです。
一見すると,これで臓器移植が促進され,多くの命が救われることになります。
しかし,ちょっとだけ注意しなければならない点があります。それは,「金儲け目当てでの脳死判定をどう抑制するか」という点です。
現在の運用は,幸い,臓器を売買するという発想ではありませんので,まだ問題になりませんが,仮にこうした臓器がどこかの映画のように売買対象となったとしたら,下手をすると,「金目当てのために脳死認定を容認してしまう」ということも起こりうるでしょう。ここは絶対に回避しなければなりません。人の命を金で解決してしまうからです。
臓器移植自体は非常に重要なことですが,一方で,やはり「命の尊厳」についてもしっかりと考えて行なわれなければなりません。
お金目当てだけではありませんが,家族が不純な動機で安易に脳死を容認する,こうしたことだけにならないように今後いろいろな場面で啓もうしていく必要があると思います。
そして,なによりも,「まず自分たち家族でこうした話題できちんと話し合う」という姿勢が大切かもしれません。これにより,家族のコミュニケーションが図られるという副次的効果も生じます。

高齢者の行方不明問題が社会問題化しつつありますが,こうした問題を回避するためにも,やはり「家族で話し合う」ということが大切になるのかもしれません

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私の消えた年金,結局消えたまま(-_-メ)

2010年08月02日 22時15分18秒 | 社会問題
おととしの秋に発覚した私の消えた年金問題(転職前の年金がまるまる消えていた)について,2年近くなって突然回答が届きました。
しかし,結論は「見つかりません」でした。

なんで?

勤務先の名前も勤務期間も正確でしたし,詳細は書けませんが,前の職場は今も残っているところですから,こんなのものすごく簡単に調べられるとばかり思っていました。もっと言えば,私は,別に氏名変更もありませんし,転職に際しては空白はありませんでしたから,まさに「典型的転職」の例だと思っていました。
なので,そもそも「年金が消えた」ってこと自体非常に不可思議でしたが,まあそれは「あのシステム会社」が作ったシステムのことですから仕方がないだろうと思っていました。しかし,具体的資料を出せば,当然に年金はつながるだろうとばかり思っていただけに,今日の回答はマジ驚きました。

安部政権の時の公約が改めて反故にされたなあっと身をもって実感するとともに,今の年金制度,本当に訳分からないと思わずにはいられませんでした。

もっというと,今回の通知,日本年金機構からのものでしたが,内容は相変わらず意味不明でした。この通知,お年寄りが読んだら何が言いたいのかさっぱり分からないと思います。まあ,2,3回読めば「ああ,見つからなかったんだなあ」って分かるようになっただけでも社会保険庁時代よりはましなのでしょうが・・。

とりあえず,再調査申請書が同封されていましたので,今度は前職の具体的資料を添付して調査してもらおうと思います。

消えた年金問題,最近ではあまり話題になっていませんが,今になって急に火の粉が降ってきただけに,個人的にはものすごく切実な問題となりました。
まだまだ年金問題が残っている,っていうことだけでも,皆様,ご理解いただければと思います。

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トヨタの稼ぎ頭プリウスがトヨタの足を引っ張るか

2010年02月03日 22時10分45秒 | 社会問題
トヨタで一番売れているハイブリッドカー「プリウス」がアメリカでアクセルトラブルによるリコールになっていますが,日本国内でもブレーキトラブルが報告され,国土交通省がトヨタに対し,調査を指示しました。

プリウスブレーキ苦情115件、千葉で事故も(読売新聞) - goo ニュース

トヨタ王国崩壊か?

アメリカのプリウスのリコール騒動は,正直ちょっとアメリカ政府の政策的な臭いがしていました。何しろ,アクセルの部品メーカーはアメリカの貿易保護政策の関係から,アメリカの会社のものとせざるを得ない状態でしたから,ちょっとだけ仕方がない部分がありました。逆にいうと,「だから日本のプリウスは安全だ」と言えたのです。
しかし,日本でも不具合の疑いが出てきました。しかも,アクセルではなく,ブレーキです。ブレーキトラブルは,ドライバーの命に関わるものだけに,相当慎重に対応しなければなりません。しかも,ハイブリッドならではのトラブルの疑いすら出ており,下手をすると,相当大変な作業を伴うリコールに発展しかねません。
すると,トヨタにとっては大ダメージとなります。なにしろ,売れ筋ナンバー1で低迷するトヨタの営業利益を支えている自動車ですから,これが売れなくなるということは,単純に営業利益が大幅にダウンをしてしまいます。
のみならず,リコールにより各ディーラーは無償修理を余儀なくされますから,営業所での営業利益や販売台数が減ってしまいます。そして,なによりもかつての三菱自動車のごとく,「信頼」を大きく失墜させかねません。そうなると,ますます販売台数が減るという負のスパイラルに陥ってしまう虞すらあります。そうなると,もはや「世界のトヨタ」は,逆に世界から見放されかねません。

トヨタとしては,とにかくまずは原因究明を早急に行うべきでしょう。その上で,迅速な対応を行うことで,信頼の失墜を最小限に抑える必要があります。そして,しかる対応をすることで,「プリウスはもちろん,トヨタ車はマジ安全ですよ。それはこういうことをしているからです。」と消費者にアピールする必要があります。もちろん,このアピールはお経ではなく,実を伴っていなければなりません。

トヨタは今正念場に立たされています。一時期殿様商売でも余裕で売れていましたが,これからは初心に帰って,地道な営業努力と商品開発努力を行うべきでしょう。「いつかはカローラ」の頃のように,会社あげて安全と安心の確保のため,全力で取り組んでほしいものです。そして,「世界のトヨタ」を威厳を再び保ってほしいものです。

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2010年を予測しちゃおう

2009年12月29日 23時03分32秒 | 社会問題
では,引き続き,010年の動きを,独断と偏見で予測したいと思います。ただし,一部を除いて一応それなりの根拠はあるつもりですが,基本的にはシャレのつもりでご覧ください。

第1 社会全般
1 地球温暖化対策が本格的に始まり,夏でも冷房がつかない企業や商店が相次ぐ。流行語大賞に「エア来ん」がノミネートされる。
2 失業率が7%近くまで跳ね上がり,失業者による犯罪が多発し,社会問題となる。流行語大賞に「同情するなら職をくれ」がノミネートされる。
3 政府の事情により,「中国産や中国製品をたくさん買いましょう」運動の展開が始まるが,あまり国民から受け入れられない。
4 エコ活動を称した悪徳商法が社会問題化する。

第2 政治
1 7月の参院選で,民主党は思ったほど勝つことができず,単独過半数を維持できない。結果,漁夫の利として自民党が大勝し,参議院は自民党と公明党が再び牛耳ることになる。ただし,投票率30%台にまで落ち込み,政治不信が深刻化する。
2 鳩山総理は,参院選の責任をとり辞任。後任問題で民主党は分裂を起こし,「東民主党」と「西民主党」に分かれてしまい,総理はとりあえず東民主党から菅氏が選ばれる。
3 静香ちゃん,今以上に暴走を続ける。
4 参議院がねじれの関係になり,法案や予算案がほとんど止まってしまう。流行語大賞に「ねじれ正一」がノミネートされる。
5 自民党を離党した元議員が,参院選の結果を見て,ひょっこり復党して,ひんしゅくを買う。
6 事業仕分け,グレードアップして,蓮舫議員が総合司会になる。ただし,仕分け人に田原総一郎,大橋巨泉,竹村健一,森田実らを入れたために,今まで以上に人の話を聞かなくなり,収集つかない事態に。

第3 経済
1 アメリカが中国との経済交流を進展させたため,日本の市場が輸出入共に狭くなってしまい,ますます日本の不況が進む。結果,1ドル130円台にまで円安が進行する。
2 日本の大手銀行がサブプライムローンとドバイショックの2つのババ抜きでババを引いてしまい破綻。
3 JAL,年金を強制的に削減するも,OBから訴えが提起される。しかし,訴えを起こしたOBに対し,心ない一部の人が嫌がらせを行い,結局訴えを取り下げることに。
4 モラトリアム法を悪用した偽装倒産が相次ぐ。結果,亀井大臣,モラトリアム法の見直しを余儀なくされる。流行語大賞に「静香なるドン」がノミネートされる。
5 森永先生,萌えまくり,今年も大暴走。

第4 国際
1 アメリカが,普天間基地移設問題についてしびれを切らし,「もう日本にようはない。これからは中国だからね。しーらない。」っていう最後通告を突き付ける。結果,日本は,アメリカの要求を全て受け入れる。
2 中東情勢安定化という大義名分の元,アフガンに民間人警備の建前として自衛隊を派遣する。
3 アルカイダ残党が日本に入国したとの情報が入り,国内で混乱が起こる。
4 日本経済はもはや中国経済にかかってきているとして,政治家や企業の中国詣での回数が激増する。流行語大賞に「なん中華,本中華」がノミネートされる。
5 日本の新たな市場として中国への輸出を行うも,パソコン関連については中国特許法の餌食になり,輸出ができなくなる。結果,パソコン関連企業の業績が悪化し,一部家電メーカーはパソコン製造から撤退する。
6 インド経済が絶好調に。アメリカも一目置く存在となる。
7 北朝鮮,金正日の後継者問題が本格的に議論となり,政情不安定に。結果,ミサイル実験が頻発する。

第5 スポーツ
1 バンクーバーオリンピック,メダルが思ったより取れない。特に,女子フィギュアでは,浅田,安藤両選手はいずれもジャンプミスが影響し,メダルを逃してしまう。結果,マスコミから手のひら返しのバッシングを受けることに。
2 サッカーワールドカップは,岡田ジャパンは残念ながら予選1勝もできず予選落ち。流行語大賞に「しかたがない」がノミネートされる。
3 朝青龍,今年もみんなから怒られる。
4 工藤選手,キングカズなど熟年選手が必死に頑張る姿が世のお父さん達の心を打つ。流行語大賞に「熟年プロ」がノミネートされる。
5 大仁田厚さん,訳あって結局プロレスに復帰する。新たな必殺技として,卍がためをアレンジした「組織がため」を編み出すも,効き目が緩いと相手からあっさり反撃されてしまう。
6 松岡修造さん,バンクーバーで熱くなりすぎ,雪や氷を溶かして国際問題に。

第6 芸能その他
1 南海キャンディーズの山ちゃんが,自民党から参院選出馬を打診されるも,しずちゃんから怒られて出馬辞退。
2 ハライチとパンクブーブーが大ブレイクする。
3 ノッチ,夏以降仕事激減。変わって,ノッチの嫁が準レギュラーとして出番が今以上に増える。
4 小島よしお,「何の意味もない」で再ブレイク。流行語大賞もゲット。
5 WiiとPS3の「ソフト争奪戦争」が本格化する。結果,ソニーが営業力で優位に立つ。

以上大雑把な大予測です。もちろん,基本的にはシャレですので,できればはずれてほしいものがかなり含まれています。
さて,2010年はどんな年になるでしょうか。明るい話題が多ければいいですね。

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「2009年を予測しちゃおう」を検証しちゃおう

2009年12月29日 23時01分39秒 | 社会問題
今年も残すところあとわずかとなりました。
さて,去年の今ごろ,「2009年を予測しちゃおう」ということで,結構シャレのつもりで今年1年を大予言してみました。
ただ,シャレといいながら,改めて読み返してみると,結構いい加減なようで,そうでもないような部分もあるなあみたいな感じでした。
そこで,今回,自分の予測の検証をしながら,今年1年を振り返りたいと思います。

第1 社会全般
1 食品偽装がまだまだ発覚し,今までタブーとされていた米の産地偽装,日本酒の杜氏偽装などが発覚し,ブランド食品まで不信感が高まる。逆に,地元食品の見直しが進むようになる。流行語大賞に「地産地消」がノミネートされる。
【結果】△(微妙)
【補足】食品偽装自体は相変わらず発生していましたが,大手企業等やブランド米などからは出てきませんでした。一応,安心なのかなあ??

2 2008年に発生した通り魔的事件が相次いで裁判が始まり,また光市の事件やオウム事件などの判決,さらに裁判員裁判が始まったことから,「死刑問題」についての世論が高まり,ようやく国会でも真剣な議論が始まる。
【結果】△(微妙)
【補足】単に「素人が死刑を言い渡せるか」という議論のみに終始し,死刑問題自体の是非にまで議論が進んでいきませんでした。

3 失業率が7%近くまで跳ね上がり,雇用保険財源不足,企業の厚生年金や保険の掛け金の減少などから,失業保険給付遅滞や社会保険組合の経営破綻が社会問題となる。
【結果】△(微妙)
【補足】失業率が上がり続け,保険財政が悪化していることだけは確かです。

4 失業者が増えたことから,一部地域がスラム化し,治安悪化が問題となる。流行語大賞に「スラムランク」がノミネートされる。
【結果】×(はずれ)
【補足】そこまで申告になっていないだけましですね。

5 高齢者を中心にいわゆる「地デジ詐欺」被害が増加するとともに,電機店が中心となった「アンテナの詐欺まがい販売」が社会問題になる。
【結果】△(微妙)
【補足】引き続き気を付けましょう。

6 エコ活動を称した悪徳商法が社会問題化する。また,「ゴミの分別収集」をうたいながら,実際はまとめて処理をしていたことが一部自治体で発覚し,ゴミ処理方法のあり方について物議を醸す。流行語大賞に「GK(ゴミキック)」がノミネートする。
【結果】×(はずれ)
【補足】でも,正直,ばれてないだけです。

第2 政治
1 衆議院は解散することなく任期満了まで続いてしまう。
【結果】×(はずれ)
【補足】でも,ほとんど任期満了状態でしたね。

2 6月頃に,自民党若手有力議員が中心となって,自民党を離反し,新たな新党を作り上げる。そこに,小泉チルドレンが参加すると共に,民主党と国民新党の一部若手議員も参加し,30人規模の新党が発足する。しかし,国民にはこれが「逃げた」としか評価されず,9月の選挙では思ったほどの活躍をしない。流行語大賞に「NO新党」がノミネートされる。
【結果】△(微妙)
【補足】みんなの党ができたくらいでしょうか。でも,自民党からの離党が一気に進み始めてきました。民主党も爆弾抱えていることだけは確かです。

3 自民党は,一部議員の離反もあり,総選挙において歴史的惨敗を期する。しかし,公明党は現有議員数を維持。一方,民主党は,離反議員の影響も少なく,歴史的大勝をして,政権与党になる。その後,公明党が,民主党との連立を模索し始める。
【結果】○(小当たり)
【補足】自民党歴史的惨敗と民主党政権与党は言うまでもありません。ただ,公明党が自民党との連携を維持しているのは読みを誤りました。意外と仁義深いものですね。

4 小沢党首は,選挙前から「選挙に勝っても負けても自分は党首にならない」と宣言し,物議を醸す。結果,民主党の党首に菅氏が返り咲き,菅内閣が発足する。
【結果】△(微妙)
【補足】小沢党首が辞めることは想定済みでした。しかし,鳩山党首になることは読み違いました。でも,今の状況考えると,菅さんが党首だった方がよかったかもしれません。

5 選挙後,諸問題の対応に着手するも,あまりに問題が多すぎることから,逆にどこから手を付けてよいか分からず,結果,12月までかけて「さて,何をやろうか」だけで終わってしまい,「機動力がない」との批判を受ける。
【結果】△(微妙)
【補足】逆にあれやこれや手を付けてしまったがために,八方ふさがりになってしまい,批判されているっていう感じでしょうか。

第3 経済
1 アメリカの不況のあおりをもろに受けてしまい,またサブプライムローンのばば抜きで日本の銀行がばばを引いてしまったことが判明し,株価が6000円台まで大暴落など経済的に大混乱を招く。外国人投資家は,日本円からも資金を引き上げ,急激な円安が進行する(1ドル130円台まで突入する。)。流行語大賞に,「円安ドル安」がノミネートする。
【結果】×(はずれ)
【補足】まさか円高にシフトするとは思いませんでした。ただ,この円高は決して日本経済が良いからではないので,今後恐いです。

2 大型倒産が相次ぎ,特にここ数年噂されている在京放送局も倒産し,会社更生法の適用を受ける。一応,支援会社が見つかり,放送続行が可能となるが,番組内容や時間が大きく変わり,中小の芸能プロも再編の憂き目にあう。流行語大賞に,「放送砂漠」がノミネートされる。
【結果】×(はずれ)
【補足】某局,なんとか踏ん張りましたね。でも,各局とも経営が厳しいため,番組内容がかなり変わってきましたね。

3 アメリカの自動車会社統合のあおりを受けて,日本の大手自動車メーカーの経営統合が発表されるも,同時に統合に伴う販売店の大リストラ計画が明るみになり,販売店を中心に「合併反対」の運動が起こる。また,損保会社は,三井住友海上等の経営統合が正式に決定する一方,自動車販売や住宅販売等の不振から,経営破綻を余儀なくされる損保会社がでてくる。
【結果】△(微妙)
【補足】自動車不況はかなり申告でしたね。でも,損保会社まで影響が行かなくてよかったかもしれません。

4 小麦の値段がなぜか下落せず,物価は高値安定のままになるが,まったく物が売れないことから,選挙前から急激な物価安にシフトする。これにより,夏のボーナスもさらに安くなるなど,10年前のようなデフレスパイラルの波が襲ってくる。流行語大賞に「売れば売るほど安くなる。三段逆スライド方式」がノミネートする。
【結果】○(小当たり)
【補足】デフレスパイラルが進んでいますね。

5 漁業協定がかなり日本不利になり,結果魚類の価格が軒並み高騰する。それをうけて,サザエさんのオープニング曲が,「お魚くわえたドラ猫」から「鶏肉くわえたドラ猫」に変更される。
【結果】×(はずれ)
【補足】でもマグロは本当に数年後にはヤバイかも。

第4 国際
1 オバマ大統領が,国内経済安定化のため,極端な保護主義を発動する。結果,日本は更に輸出が厳しくなり,日本経済にも大きな影響を与えることになる。
【結果】△(微妙)
【補足】極端な保護主義にまでシフトしませんでしたが,「輸出中心」を表明したことから,日本の輸出産業に相当なダメージが与えられましたので,今後恐いです。

2 アメリカは,イラク撤退後,そのほとんどの軍をアフガンに投入するが,パキスタンが政権交代によりアメリカ不支持を表明するため,アメリカはアフガンにいる大義名分がなくなり,イスラム諸国からの反感が高まる。
【結果】○(小当たり)
【補足】アフガンへの軍投入は,国内外から批判を受けています。

3 日本は,アフガンでの給油行為を継続するが,アメリカの大義名分がなくなったこと,政権が民主党に変わったこと,アメリカの極端な保護主義にむかついて,給油活動を止めて撤退する。
【結果】◎(大当たり)
【補足】止めると決めたが,あまり影響はなかったみたいですね。

4 ハワイ経済が困窮し,観光客誘致活動に躍起になる。日本では,ジェイク・シマブクロ氏やKONISHIKI氏らが,「ハワイはいいとこ,一度はおいで,ちょいなちょいな」などと観光客誘致活動を推進する。
【結果】○(小当たり)
【補足】ハワイの不景気は相当深刻です。

5 中国の冷凍餃子問題など一連の食品問題については,結局うやむやなまますべて終了してしまう。
【結果】◎(大当たり)
【補足】一応捜査継続中とのことですが,もう誰1人この問題に騒ぐ人はいませんよね。

6 BRICsの経済成長にも大きなかげりが見えてきて,特に中国からはアメリカ企業が相次いで撤退することで,中国経済はかなり厳しい状態になる。
【結果】×(はずれ)
【補足】BRICsの景気が悪いのは仕方ないですが,逆に中国とインドが世界経済のキーマンとなりました。アメリカは中国経済にかけている部分すらあります。

7 北朝鮮は,アメリカの不況のあおりから,思ったほどの経済支援を受けることができなくなり,結果,日本海に向けたミサイル実験を頻繁に行うことで,日本に対して経済制裁解除を迫ってくる。
【結果】◎(大当たり)
【補足】来年,大丈夫かなあ・・。

第5 スポーツ
1 WBCは,原ジャパンが善戦するも,キューバの壁が超えられず,優勝を逃してしまう。流行語大賞に「臥薪嘗胆」がノミネートされる。
【結果】×(はずれ)
【補足】うれしい誤算でした。正直,最初はダメかもしれないと思いましたが,最後にイチローさんがやりましたね。原監督,侮れません。

2 サッカー岡田ジャパンは,苦戦するも,ワールドカップの切符を手にする。しかし,その後,「岡田監督では決勝Tに進めないのではないか」という解任騒動が起こるが,適当な後任者が見つからないことから,岡田監督が引き続き指揮を取ることに。
【結果】○(小当たり)
【補足】岡田ジャパン,頑張ってください。でも,くじ運がちょっとねえ・・。

3 企業スポーツが相次いで撤退する一方,その費用の一部で十分な広告効果が期待できるなどの理由から,石川遼選手や錦織選手など,若手個人選手に対するスポンサーが増え,結果的にゴルフ,スケート,テニス,バドミントン,卓球などのスポーツがこれまで以上に脚光を浴び,新たなスターが誕生する。一方,伊達公子選手のような復帰組も増えてきて,そのような選手にもスポンサーがつき,脚光を浴びる。流行語大賞に「カムバック・エース」がノミネートされる。
【結果】○(小当たり)
【補足】企業スポーツはどんどん撤退しています。そして,個人へのスポンサーも増えてますね。

4 一方で,企業スポーツの撤退は,練習場の閉鎖などを招き,日本国内でスポーツを練習する場所をどんどん失い,優秀な選手は相次いで日本から出ていってしまう。逆に,センスがあってもお金がなければ一流アスリートになれないという格差問題がスポーツ界でも発生する。流行語大賞に「格差別競技」がノミネートする。
【結果】×(はずれ)
【補足】まあ,もともと海外流出しているっていう話もありますからねえ・・。

5 松岡修造さん,やっぱり熱い。
【結果】◎(大当たり)
【補足】地球温暖化のためにも,少しクールに!

第6 芸能その他
1 エドはるみ,6月頃から女優業に転身する。
【結果】×(はずれ)
【補足】っていうか,ブラウン管から消えつつあります。

2 ノッチ,9月の選挙頃までは何とかブレイク状態が続く。
【結果】◎(大当たり)
【補足】厳密には,「ノッチの嫁」の方が大ブレイクでした。

3 NON STYLEと天津木村が大ブレイクする。
【結果】◎(大当たり)
【補足】流行語大賞取れなくて逆によかったかもしれませんね。

4 デジタル家電,予想以上に普及が進まない。一方で,不況のあおりから「リースデジタルテレビ」がブームになる。
【結果】△(微妙)
【補足】それよりも地デジ大使のつよぽんの事件の方が衝撃的でしたよね。まあ,何事もなかったかのように復活したのが不幸中の幸いかもしれませんが。

全体的に,見込み違いが多い感じでした。特に経済については,真逆の展開になっている感じすらしました。
また,社会全般については,今年も暗い出来事や,不可思議な凶悪犯罪が多かったような気もします。
はたして,来年はどういう年になるのでしょうか。

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今年の漢字は「新」な感じ,生まれ変わる2009年かなあ

2009年12月13日 16時53分40秒 | 社会問題
毎年恒例の清水寺で発表される今年の漢字が「新」と発表されました。

「今年の漢字」は「新」(読売新聞) - goo ニュース

今年が「新」の多くは,来年が正念場

なるほど,って漢字(感じ)でした。今年を振り返るとくらいニュースしか思い浮かばないので,政権交代絡みの漢字になるのかなあ,なんて思っていましたが,言われてみると,「新」は今年を見事なまでに象徴していると思いました。
新型インフルエンザに始まり,イチロー選手の新記録など記録ラッシュ,裁判員制度が新規スタート,民主党新政権の誕生,オバマ新政権の誕生,そして,主催の日本漢字能力検定協会が新生したことなどなどがあげられるでしょう。
ちなみに,2位以下には「薬」「政」「病」「改」「変」「民」「鳩」「代」「交」(順不同です)があげられますが,これらも確かに今年を象徴するものの,全てをカバーするには不十分かもしれません。

ただ,「新」である以上,来年以降,これらが大きく進化を遂げる年になるはずです。さて,今年「新」だった多くのものが,来年以降私たちの生活にどういう影響を与えてくるでしょうか。すべてが良い方向に進むことを期待したいものでs。
しかし,このニュースを聞くと,今年もあとわずかだなあ,って漢字ます。

ダジャレおちかよ!

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政権交代で派遣切りを免れた草食男子のこども店長,新型インフルエンザにぼやかないで

2009年12月03日 00時50分24秒 | 社会問題
年末の風物詩であるユーキャンの流行語大賞が発表され,今年は「政権交代」が大賞を受賞しました。その他には,「こども店長」や「歴女」などがトップテンに選ばれました。

流行語年間大賞は「政権交代」 鳩山首相が受賞(共同通信) - goo ニュース

お笑い系があると思いましたが・・

まずはトップテンの結果です。
・政権交代
・こども店長
・事業仕分け
・新型インフルエンザ
・草食男子
・脱官僚
・派遣切り
・ファストファッション
・ぼやき
・歴女


結果を見ると,今年の世相を見事に反映している感じでした。
政権交代は流行語というより,まさに今年の象徴といえます。また,ここ数週間で一気に大ブレイクした事業仕分けなどは,むしろ来年の流行語にもなりうるかもしれません。その他,脱官僚や派遣切りなど政治社会問題系の用語が結構多く上位を占めましたが,これはやはり政権交代をキーワードに,国民がようやく政治に対して一定の関心を示し始めた結果であろうと思います。
一方,こども店長は大河ドラマやCMで大ブレイクしましたが,流行語か?みたいなところもあります。でも,かわいいから許しちゃおう!
あとは草食男子や歴女などは,新語として定着しつつあります。草食男子と肉食女子,そうなると,そのうち「女々しい」っていう言葉は「男々しい」って書き換えるかもしれませんね。
反面,お笑いブームでありながら,お笑い系の言葉はすべてはずれてしまいました。個人的には,「あると思います」はあると思ったのですが,天津木村さんもちょっとブームに影が出始めたので,はずれたのかもしれません。でも,流行語大賞取ると一発屋っていうジンクスがありますので,そういう意味では天津木村さん,セーフだったかもしれません。
また,個人的には「家電芸人」も好きでしたが,まだ流行語レベルまで浸透しなかったのかなあって感じです。

今年も残すところあとわずかとなりました。来年の流行語はどういう感じになるでしょうか。
まず政治系では,政権交代後の民主党のやりとりが流行語の一つになるでしょう。特に参院選あたりでの各党の言動は流行語になるでしょう。
また,今年はなかった経済系も要チェックです。「デフレスパイラル」や「円高不況」は新語ではありませんが,「二番底」「三番底」みたいな言葉が案外エントリーしてくるかもしれません。
あとはお笑い系ですが,「なんの意味もない!」で「二発屋芸人」あたりは要注意です。
それと,スポーツ系も出てきてほしいです。来年は,冬季オリンピックもありますので,「トリプルアクセル」から「トリプル表彰台」なんて出てくるとうれしいものです。

とにかく,来年は「癒される言葉」がたくさん流行語になるような年になればいいですね。

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