アメリカで中間選挙が始まり,下院は野党の共和党が過半数を制する見込みとなりました。上院はかろうじて民主党が過半数を押さえきれる状態であるものの,民主党の議席は大幅に減らす結果となることから,今後のオバマ大統領の議会運営がどうなるか,注目されるところです。
米中間選挙は共和躍進で下院制す、上院は民主が死守へ(トムソンロイター) - goo ニュース
結局敗因は,「戦争と経済」だったわけですね
2年前のオバマブームは完全に幕を閉じた感じです。
今回の民主党の敗因として一般に言われているのは,「アフガンへの軍事進攻」,「アメリカ経済の悪化」が挙げられます。
まあ,まさにそこに尽きるのでしょうが,細かいことを言うと,2年前のオバマブームの立役者であったボランティアチームは学生中心でしたが,その学生が卒業したものの,職がないことから就活に専念せざるを得ず,選挙運動どころではなかったということや,自分たちが考えていたほどアメリカがチェンジしなかったという悲観論などから,今回はほとんどボランティアチームが機能しなかったという点が挙げられます。
逆に,共和党は,今回の選挙で,実弾(お金)を民主党の倍近くつぎ込んだと言われています。のみならず,共和党を支持する「ティーパーティー」等の組織がかなり動いていたということが挙げられます。さらに,この点は日本人的発想ではピンと来ないかもしれませんが,オバマ大統領が進めた「国民皆保険制度」が,予想外に国民からの評判が悪く,これを良しと思わない浮動票有権者が共和党にシフトしたなどとも言われています。
いずれにせよ,オバマ大統領,これからはあまり強気な議会運営はできなくなりますので,今後の政策転換等も余儀なくされるでしょう。
日本的には「ドル安政策」を維持するかどうかが一つキモになるでしょう。
ところで,今回のオバマ民主党の敗因,結構日本の民主党の先の参院選敗因と似ています。日本では,「普天間基地問題」を公約どおり解決することができず,沖縄県民を中心に総すかんを喰らいました。局面は違いますが,「戦争」関連のネタと言えます。
また,日本経済は引き続き混迷を続けており,雇用問題はまだまだ決定的な打開策が見出されていません。まさに「経済」が敗因の一つでした。
さらに,「政権交代」を期待した浮動票有権者が,「政治と金」の問題や,ぶれる首相の方針,さらにはやることが自民党政権時代と同じ政治家や政治運営に辟易とし,交代した意味がなかったと嘆いて民主党以外の政党にシフトしました。
このように,多くの敗因が日米民主党で共通しています。まあ,違いといえば,自民党は共和党のように実弾をバラまけるほど下部組織がまとまり直してきたとはいえず,現実にも資金力不足で結構大変らしいっていう点くらいではないでしょうか。
アメリカの議会運営もさることながら,日本の議会運営もこれから大変となります。日本でも,来年度の予算を通すためにどうするか,オバマ大統領同様,菅首相にも悩ましい日々が続くでしょう。
はたして,両者とも国民生活の安定に向けて「Yes,they can!」となるでしょうか?
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http://onomar.jugem.jp/?eid=3284
米中間選挙は共和躍進で下院制す、上院は民主が死守へ(トムソンロイター) - goo ニュース
結局敗因は,「戦争と経済」だったわけですね
2年前のオバマブームは完全に幕を閉じた感じです。
今回の民主党の敗因として一般に言われているのは,「アフガンへの軍事進攻」,「アメリカ経済の悪化」が挙げられます。
まあ,まさにそこに尽きるのでしょうが,細かいことを言うと,2年前のオバマブームの立役者であったボランティアチームは学生中心でしたが,その学生が卒業したものの,職がないことから就活に専念せざるを得ず,選挙運動どころではなかったということや,自分たちが考えていたほどアメリカがチェンジしなかったという悲観論などから,今回はほとんどボランティアチームが機能しなかったという点が挙げられます。
逆に,共和党は,今回の選挙で,実弾(お金)を民主党の倍近くつぎ込んだと言われています。のみならず,共和党を支持する「ティーパーティー」等の組織がかなり動いていたということが挙げられます。さらに,この点は日本人的発想ではピンと来ないかもしれませんが,オバマ大統領が進めた「国民皆保険制度」が,予想外に国民からの評判が悪く,これを良しと思わない浮動票有権者が共和党にシフトしたなどとも言われています。
いずれにせよ,オバマ大統領,これからはあまり強気な議会運営はできなくなりますので,今後の政策転換等も余儀なくされるでしょう。
日本的には「ドル安政策」を維持するかどうかが一つキモになるでしょう。
ところで,今回のオバマ民主党の敗因,結構日本の民主党の先の参院選敗因と似ています。日本では,「普天間基地問題」を公約どおり解決することができず,沖縄県民を中心に総すかんを喰らいました。局面は違いますが,「戦争」関連のネタと言えます。
また,日本経済は引き続き混迷を続けており,雇用問題はまだまだ決定的な打開策が見出されていません。まさに「経済」が敗因の一つでした。
さらに,「政権交代」を期待した浮動票有権者が,「政治と金」の問題や,ぶれる首相の方針,さらにはやることが自民党政権時代と同じ政治家や政治運営に辟易とし,交代した意味がなかったと嘆いて民主党以外の政党にシフトしました。
このように,多くの敗因が日米民主党で共通しています。まあ,違いといえば,自民党は共和党のように実弾をバラまけるほど下部組織がまとまり直してきたとはいえず,現実にも資金力不足で結構大変らしいっていう点くらいではないでしょうか。
アメリカの議会運営もさることながら,日本の議会運営もこれから大変となります。日本でも,来年度の予算を通すためにどうするか,オバマ大統領同様,菅首相にも悩ましい日々が続くでしょう。
はたして,両者とも国民生活の安定に向けて「Yes,they can!」となるでしょうか?
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